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「AOU2009 アミューズメント・エキスポ」ブースレポート
AMI、AQインタラククティブ、アトラス、ケイブ、コナミ、タイトー、バンダイナムコゲームス、ホープ編

2月20日~21日 開催(20日は会員招待日)

会場:幕張メッセ

入場料:大人、中高生1,000円(特別割引券使用で700円)
    ※小学生以下、60歳以上は無料


 社団法人全日本アミューズメント施設営業者協会連合会(AOU)は、2月20日、21日に、千葉・幕張メッセにて、アミューズメント機器の展示会「AOU2009 アミューズメント・エキスポ」を開催する。開催時間は10時から17時まで。一般入場は21日のみ可能で、入場料は1,000円(特別割引券使用で700円)。小学生以下および60歳以上は無料。

 ここでは、AMI、AQインタラククティブ、アトラス、ケイブ、コナミ、タイトー、バンダイナムコゲームス、ホープといった各社のレポートをお届けする。


■ AMI

デモンブライド

 2008年のアミューズメントマシンショーで映像出展だった新作2D対戦格闘ゲーム「デモンブライド」が実機で出展された。各キャラクターは契約者であり、ブライドと呼ばれる天使や悪魔と共に戦う。今回のショーでは、10キャラクターが使用可能となっていた。

 操作は1レバー+4ボタン(Aボタン:弱攻撃、Bボタン:強攻撃、Cボタン:射撃、Dボタン:ダッシュ)。射撃ボタンというのは格闘ゲームとしては珍しいのではないだろうか。

 体力ゲージ以外に、射撃・ダッシュなどに使用され、時間と共に回復する「ブライドゲージ」、フォースアクションに使用され、攻撃や防御をすると増加する「フォースゲージ」があり、これらのゲージをうまく使いながら戦うことになる。射撃ボタンの存在やダッシュによる相手の射撃無効化など、新たな試みが実装されている。2009年稼動予定。

(C)2008 EXAMU Inc.

SkoPRO(アイドルパラダイス)

 AMI、株式会社サクセス、SKonecら3社によるWindows OSベースの新システムボード。実機の出展が間に合わなかったため、今回は仕様のみ発表したという。

 実際の製品は、外形135mm×336mm×280mm、総重量5kgとコンパクトなサイズになる予定。15kHz、31kHzモニターに対応し、OSはWindows XP Embeddedと、こちらも手堅い仕様。

 第一弾は、現在稼動中のリアルタイムパズルゲーム「ドラゴンダンス」。ブースには、それとあわせてSKonec第2弾タイトル「動画でパズル アイドルパラダイス」がプレイアブル出展されていた。10人のアイドルが登場するパズルゲームで、特徴はゲーム中の画面が動画で、プレイする際は“そのまま動く”こと。動画は竹書房より発売中のアイドルDVDから提供を受けているという。2009年発売予定。

□AMIのホームページ
http://www.ami-toy.co.jp/
□デモンブライドのホームページ
http://www.examu.co.jp/dmb/


■ AQインタラククティブ

ひぐらしの哭く頃に 雀

 実機出展となった「ひぐらしのなく頃に」シリーズのアーケード用麻雀ゲーム「ひぐらしの哭く頃に 雀」。原作者「竜騎士07」が監修のオリジナルシナリオが展開する2人打ちでイカサマ有りの麻雀ゲームとなっている。

 キャラクターボイスがアニメと同じ声優だったり、牌を動かすアニメーションの緻密さなどに開発スタッフのこだわりを感じた。原作ファン納得の出来になりそうだ。

 ティザーサイトもオープンしており、壁紙やキャラクターボイスのダウンロードのサービスも行っている。気になる方はアクセスしてみて欲しい。今夏稼動予定。レバー+ボタン、麻雀パネル両対応。

【ロゴ】【ビジュアル】

【キャラクター】
竜宮レナ 園崎魅音 前原圭一

【スクリーンショット】


(C) 竜騎士07 /07th Expansion/ (c)2009 AQ INTERACTIVE INC.

