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【連載第8回】あなたとわたしのPCゲーミングライフ!!


佐藤カフジの「PCゲーミングデバイス道場」

レースゲームのマストアイテム「ハンドルコントローラー」を選ぶ
PC専用から、ゲーム機共用可能な製品まで4製品をチェック

色々な意味で業界の「最先端」を走る、PCゲーミングの世界。当連載では、「PCゲームをもっと楽しく!」をコンセプトに、古今東西のPC用ゲーミングデバイスに注目して、単なる新製品の紹介にとどまらず、競合製品との性能比較や、新たな活用法の提案、果ては改造まで、様々なアプローチで有益な情報をご提供していきたい。


■ ハンドルコントローラーで極上のドライビング体験を

ハンドルでプレイするレースゲームは、極上の体験だ
シム系のタイトルでは、ハンドルから伝わるフィードバックが重要なドライビングインフォメーションとなる
 レースゲームは、ゲームジャンルにおける一大勢力である。オンラインタイトルからパッケージタイトル、アーケード系からシミュレータ系まで、PCで遊べるレースゲームは幾多に及び、レースゲームばかりを遊ぶという愛好者も多い。中でもPCプラットフォームで根強い人気を誇るのが、シミュレータ系のジャンルだ。

 このジャンルにはSIMBINの「GTR」シリーズ、ISIの「rFactor」といった、最高クラスのタイトルが定期的に供給されており、まさにPCプラットフォームの独壇場といえる世界になっている。また、ややアーケードよりの分野でもCodemastersの「RACE DRIVER GRID」など、優良なタイトルに事欠かない。最近では「Level-R」など、オンラインプレイを前提とした、シム系・アーケード系のハイブリッドタイトルも登場しつつある。

 こういったタイトルに共通するのは「走り」そのものの面白さ、「車を操縦する」ことの楽しさを追求していることだ。ゲーム内容のほとんどが車の動きに注がれており、エンジン、ギア、タイヤ、そして路面との関係から生まれる、様々な挙動そのものに膨大な情報量が潜んでいる。

 そういったタイトルをキーボードやジョイパッドで操作するというのは、非常にもったいないことだ。車の挙動を完全に制御し、なおかつ最高のドライビング体験を得るためには、やはり実車と同じハンドル型のコントローラで望みたい。

 それでこそ可能になる、繊細で正確なステアリング制御、荷重移動を駆使したコーナリング、ダイナミックなドリフト。どれをとっても、入力のスキームを現実の車と同様にすることで、ゲームから得られる体験が全く異なるものに変貌するわけである。

 また、ゲーム中の車両との一体感を促すハンドルコントローラーは、最近ではフォースフィードバック機能が標準装備になっており、これがキーボード操作やゲームパッド操作と決定的な違いを演出する重要な要素になっている。というのは、フォースフィードバックは単に「ガタガタ揺れる」だけでなく、タイヤからハンドルに伝わる抗力もシミュレーションできるからだ。

 これより、ハンドルコントローラーを使うプレーヤーは、路面状況だけでなく「タイヤの向きたがっている方向」をも、瞬時に把握することができる。おかげで、コーナーリング時にトラクションを最大限に生かす舵角制御や、スライド中のカウンター角を素早く正確に入力でき、ドライビングの質を向上できる。それを体で感じられるのは、本当に濃密な体験だ。

 ハンドルコントローラーを使えば、そういった極上のドライング体験を楽しめる。今回はそれを実現してくれるハンドルコントローラー製品を4つ取り挙げて、その中からベストチョイスを見つけてみたい。

【今回のラインナップ】
G25 Racing Wheel
発売元:ロジクール
Driving Force GT
発売元:ロジクール
Saitek R440
発売元:MSY
Xbox 360 ワイヤレスレーシングホイール
発売元:マイクロソフト



■ もうすぐ入手不可に? 空前絶後の最強レーシングホイール「G25 Racing Wheel」

【G25 Racing Wheel】
開発元:Logitech
発売元:ロジクール
価格:37,800円(ロジクール直販価格)
発売日:2007年12月13日(発売中)
対応機種:PS3 / PC(Windows XP/Vista)
備考:6速マニュアルシフト、クラッチペダル付き
  ドライバは海外公式サイトからの入手が必要

