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会場:東京・渋谷「Grande Pasela Resorts」
株式会社セガは、東京・渋谷にある「Grande Pasela Resorts」において、ニンテンドーDS用コミュニケーションRPG「ファンタシースターZERO」発売記念クリスマスパーティーを開催した。 本イベントは、同日発売になった「ファンタシースターZERO」の開発者と、プレーヤーが触れあえる、リアルロビーとして開催された。事前に応募して当選した80人ほどの幸運なユーザーが会場に集まり、ワイヤレス通信による通信プレイが楽しめ、ファン同士はもちろん、同社の開発スタッフ達とも「ファンタシースターZERO」を楽しめる貴重な機会ということで、立食パーティ形式の食べ放題というイベントだったにも関わらず、食事を摂るよりも、ゲームに熱中しているプレーヤーが多かったのが印象的だった。 ■ プロデューサー酒井氏とディレクター川端氏が登場 本作の開発秘話を映像とともに紹介
開場から1時間30分後、いよいよステージイベントが開始された。「メリークリスマス!」のかけ声と共に、最初にステージに登壇したのは、同作のプロデューサーである酒井智史氏とディレクターの川端真之氏。本作のイメージボードや設定資料などをスクリーンに映しながらの開発秘話が披露された。 最初に紹介されたのは、同作のイメージボード群。その中で、川端氏は「雪山は、ぜひ夜でやりたいということで、このように描いてもらいました。シリーズでは今まで一度も雪ステージがなかったので」とコメントし、雪をテーマにしたステージを作成した経緯を解説。 次に紹介されたのは、フィールドの設定画。ここでは、実際にゲーム中に使用されているフィールドの詳しい設定が紹介されていた。中でも、カスタムショップ(鑑定屋)の設定画について、川端氏は「実は建物の横に、『ファンタシースターユニバース』(以下、『PSU』)ファンにはたまらないエアボードがあります。ゲーム中にもありますので、ファンの方は探してみてください」とアピール。 続けて紹介された、キャラクタの設定画では、キャラクタ決定稿について「テクスチャの関係もあって、決定稿では左右対称のデザインになっています。ここからキャラクタデザインの窪丘さんに渡してお願いしています」と、デザインの発注についても説明していた。 最後に紹介されたのは、開発初期の秘蔵映像。「DSで3Dをやると言ったのですが、“まず、『ファンタシースターオンライン』(以下、『PSO』)っぽいのを作ってみてくださいよ”と言われて作った」という、DS上で「PSO」を再現した極秘映像を紹介。「これはこれでやりたい人はいると思うのですが……皆さんの思い出の中にある『PSO』は、すごく美しくなっている。その『PSO』をDSで再現するとなると、思い出よりいいものを作るのは難しい。それよりは新しい世界観(ファンタシースター)を拡げよう、ということで、今回は完全新作を作りました」と、本作がまったくの新作となった経緯を明らかにした。 続けて行なわれた、ユーザーからの質問コーナーでは、ファンからの率直な質問が多数寄せられた。中でも、「今までのシリーズ作品である『PSO』や『PSU』との関連はあるのですか?」という質問について、酒井氏は「関連はないです……とアナウンスしていたのですが、クリア後のクエストをプレイして、テキストをじっくりと読んでいただけると、何かわかるかもしれません」とコメントし、何らかの関連性があることをうかがわせていた。シリーズのファンは、クリア後に忘れずにチェックしてみよう。 ■ スペシャルゲストが登場! ビジュアルチャットを使った爆笑プレイを繰り広げる
続いてスペシャルゲストとして、お笑いコンビ、スピードワゴンの小沢一敬さんと、グラビアアイドルの松本さゆきさんが登場。酒井氏・川端氏を含めて、4人でのデモプレイが行なわれた。 小沢さんは「ゲームも面白いけど、ビジュアルチャットが面白い。爪楊枝を使うと細かい線が描けるのでオススメです。昨日はずっとビジュアルチャットを描いていました」と、ビジュアルチャットの面白さや描く際のコツについてコメント。 松本さんは「私もゲームは好きなんですけど、1人で淡々とやることが多いので、このゲームは4人でできるところがいいですね」と、みんなでワイワイとプレイする楽しさについて語っていた。 クリスマスということで、選ばれたステージは先ほど紹介があった、雪ステージ。デモプレイの冒頭では、小沢さんが事前に用意していたという、「ジョジョの奇妙な冒険」や「キン肉マン」をモチーフにしたビジュアルチャットを紹介。その見事なデキに、観衆から感嘆の声があがる。 ゲームが進んでいくと、ダメージを受ける松本さんのキャラに対し、酒井氏が「松本さんはオレが守る」と書いたビジュアルチャットを表示する場面も。それに対して、川端氏があきれたようなビジュアルチャットを表示するなど、「面と向かって口ではいえないシャイ人は、こんな風にビジュアルチャットを使って、伝えてみるといいのでは」と、本作ならではの楽しみ方を紹介していた。
ステージの最後では、川端氏は「今日は、少しでも楽しんでいただけたらいいな、と思っています。これからも、がんばって皆さんと一緒に『ファンタシースターZERO』を盛り上げていきたいと思いますので、よろしくお願いします」とコメント。 酒井氏は、「クリスマスということで、開発スタッフがユーザーの皆さんと触れあえる機会が欲しいな、ということで、こういうパーティーを企画しました。ユーザーの皆さんと直接意見交換ができて、やってよかったなと思っています。『ファンタシースター』シリーズは、今年の12月20日で21周年となりました。今回、短い開発期間の中で、チームのメンバーががんばってくれて、新たなスタートにふさわしいゲームになったと思っています。これからも『ファンタシースター』シリーズを、たくさんの人にプレイしてもらえるシリーズにしていきたいと思いますので、応援をよろしくお願いします。ありがとうございました」と締めくくり、シリーズ21周年という重みを噛みしめるとともに、決意をあらたにしていた。
(C) SEGA
□セガのホームページ (2008年12月26日) [Reported by 菅原哲二]
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