□AQインタラククティブのホームページ
http://aqi.co.jp/
□「ひぐらしの哭く頃に 雀」のホームページ
http://aqi.co.jp/product/higurashi_jan/am/index.html


■ アトラス

豪血寺一族 先祖供養

 あの豪血寺一族シリーズの最新作「豪血寺一族 先祖供養」が実機で出展。今回も、一族の一族による一族のための闘いが繰りひろげられる。操作は1レバー+4ボタン(Aボタン:弱パンチ、Bボタン:弱キック、Cボタン:強パンチ、Dボタン:強キック)。

 新システムとして、ストレスメーターを実装。ダメージを受けたり、攻撃をガードされると最大3ゲージ分まで上昇する。1ゲージ分溜まるときの行動により、効果が異なる仕様になっている。攻撃中に1ゲージたまると「煩悩開放」となり、攻撃力が一定時間上がる。防御中に1ゲージたまると「怒り爆発」となり、あらゆる相手の攻撃をはじき返す。また、このストレスメーターは、1ゲージ消費でガードキャンセル攻撃・ストレスシュートができ、2ゲージ消費で一発奥義が発動できる。

 新キャラクターとして大山凛、破鳥匠のイラストも公開されていた。名前からして、大山礼児、破鳥才蔵と関係がありそうだ。他にも新キャラクターの追加を予定している。従来のシリーズからのキャラクターは、大山礼児、陳念、キース・ウェイン、ホワイト・バッファロー、アンジェラ・ベルテ、豪血寺お種、花小路クララの参戦が確定しているようだ。今夏稼動予定。開発度30パーセント。

(C) ATLAS CO.,LTD.1993,2009

□アトラスのホームページ
http://www.atlus.co.jp/


■ ケイブ

デススマイルズII - 魔界のメリークリスマス

 ケイブの人気横スクロールシューティングゲーム「デススマイルズ」の続編「デススマイルズII - 魔界のメリークリスマス」がAOUショー用特別版として実機出展された。  基本となる操作方法は前作同様に1レバー+3ボタン(Aボタン:左ショット、Bボタン:右ショット、Cボタン:ボム)。前作であったボタンを押し続ける攻撃の効果が変わっていた。

 1つ目が使い魔モード。AorBボタンを押し続けると使い魔から魔方陣が展開し、魔方陣内に敵が入ると、敵にレーザーを発射して攻撃する。この攻撃は威力が高く、耐久力の高い敵に対して有効な上、画面奥にいる敵にも攻撃が可能となっている。ただし、自機の動きが遅くなってしまうデメリットがある。

 2つ目が結界アタック。A・Bボタン同時に押し続けると自機から結界が出て、敵が結界内に入ると、敵をマーキングしていく。マーキングしていくと結界は小さくなっていく。ボタンを離すor結界が最小になるとマーキングした敵に使い魔が体当たり攻撃をする。こちらも威力の高い攻撃だが、A・Bボタンを押し続けるため、通常のショットが撃てなくなるので、使いどころに注意したい。

(C) 2009 CAVE CO.,LTD.ALL Right reserved.

お祭りやさん「元祖! たこやき」、「きんぎょすくい」

 お祭りの屋台をモチーフにしたゲーム。タッチパネルを採用したコンパクトな筐体が印象的。

 シリーズ第一弾の「きんぎょすくい」は、画面内を泳ぎ回る金魚をポイですくいあげる。ポイは、タッチペンで触れたところから少し先に出現。このあたり、金魚を直接タッチさせるのではなく、手元ですくいあげる本来の動作に近い感覚を模しているのだろう。開始時に難易度を選ぶことができ、ゲーム終了時に表示されるQコードを使って、取った金魚をケータイで飼えるという、ちょっと変わったフィーチャーが盛り込まれている。

