価格：5,040円（通常版）
　　　7,140円（限定版）

　株式会社バンダイナムコゲームスは、ニンテンドーDS用ゲームinゲーム「ゲームセンターCX 有野の挑戦状2」の発売を記念し、福岡、大阪、東京の3都市で発売記念イベント「課長の約束手形ツアー2009」を開催した。

　「ゲームセンターCX 有野の挑戦状2」は、よゐこの有野晋哉氏こと有野課長がゲームのエンディングを目指し、ひたすらゲームにチャレンジするという人気番組「ゲームセンターCX」から誕生したタイトルの2作目。本作のゲームコンセプトは、ゲームの中でゲームをプレイするという「ゲームinゲーム」。本作には多種多様のゲームが登場するが、収録されているゲームは全て、どこか懐かしい感じがするオリジナルのレトロ風ゲームが中心となっている。

■ 社員旅行映像まで見られたファンにとってはたまらないイベント

　さて、前日から番組スタッフとともに福岡入りした有野課長はさっそくロケをこなし、28日は朝からイベント1回目、そして飛行機で移動して大阪で2回目のイベントを終え、さらに新幹線で東京入り。そのころ、東京会場はイベント会場がバンダイナムコゲームス本社だったため、1時間前に会場入りしたファンは、入口に設置されていたパックマン、そしてガンダムのフィギュアと記念撮影する人が多数いた。ステージ最後列には、本作の開発に携わった有限会社インディーズゼロのスタッフがずらっと勢ぞろいしていた。

　有野課長が到着するまでの前説は、番組ファンならおなじみの東島さん、谷澤さん、井上さんが登場。東島さんが出演した「ゲームセンターCXミュージアム」で公開された「たまにいくならこんなゲームセンター」の映像が再び上映されたが、それでも時間が足りず、さらに今年行なわれたというビーワイルドとガスコイン・カンパニーの合同社員旅行の模様が上映され、来場者の爆笑を誘っていた。

　そしていよいよ、有野課長とともに全国を回った番組プロデューサーの菅さんが登場、阿部カメラマンによる撮影がスタート、須田さんとともに会場入り。続いて、東島さんら前説組と、浦川さん、岐部さんが壇上に上がり、有野課長を呼び込んだ。早速、お約束の課長のスケッチブックでのレポートが開始された。課長一行は、移動中にもブログではスタッフがみんなで「ゲームセンターCX 有野の挑戦状2」をもくもくとプレイしている様が掲載されており、有野課長は「課長は名探偵 前編」に挑戦中。さらに、ゲームトレーニングツール「くぐれ! ギリジャンMAX」でも課長どまりという報告があった。また、浦川さんの結婚が改めて報告され（これから入籍だそう）、そして東島さんの結婚が報告された。

　また、シーズン11は4月から火曜日スタート。そして、その前に2時間の生放送が行なわれることが発表された。そして、イベントの本題である約束手形のプレゼントとなった。色紙だけでなく、Tシャツなどの「ゲームセンターCX」グッズに手形を押してもらう来場者が多かったが、お気に入りのギターやWiiなどを持ち込んだユーザーもいた。さらに、「有野の挑戦状3を作ること」といった宣言状なども持ち込まれ、「押しとくわ！」と勢いで課長が手形を押すシーンもあった。そして、生放送に出演すべく20時きっかりに手形プレゼントコーナーは終了（来場者の協力があればこそ）し、有野課長は会場を後にした。

　最後に、石川祝男バンダイナムコゲームス社長のメッセージが読み上げられ、どんぶりに出演者のサインが入ったものが1名、さらにスタッフの名刺がプレゼントされるプレゼントコーナーが行なわれた。お題は「ギリジャンMAX」で専務以上の記録を持っている人。その中で、スコア順に1位からどんぶり、2位以下は好みの出演者の名刺をもらえるということになり、1位は8万点を超えるという激戦となった。

遅れて会場入りした有野課長。長旅の疲れも見せず、スタッフのこぼれ話を披露。そのまま手形をプレゼントするコーナーへと突入した
イベント後にフジテレビの生放送に出演するため、後のスケジュールがキツキツだった課長だったが、来場者の協力により、きっちりスケジュール通りにイベントが終了。管プロデューサーの仕切りでプレゼントコーナーが行なわれた。ゲームの開発に携わったインディーズゼロの鈴井社長によれば、「ギリジャンMAX」でコイン30個を獲得すると登場する「ハッピーマン」は石川社長の名前をもじったもの、「有野は名探偵」に登場する「ゲームセンターCX工業」の工場のモチーフは、バンダイナムコゲームスのすぐ隣にある工場がモチーフになっているとのこと