ステアリングユニット
シフトレバーユニット
ペダルユニット
 今回ひとつめにご紹介したいのは、ロジクールから発売された最高スペックのハンドルコントローラー「G25 Racing Wheel」だ。この製品は日本国内ではプレイステーション 3用の周辺機器として売られているが、海外版パッケージではプレイステーション 3/PC両対応として流通しており、海外サイトで提供されているPC用ドライバを導入することでPCでも使うことが可能だ。

 ドライバのダウンロードは、米国Logitechのサポートページもしくは、Logitechのゲーミングプロダクト開発チーム「Wingman」のオフィシャルサイトのダウンロードページにて行なえる。必要になるのは「Logitech Gaming Software」というもので、ロジクールのゲーミングプロダクトのドライバは、全てこのソフトウェアに統合されている。次に紹介する「Driving Force GT」でも同じドライバが利用可能だ。

 「G25」は、ご覧のとおり、ハンドル、ペダル、シフトレバーユニットの3ピース構成となっており、それぞれのパーツの作りが非常にハイクオリティだ。机に固定するためのパーツの作りも非常にしっかりしており、がたつき、ズレなどが全く生じず、集中したドライビングを楽しめる。

 まず特筆すべきはその機能性。ハンドル部には回転角900度(およそ2回転半)のフォースフィードバックステアリングホイールが採用されており、握りの部分は高級感漂う本革製だ。ペダル部にはステンレス製素材を採用しており、クラッチペダル付きの3ペダル構成となっている。シフトレバーユニットにはH型の6速マニュアルシフトが装備されており、さらに多数のボタンが配置されている。

 これらの構成により、「G25」では、PC用の本格ドライビングシミュレータである、SIMBINの「GTR」シリーズ、ISIの「rFactor」といったタイトルでマニュアルシフト操作のリアルな体験が可能だ。独特のシリンダー型スプリングでスムーズな操作を可能にする3つのペダルを使い、左足ブレーキ、ヒール・アンド・トゥといったシフトチェンジのテクニックも自然に実行できる。
コントロールパネルでロック・トゥ・ロック角度など様々な設定ができる
 また、オートマ志向のプレーヤーにとっても、「G25」のハンドル部は魅力的だ。2つのフォースフィードバックモーターで駆動する本製品のハンドルは、正確で緻密、しかも強力なフォースフィードバック効果を与えてくれる。このパワーは、「GRID」のようなタイトルでドリフト走行をする際に役立つ。ハッキリとしたフォースフィードバック効果で「タイヤが向きたがっている方向」がわかるため、適切なカウンター角を入力できるのだ。

 さらに、ハンドル部の最大回転角(ロック・トゥ・ロック)が最大900度となっている上、ドライバのコントロールパネルでユーザーの好みに実際の回転角を設定することができるのも嬉しい。ツーリングカータイプのゲームでは回転角を大きく設定して臨場感を高め、フォーミュラカー系のゲームでは狭く制限してクイックな操作を実現できる。また、ハンドル入力の精度は極めて高く、操作が不安定になることはまずない。

 「G25」の唯一の弱点を挙げるとするならば、ハンドル部のボタン数が少ないことだろう。正面に2ボタン、背面にシフトパドルが2つというボタン構成は、ブーストや特殊スキルの発動といったアクションゲーム的要素のあるアーケード系レースゲームでは少々物足りない。だが、本製品の仕様は明らかに「ガチガチのレースシムで使って欲しい」という方向を向いているので、実際の使用シーンでは問題にならないだろう。

 本製品は、今回使用した全ハンドルコントローラーの中で、もっとも高い満足感を得ることができ、間違いなく最強の一品と言える。ただ、惜しむらくは、本製品は既に生産が終了しており、流通在庫のみとなっているところだ。現在でもときおりショップで見ることができるので、最強のハンドルコントローラーが欲しい人は急いでゲットしてほしい。