 第二弾の「元祖! たこやき」は、矢印をなぞってたこやきを回すゲーム。画面左上に出現する「チャンスたこ」をタッチして全部いっぺんに回したりと、すばやく回してたくさん焼き上げる。一定数を焼くと「ジャボたこやき」が出現。これは回すのではなく、タッチペンでひたすら連打。

 本作最大の特徴は「業界初!」という“ソースの香り”が筐体手前のスロットから匂ってくること。たこやきの匂い発生装置が搭載されており、たくさん焼くほどソースの香ばしい匂いが周辺に充満する。思わず「これ、どんな仕組みになってるんですか?」と広報氏に質問すると「企業秘密です」とニンマリ。こちらもゲーム終了時に表示されるQコードで、焼いた数に応じてケータイで認定書がもらえる。とにもかくにも、風変わりなゲームだ。

【元祖! たこやき】「きんぎょすくい」


(C)2008 CAVE CO.,LTD.ALL Right reserved.

□ケイブのホームページ
http://www.cave.co.jp/
□「デススマイルズII - 魔界のメリークリスマス」のホームページ
http://www.cave.co.jp/gameonline/deathsmiles2/
□お祭りやさん「元祖! たこやき」のホームページ
http://www.cave.co.jp/gameonline/takoyaki/
□お祭りやさん「きんぎょすくい」のホームページ
http://www.cave.co.jp/gameonline/kingyo/


■ コナミ

 今年のKONAMIブースはバラエティーゲーム「ザ☆ビシバシ」を隠し玉に、人気音楽ゲームシリーズや大型マスメダルゲームで手堅く構成されていた。来場者に「BEMANI」シリーズの楽曲を「着うた」で無料プレゼントするなどファンサービスも充実させていた。

ザ☆ビシバシ

 3つの大型ボタンを叩いてミニゲームを遊ぶ「ビシバシチャンプシリーズ」の最新作「ザ☆ビシバシ」。モニターがワイド画面対応となり、操作系統も赤・青・緑の大型ボタンにスタートボタン兼用の「フィニッシュボタン」が追加された。「フィニッシュボタン」はミニゲームの締めとして使われることが多く、叩きまくりの快感の中に緊張感のあるゲーム性となった。

筺体は3人同時にプレー可能。黄色のフィニッシュボタンが新しい


 今作ではゲーム開始時に3Dキャラクターのアバターを作成できる。ガチャ美やガチャ夫といったメインキャラクターだけではなく、「サイレントヒル」のロビー、「ポップンミュージック」のニャミ、「クイズマジックアカデミー」のガルーダ先生といったように他のタイトルのキャラクターも登場する。

二つのボタンで落ちてくるちくわを受け止める、ねこじゃらしで猫の注意を引くなど「ビシバシチャンプシリーズ」らしいゲームが満載 謎のMC「リチャード大橋三世」


会場では4台で12人の同時プレーイベントを開催
 今作はシリーズ初のe-AMUSEMENT対応機種となり、e-AMUSEMENTに接続すると最大4台で12人の同時プレーが可能となる。また、筺体中央にe-AMUSEMENT PASS用の非接触センサーが中央に搭載される予定。e-AMUSEMENT PASSを使用することでプレーデータを保存可能。全国ランキングへの挑戦やプレイキャラクターの増加など継続プレーが楽しめるようになるようになる。2009年夏稼働予定。

(C)2009 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.

クイズマジックアカデミー6

筺体周辺は入学のシーズンをイメージさせる桜が描かれていた
 全国オンライン対戦クイズゲームの最新作。キャラクターの立ち絵やビジュアルが新規に描き下ろされたために「お、ずいぶん雰囲気変わったな」という印象を強く受ける。クイズ自体も新規のタイプが多く、世界中で起きた最新の出来事が翌週にクイズ問題となって配信される「ニュースクイズ」が話題を呼びそうだ。

 クイズジャンルはこれまでの「雑学」が「ライフスタイル」と「社会」に、「学問」が「文系学問」と「理系学問」に分割。全国オンライントーナメントのステージ構成も「予習前後半戦」「準決勝戦」「決勝戦」となり、より多くのプレーヤーが次のステージに残れるようになっていた。2009年3月稼働予定。

清楚な雰囲気と落ち着いた声で語りかける新キャラクター「サツキ先生」。これまではユウというキャラクターの背後にいる幽霊だったのだが…… 単独正解ではオリジナルの立ち絵アニメがカットイン。購買部のリエルもプレーヤーキャラクターとなった


(C)2009 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.