■ マル秘情報満載「ゲームinお助け要素」を公開

　発売直後ということで既にプレイしている人も多いと思うが、今回は前々回、前回に引き続き本作に収録されているゲームの情報をお届けする。さらにプチ情報としてお助け要素の情報も併せて紹介していく。

【「スーパーデーモンリターンズ」】

【ゲーム内架空設定】
ソフト名	スーパーデーモンリターンズ	発売日	1992年9月27日
発売メーカー	DEGOICHI	カセット	専用形状/色：灰色ツートン
ハード	スーパーゲームコンピューター	容量	16Mbit
ジャンル	横スクロールジャンプアクション	価格	8,800（税別）円

イメージイラスト

　遊びの基本は踏襲しながらも、あらゆる要素が大幅に進化した、ゲームコンピューター用ゲーム「デーモンリターンズ」の続編となるタイトル。ステージは全方向にスクロールする広大なものとなり、新たなギミックや隠しアイテムなどが配置され、より攻略性の高いジャンプアクションが楽しめるようになった。

　また、スピンクローを上下左右に放てるようになり、広範囲を攻撃できる新技・スーパースピンクローが追加されるなど、アクションの爽快さもパワーアップしている。

【ストーリー】
冥界の女王を倒し、無事にお姫さまを助け、人間の姿に戻れた青年は、 お姫さまと平和な時間を過ごしていました。 　そんな、ある日……。 　幸せの丘でお姫さまと2人で楽しい午後のひとときを過ごしていると……!? 　突然、倒したはずの冥界の女王が現れて、 再び青年を魔法で悪魔の姿に変えて、お姫さまをさらっていきました！ 　冥界の果てに飛ばされた青年は、お姫さまを助けるために女王の城を目指します。 2度目の冒険が今、始まったのです……!!

【スクリーンショット】
【ゲーム中設定】日本中に一大旋風を巻き起こした、北海道のソフトメーカー・デゴイチ発のジャンプアクションゲーム「デーモンリターンズ」の続編として、スーパーゲームコンピューターで発売された。当初はハードと同時発売を目指していたが、すべてのデモリタファンに納得してもらえるものになるまではと、デゴイチが妥協を許さず、開発期間を延長。一切の情報をリリースすることなく水面下で開発を進め、ハード発売から約1年半後に、満を持して完成披露を行なった

■ プレイに役立つマル秘情報が満載「ゲームinお助け要素」

　本作に収録されている全てのゲームには、取扱説明書が付属されている。挑戦したいゲームカセットを選択すると、「ゲーム開始」、「説明書を見る」、「挑戦状の詳細」、「やりこみ記録」を選ぶことができる。この中の「説明書を見る」を選択することで、各ゲームの取扱説明書を見ることができる。

【取扱説明書】
＜ゲーム内設定＞
取扱説明書には、基本操作方法（各ボタンの役割）が載っているほか、画面上の表示物に関しての説明なども詳しく書かれている。挑戦前に一度は目を通しておくといいだろう

　ありの少年の部屋でメニューを開くと、その中に「雑誌を見る」という選択肢が登場する。この「雑誌を見る」を選択すると、ゲーム内の架空ゲーム雑誌「ゲームファンマガジン」を読むことができる。この雑誌は、ゲームが登場する時間の流れと共に新刊が発行され書棚のラインナップが増加していく。登場するゲームソフトの開発情報や攻略・裏技情報などが書かれており、ゲームを攻略する上で役立つ情報が満載となっている。

【ゲームファンマガジン】
ゲームファンマガジンには、「ゲームセンターCX」番組内で登場する歴代ADや構成作家など、関係者が編集担当として登場する。ファンなら思わずニヤリとしてしまうだろう

(C)FUJI TELEVISION (C)2007 2009 NBGI

□バンダイナムコゲームスのホームページ
http://www.bandainamcogames.co.jp/
□バンダイナムコゲームスの家庭用製品公式サイト
http://www.bngi-channel.jp/
□「ゲームセンターCX 有野の挑戦状2」のホームページ
http://www.bandaigames.channel.or.jp/list/gamecenter_cx/
□関連情報
【2月6日】バンダイナムコ、収録されているゲームを一挙公開
DS「ゲームセンターCX 有野の挑戦状2」」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20090206/cx2.htm
【2008年11月28日】バンダイナムコ、ゲーム魔王アリーノー復活!!
DS「ゲームセンターCX 有野の挑戦状2」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20081128/cx2.htm
【2008年10月12日】バンダイナムコブースレポートその1
「ゲームセンターCX2」はアドベンチャーやパズルが登場
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20081012/nbgi1.htm

(2009年2月28日)

[Reported by 佐伯憲司 / 志賀康紀]