ハンドル部のボタンは少ないかわりに、単なるゲーミングデバイスとしての水準を超越した質感を備えている。固定部品は2カ所にあり、ガッチリと机に固定できる。フォースフィードバックは非常に強力、そして繊細であり、路面とタイヤの状況を的確に伝えてくれる。それがプレーヤーのドライビングテクニックを確実に向上させてくれる

シフトレバーは6速設定のほか、ダイヤルを回すことで上下2方向のスイッチに変えることもできる。クラッチつきのフットペダルはステンレス製で、スムーズかつ手応えのある操作が楽しめる。文句のつけようがない出来だ


■PS3/PC両対応のスタンダードモデル。性能、流通量、価格ともに最良の選択肢「Driving Force GT」

【Driving Force GT】
開発元:Logitech
発売元:ロジクール
価格:17,800円
発売日:2008年6月12日(発売中)
対応機種:PS3 / PS2 / PC(Windows XP/Vista)
備考:ドライバは海外公式サイトからの入手が必要

ハンドルユニット
大量のボタン類を装備。ゲームの操作で足りなくなることはまずない
 次にご紹介する「Driving Force GT」は、ロジクールが現在販売するハンドルコントローラーの主力製品だ。「G25」と同じく国内ではプレイステーション 3用として販売されているが、「G25」と同様にPCでも完璧に活用できる。また店頭在庫も豊富で、実売価格14,000円程度から入手が可能なので、今、最もお手頃かつスタンダードな製品と言えるだろう。

 プレイステーション 3向けの最新モデルということで、ハンドル部には沢山のボタン類が装備されている。しかしPCでは「PS」ボタンと「+−」ボタン、ダイヤル式入力装置(赤いダイヤル)が使えず、それらを除いた18ボタンのみが利用できる。いくつか使えないボタンがあるとは言っても、ゲームの操作において困ることはない。

 ハンドル部の作りは「G25」と同じくロック・トゥ・ロックが最大900度で、コントロールパネルで自由に設定ができる。フォースフィードバックエンジンは少々甲高い稼働音が気になるところだが、そのパワー、精度に関しては「G25」と同等のレベルを提供している。これにより、ドリフトのカウンター角や、コーナリング時の「スリップ直前の舵角」を的確に感じ取ることが可能となっている。また、シフトレバーは上下入力のみ可能な2スイッチとなっている。

 それでは、「G25」との違いはどこかというと、ペダル部だ。ここはプラスチック製の2ペダル構成という標準的な作りで、一般的なハンドルコントローラーと比べて可もなく不可もなくというところ。とはいえ、ヒール・アンド・トゥのような操作をしたい本格派ドライバーでなければ、不満を感じることはないだろう。

 本製品はペダル部を除けば出色の出来で、筆者が実際に使用しての満足度は「G25」に次ぐものだった。特に900度のロック・トゥ・ロック角度による、正確無比なステアリング操作、そして、強力なフォースフィードバックエンジンによって路面とタイヤの状況が的確に伝わってくる機能性は、「G25」に匹敵する。しかも、ハンドル部に大量のボタンが装備されていることによって、あらゆるゲームで快適な操作が可能と、死角はほとんどない。

 これからハンドルコントローラーを使ってゲームをしようというPCゲーマーには、真っ先にお勧めしたい製品だ。店頭在庫は豊富で入手製も良好なので、是非ゲームショップのプレイステーション 3コーナーに立ち寄り、本製品をチェックしてみて欲しい。
ハンドルの特性は「G25」に近い上、たくさんのボタンを備えることもあって機能性には全く不満がでない作りだ。机への固定も非常にしっかりしており、ドライビングに集中できる

ペダルユニット。アクセルは軽め、ブレーキは重めのスプリングテンションが設定されており、操作性は悪くない。だが、、全体の重量が軽く、操作時のズレを生じやすい。もうすこし重厚感のあるデザインなら完璧だった


■ 機能は物足りない部分もあるが、安価さが最大のウリ。Saitek「R440」

【Saitek R440】
開発元:Saitek
発売元:MSY
価格:9,800円
発売日:2007年2月15日(発売中)
対応機種:PC(Windows XP/Vista)
備考:後継モデル「R660」にモデルチェンジ中