投球王国ガシャーン おかわり!

 手元のゴムボールをスクリーンのマトに当てるだけというわかりやすいバラエティーゲーム。今作では新モードに「グループ対戦」が追加された。「グループ対戦」は4人の参加プレーヤーが2人ずつの赤組と白組に分かれ、協力しながら対戦できるというもの。e-AMUSEMENTを通じて、2カ月ごとに新規ゲームが配信されるのも嬉しい。2009年3月稼働予定。

画面の右と左に分かれ、互いの陣地にボールを投げ込むゲームが熱い!


(C)2009 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.

InfinityRings

 2つの巨大リングが重なったようなジャックポット機構が大きなインパクトを放つ「InfinityRings」。会場ではスロットゲームだけしか遊ぶことができなかったが、別のゲームを選択することもできるマルチゲーム性を採用している。同じステーションで二人同時プレー可能。2009年夏稼働予定。

スロットゲーム中のキャラクターのアニメーションも力が入っている


(C)2009 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.

SPINFEVER -第2章- 夢水晶と魔法のメロディー

 「スピンフィーバーシリーズ」の最新作。スロットゲーム中のリーチ演出やFEVERゲームでの期待感は前作以上。e-AMUSEMENT PASSを活用することで楽曲データをセレクトすることが可能など継続性も盛り込まれている。また、ゲーム音声とオリジナルソングの声優としてタレントの関根麻理さんが出演している。2009年春稼働予定。

まるで踊るように動き回るキャラクターも魅力的だ


(C)2009 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.

その他の出展機種

【pop'n music 17 THE MOVIE】【麻雀格闘倶楽部7.77(マージャンファイトクラブ スリーセブン)】
「ポリリズム」、「羞恥心」など話題曲が追加された音楽シミュレーションゲーム。今回のテーマは映画で、キャラクターの小道具やプレー中に映画撮影中のような演出が入る。2月26日稼働予定 「麻雀格闘倶楽部7」のバージョンアップ版。毎月の特定日に「配牌オープン卓(対局開始時の配牌が全員に見える)」、「千里眼卓(次巡のツモ牌が見える)」など麻雀ゲームならではの特別ルールを楽しめる。2月下旬稼働予定

【GuitarFreaksV6 BLAZING!!!!、DrumManiaV6 BLAZING!!!!】
ギターとドラムのシミュレーションゲームもついに6作目。会場ではプレーできなかったが、課題をクリアしてファンを増やす「QUEST MODE」が新規実装された。2009年4月稼働予定


(C)2009 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.

□KONAMIのホームページ
http://www.konami.co.jp/
□「AOU2009 アミューズメント・エキスポ 2009」の特設ページ
http://www.konami.jp/aou/index.html


■ タイトー

エレベーターアクション デスパレード

 「エレベーターアクション デスパレード」は、タイトーの名作アクションゲーム「エレベーターアクション」を題材にした、アトラクション型ガンシューティングゲームだ。ライトユーザー向けの“NO考”ブランドに属する作品ながら、エレベーターのドアを使ったギミックなど、さまざまなゲーム性が組み込まれている。

 基本的なゲーム性としては、従来あるガンシューティングゲームと同様に、ガンコントローラーで次々と現われる敵を狙っては撃ち、倒すことで進んでいくという内容。ガンの弾は12発装填と、やや多めとなっているが、撃った後は画面の外に向けてリロードする必要がある。そのほか、敵の頭部を撃つとヘッドショットとしてボーナスポイントが入ったり、撃鉄部分に配置されているボタンを押すと、フラッシュグレネードを使用して、敵の動きを一定時間スローモーションにできるなど、単純に撃つだけではないゲーム性となっていた。

 また、筐体にはエレベーターを動かす上下ボタンと、ドアの開閉ボタンが用意されている。AOUショーバージョンでは、上下ボタンは途中のルート選択に使用しており、上は難易度が低く、下は難易度が高いルートに進むようになっていた。ドアの開閉ボタンは、強敵からの攻撃を防御するイベントが発生時した際に使用し、時間内にボタンを連打することで、ノーダメージでピンチをくぐり抜けられる。

 サングラスにスーツ姿の敵を倒すと、アイテムケースに収められたファイルを入手できるなど、元となったの「エレベーターアクション」を知っている人ならば、思わずニヤリとさせられる演出にも注目してほしい。

ドアが閉まっても、上部にあるサブモニタに、ドアの外の状況やイベントシーンなどが表示されるため、ドラマティックな展開が途切れることはない


(C) TAITO CORPORATION 2008,2009 ALL RIGHTS RESERVED.

ミュージックガンガン!

 音楽ゲームとガンシューティングを組み合わせた、新感覚の“音シュー”ゲーム「ミュージックガンガン!」。リズムに合わせて、次々と現われる“音モンスター”を撃つと音符に変化し、うまく撃ち続けることでメロディを奏でられる点は、まぎれもなく音楽ゲームといえる。“音モンスター”を撃つ位置には円形のマーカーが表示されるようになっており、マーカーに表示される黄色のラインが消えるタイミングで撃てば、曲のリズムと合って高得点が得られるようになっていた。

 AOUショーバージョンでは、有名曲からオリジナル曲まで、全10曲が用意されており、難易度も3段階用意されていた。難易度が上がると、複数回ガンをヒットさせないと倒せない、盾を装備した“音モンスター”や、トリガーを引いたままガンでなぞることで倒せる、兜を装備した“音モンスター”も登場するため、シンプルながらやりごたえのあるゲーム性になりそうだ。

女性もターゲットにしているのか、パステルカラーを基調に可愛らしいキャラクターが表示されるデザインが印象的


(C) TAITO CORPORATION 2009 ALL RIGHTS RESERVED.

ホーンテッド ミュージアム

 「ホーンテッド ミュージアム」は、入り口のカーテンをくぐった暗室内に、80インチプロジェクターを採用した大画面モニターが配置されている、没入感が高いシアター筐体が特長のガンシューティングゲーム。

 広大な博物館の中、古代遺跡や水中、宇宙開発などさまざまなステージを舞台に冒険が繰り広げられる。各ステージは、最初にステージセレクトで選択できるため、ガンシューティングゲームが苦手な人でも、いろいろなステージを楽しめるようになっていた。

 ゲーム中に使うガンコントローラーは、暗闇の中ではステージを照らす懐中電灯になったり、光線銃やマシンガン、水中銃などの武器に状況に合わせて、自動的に切り替わる。それでいながら、リロードいらずで撃ち続けられるため、狙いをつけることに集中できるようになっていた。難しい操作を極力廃し、ライトユーザーでも気軽に楽しめる“NO考ゲーム”ブランドらしいゲーム性といえるだろう。

博物館内では、実際にガンコントローラーで狙った場所を、懐中電灯で照らすことができた


(C) TAITO CORPORATION 2009 ALL RIGHTS RESERVED.

その他の出展機種

【オッポポブーン!!】【ファンタジーコロシアム】
参考出展のため詳細は不明だが、筐体上のターンテーブルで腰をツイストすることで、リスのようなキャラクターの尻尾を振る、破壊の爽快感とフィットネスを融合したゲームになるようだ。アミューズメントスポットでゲームするだけで、たるんだお腹をシェイプアップできるかも!? 新型の4人用メダルプッシャーゲーム。ファンタジーをイメージした世界観で、中央の液晶パネルにスロットやリーチアクションなどを表示。ジャックポット時には、中央の聖杯から塔へメダルが注ぎ込まれた後、一気にフィールドに払いだされる豪快な演出が楽しめる


(C) TAITO CORPORATION 2009 ALL RIGHTS RESERVED.