ハンドルユニット。全体がコンパクトにまとめられており、取り回しがよい
ペダルユニットは個性的な形状をしており、少々の慣れが必要
 英国に本拠を置くPCゲーミングデバイスメーカーSaitekからは「R440」を取り上げたい。国内ではMSYが正規代理店を務めており、売価は1万円以下と、ハンドルコントローラーの中では群を抜いて安価な価格設定となっている。それでいて、フォースフィードバック機能はしっかり搭載しており、お買い得そうな製品である。

 ただ、安価な製品ということもあって、全体のつくりは少々「おもちゃっぽい」感じである。机に固定するための器具もあまり堅牢な作りとは言えず、固定点が1点だけとなるため、激しい操作を行なうと若干の「ズレ」が生じ、気を遣いながらプレイすることになる。

 ハンドルに装備されたボタン数は、表面に4つ、背面にシフトパドルが2つの計6個。メニュー操作などをキーボードで行なえば大方問題はない構成だ。

 ハンドルのロック・トゥ・ロック角度は180度固定で、かなり狭めだ。このため、操舵量に対するゲームへの入力も大きめで、正確性に欠けるのが弱点。ゲームタイトルの中に、高速走行時にステアリングの入力量を制限する機能があれば必ず使用すべきだろう。

 また、ハンドル部のフォースフィードバックエンジンは、パワーは充分ながら、解像度が足りず、大ざっぱな感じを受けた。「GTR2」や「GRID」というタイトルで入念に使用してみたが、路面の情報はなんとなく伝わってくるものの、タイヤの状況が的確にわかるというレベルではなく、「G25」などに比べると操作が不安定になりやすい。

後継機種「R660」。近いうちに国内発売予定だ
 特徴的な形状のペダル部は、「押し込む」というより、「踏む」という操作に特化している。スプリングはかなり軽いので、正確なアクセル・ブレーキコントロールを行なうためには、ある程度の修練が必要だ。明確なメリットといえば、この形状によるコンパクトさだ。他のハンドルコントローラーに比べてずっと少ない体積で、設置、収納の取り回しが非常に楽である。

 ちなみに本製品は、販売代理店のMSYによると既に販売を終了しており、現在、次世代モデルの「Saitek R660」を準備中であるとのことだ。「R660」は本製品の特徴を引き継ぎつつ若干のパワーアップを行なった製品で、海外では既に販売中である。MSYによると日本での販売時期は「近日中」とのことで、価格は「R440」と同じ水準にしたい意向のようだ。

Saitekらしい、といえばそれまでだが、全体的に漂う「おもっちゃっぽさ」は拭えない。ただ、1万円以下という価格でフォースフィードバック付きのハンドルコントローラーが得られるというメリットは捨てがたいところ


■Xbox 360/PC両対応のスタンダード「Xbox 360 ワイヤレス レーシング ホイール」

【Xbox 360 ワイヤレス レーシング ホイール】
開発元:Microsoft
発売元:マイクロソフト
価格:9,975円
発売日:2007年5月24日(発売中)
対応機種:Xbox 360 / PC(Windows XP/Vista)
備考:別途「マイクロソフト ワイヤレス ゲーム アダプター」(生産終了)が必要

ハンドルユニット。ワイヤレスで使えるのが大きなメリットだ
ペダル。スプリングテンションが非常に軽いため、正確な操作には神経を使う
 最後にXbox 360のオフィシャルハンドルコントローラーである「マイクロソフト Xbox 360 ステアリング ホイール」をご紹介したい。これはご存じの通りXbox 360用の製品であるが、別売の「マイクロソフト ワイヤレス ゲーム アダプター」を使えばPC用コントローラとして利用が可能だ。

 しかし、問題がひとつある。「ワイヤレス ゲーム アダプター」は、正式発表は行なわれていないものの、すでにワールドワイドで生産・販売が終了してしまっているのだ。その代わりとして、海外では「Wireless Xbox 360 Controller for Windows」という、無線レシーバーを同梱した無線ゲームコントローラーのパッケージを販売している。これは日本円にして5,000円ほどになるため、ハンドルコントローラーと合わせて買うと15,000円ほどになり、PC用の選択肢としては若干割高になる点に注意が必要だ。