□タイトーのホームページ
http://www.taito.co.jp/
□「AOU2009 アミューズメント・エキスポ」のホームページ
http://www.taito.co.jp/special/aou2009/


■ バンダイナムコゲームス

 巨大プライズマシン「ビックレナ」が目立つ株式会社バンダイナムコゲームスブース。「機動戦士ガンダム 戦場の絆」の次回バージョンアップ「REV.2.03」の先行試遊と、3月、4月に稼動を開始するタイトルを中心に出展されていた。

機動戦士ガンダム 戦場の絆

 次回アップデートバージョンとなる「REV.2.03」の先行体験が可能。出展台数は8台。

 3月中旬から、「全国勢力戦イベント」が開催されることも告知されており、全国都道府県を地球連邦軍、ジオン公国軍に分割、各勢力のミリタリーバランスゲージを共有し、勢力戦終了時のゲージ量の多さで勝敗を決する。イベントの戦場となるのは、「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」で舞台となった新マップ「北極基地」。このイベントに参加し、戦闘に勝利すれば、くじ引きがひける。くじに当たれば、各軍3タイプずつの新型モビルスーツが先行支給される。

 地球連邦軍は「ジム・ストライカー(ネメシス隊)」、「ジム・ガードカスタム」、「デザート・ジム」、ジオン公国軍は「ズゴックE」、「ザクII寒冷地仕様」、「ザクI(S)」のラインナップとなっている。

 スケジュールは、勢力戦を1週間、そして結果発表を1週間というセットで2回行なわれ、トータルで1カ月となる(2回目は軍を入れ替えて戦かうことになる)。東西の分け目は、新潟県、群馬県、埼玉県、山梨県、静岡県の縦のラインから西側、山形県、福島県、栃木県、茨城県、千葉県、東京と、神奈川県の縦のラインから東側となる。

「全国勢力戦イベント」の告知。全国を地球連邦軍、ジオン公国軍で2分し、それぞれの地域がミリタリーバランスゲージを奪い合う闘いとなる 「全国勢力戦イベント」の舞台となる「北極基地」のマップ。試遊もこのステージで行なわれる 「全国勢力戦イベント」で戦闘に勝利し、くじに当たれば先行支給でもらえる6機体。近接格闘型、近距離戦型、射撃型それぞれに用意されている。さらに試遊台では2機体が先行試遊できた


弐輪 -NIRIN-

 「弐輪 -NIRIN-」はハイスピード公道バトルバイクレースゲーム。バイクゲームとしては初の試みとなる、乱入対戦システムを採用している。プレーヤーは筐体のバイクユニットにまたがり、アクセル、ブレーキに加え、車体を傾けて重心移動することでコーナリングをしていく、体感型のバイクレースゲーム。発売は2009年4月上旬予定。

 昨年9月に行われた「アミューズメントマシンショー」でも出展されていたタイトルだが、当時出展されていたものよりも開発段階が進んでおり、今回はほぼ製品版と同様の仕様での出展になっているとのこと。前回出展されていたものと比べ、選択できるステージ数が増加していたようだ。

 車体を傾けて重心移動することでコーナリングを行う本作だが、車体を傾けているとコーナリングすると同時にブーストゲージが増加していく。ブーストゲージが一定以上たまった状態で車体を元に戻すと、爆発的な加速が掛かるブーストが発動する。そのためカーブに限らず直線でも常に車体を傾けて蛇行運転するとゲージがたまりやすく、ブーストが発動しやすい状態になる。  このようなプレイをすると、自然と公道を走行する車の間を縫うように、蛇行運転をしていくことになるのだが、このときのスピード感はかなりのもので、バイクゲームならではのものを感じさせてくれた。  遊んでみる際には、ぜひブーストゲージを意識して遊んでみていただけるとより楽しめるのではないだろうか。

車体を傾けているとブーストゲージがたまるので、蛇行運転をするとより加速がつけられる、という面白いシステム。車の間をすり抜けていく、バイクレースゲームならではの爽快感が味わえる


(C)2008 NAMCO BANDAI Games Inc.