 なお、Wireless Xbox 360 Controller for Windowsの日本での販売は今のところ予定していないという。つまり、PCで利用するには海外通販に頼らねばならない時点で、もはや入手性の点では他製品に一歩も二歩も後れを取る本製品だが、Xbox 360のオフィシャル製品ということで、性能に関しては満足できる水準にある。

 ハンドルのロック・トゥ・ロック角度は270度で、このカテゴリの製品としては充分な精度を確保しているほか、フォースフィードバックエンジンは落ち着きを感じる、滑らかな挙動だ。「G25」ほどのパワーや明瞭さは感じないものの、精度はそれなりに確保されており、タイヤの状況を充分に把握することができる。さすが「標準」仕様といったところだろう。

 ボタン構成は、Xbox 360に準拠するだけあって、ほとんどのゲームで有り余るほどの数を装備している。もちろん、PCでは中央のシステムボタンは利用できないが、それでもシフトパドルを含めて14個のボタンが利用可能であり、ゲーム中に困ることはまずないだろう。

 その一方でやや残念なのが、ペダルユニットの作りだ。アクセル、ブレーキの2ペダル構成を取っており、形状は問題ないものの、スプリング強度が非常にゆるく、軽すぎるために、操作が大ざっぱなものになりやすい。正確なコントロールのためには、相当集中して足首の角度を調整しなければならず、足の重さをペダルに預ければ即、ベタ踏みとなる。もう少しスプリングが強ければ……といったところだ。

 また、弱点としては、筐体のサイズがあまりにも大きいことと、机に固定するためのパーツの固定点が1点だけで、激しい操作をするとズレが生じやすいところが挙げられる。

 だが、PCとXbox 360の両方を使うハイブリッドなゲーマーにとっては、これ1台で両プラットフォームをまかなえるという魅力がある。また、ワイヤレスのおかげで机周りがゴチャゴチャせずに済むという大きなメリットがあるので、このあたりをどう評価するかが本製品のポイントになってくるだろう。

筐体サイズがやたらに大きいことと、固定が甘いのが弱点。Xbox 360と共同利用できることを考えればメリットの大きい製品だけに、「ワイヤレス ゲーム アダプタ」の販売停止は非常に残念なニュースだ


■ PC用ハンドルコントローラーの選択は難しい

 以上ご紹介したように、4製品のうち3製品までが、「コンシューマゲーム機用」として売られている。このことで、PCゲーム向けの選択肢はほとんどないと見てしまいがちだが、実際は、ゲーム機とPCに両対応する製品がほとんどなので、それなりに選択肢は用意されている。

 ただ、PC、コンシューマを問わず、ハンドルコントローラーそのものの入手が難しくなりつつあるのは事実だ。「G25」は生産終了で在庫限りの販売、「Xbox 360 ワイヤレス レーシング ホイール」は、PCで利用するための無線アダプタが販売終了済みと、実情は厳しい。このため、結論も消去法で行かざるを得ず、入手性・性能・価格のバランスにおいて現状でベストといえるのはロジクールの「Driving Force GT」ということになるだろう。

 PC専用のチョイスとしては、今後MSYから国内発売が予定されているSaitekの「R660」のほか、ThrustMasterの「RGT Force Feedback Pro Clutch Edition」、Fanatecの「PORSCHE 911 turbo WHEEL」など欧米のメーカーが販売している海外製品なども選択肢に入れるべきかもしれない。

 今回、PC用のハンドルコントローラーについて調査して実感したのは、モノの少なさではなく情報の少なさだ。それだけにベストな選択をするのは難しい。1番いいのは、身近に「経験者」を持つことだが、それがかなわないなら、PCゲーム関連のショップサイトをチェックしたり、レースゲーマーの集まるコミュニティ掲示板を閲覧してみたりと、アンテナ高くして、積極的に情報を集めることだ。

 PC用のレースゲームやドライビングシミュレーターは出来が良い物が多く、そこまでの努力を投じてでも最高のハンドルコントローラーを使ってプレイする価値がある。是非一度、その醍醐味を体験して欲しい。


(2009年2月26日)

[Reported by 佐藤カフジ]



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