レイジングストーム

 「レイジングストーム」も同じくアミューズメントマシンショーでもプレイアブル出展されていたタイトル。プレーヤーは非公式特殊部隊SCARの隊員となり全てを破壊する。敵キャラクターだけでなく、柱や壁などのステージオブジェクトも射撃することで破壊できる、撃ちまくりのカタルシスを重視したガンシューティングゲームだ。発売は2009年3月予定。

 マシンガンのトリガーを引きながら足元のペダルを踏むことで射撃を行い、ペダルを放すと盾による防御を行う。盾による防御は非常に強力で、ほぼ全ての攻撃を無効化できる。敵からの攻撃が来る際には画面上にサイトが表示され、危険を知らせてくれるので、サイトを確認できたら即座にペダルを離して盾を構えるようにすればダメージを受けずに済む。

 ガンシューティングゲーム初心者でも、比較的簡単でわかりやすく、爽快感を味わえるゲーム性になっているのではないだろうか。

【スクリーンショット】
6つのスピーカーを搭載した筐体で、銃撃戦の臨場感を盛り上げる。爽快感を最重要視したつくりになっている


(C)2008 NAMCO BANDAI Games Inc.

機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダムNEXT

 3月に稼動を開始する本作だが、早くも公式全国大会の開催が告知された。「Premium Dogfight'09」と題した全国大会は、今夏から全国店舗で予選を開始。エリア決勝大会を経て、11月21日に「NEW PIER HALL」(東京浜松町)にて決勝大会が行なわれる予定だ。

(C)創通・サンライズ (C)創通・サンライズ・毎日放送

□バンダイナムコゲームスのホームページ
http://www.bandainamcogames.co.jp/


■ ホープ

鉄分補給ヨシ! 目指せ! 運転の達人 ジオラマ★鉄道 出発進行

 巨大なジオラマで実際に模型の列車を走らせるという、実にダイナミックな鉄道ゲーム。列車にはCCDカメラが搭載されており、操作パネルのモニタに投影された模型列車の視点からリアルな走行シーンが楽しめる。

 ゲームモードは、初級と上級の2種類。初級はポイント加算のみで設定された時間を遊べる。上級は、与えられた指示を成功させると持ち時間が増え、失敗すると逆に減ってしまう本格的なゲームモード。初級モードでも指示は出るが、失敗しても減点はされない。

 操作指示はマークで表示される。マークは「警笛を鳴らせ!」「確認せよ!」、「駅の停止線で停車しよう!」、「制限速度に合わせよう!(60km、70km、80km)といった全6種類。操作パネルにはボタンやマスコンレバーがあり、雰囲気はバッチリ。とにもかくにもジオラマの迫力は圧巻のひとことで、多くの人が足を止めて見入っていた。小さな子はもちろん、鉄道ファンにも十分な訴求力を備えたタイトルといえそうだ。



(C)2004-2006 HOPE. All rights reserved.

□ホープのホームページ
http://www.am-hope.co.jp/


□「AOU2009 アミューズメント・エキスポ」のページ
http://www.aou.or.jp/04/expo/expo.html
□関連情報
【2月20日】「AOU2009 アミューズメント・エキスポ」開幕
セガの「BORDER BREAK」などに注目が集まる
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20090220/aou1.htm
【2月17日】「AOU2009 アミューズメント・エキスポ」
各メーカーの出展情報を紹介
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20090217/aou.htm

(2009年2月20日)

[Reported by 木原卓/菅原哲二/福田柵太郎/米澤大祐/豊臣和孝]



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