CEROレーティング：B (12歳以上対象)

通常版パッケージデザイン

　株式会社サイバーフロントは、PSP用アドベンチャー「羊くんならキスしてあげる☆」を、2009年3月19日に発売する。価格は、通常版が5,040円、限定版は8,820円。CEROレーティングはB(12歳以上対象)。

　PSP「羊くんならキスしてあげる☆」は、美少女コンテンツ雑誌「E☆2(えつ)」にて連載されていた野村美月氏と天広直人氏原作の同名企画のビジュアルノベル。原作をベースに、ゲームならではのストーリーや原作とは少しノリを変えたショートストーリーなど、原作を知っている人はもちろん、知らない人も楽しめる作品になるとしている。

　脚本監修は、「メモリーズオフ」シリーズなどを手がけた日暮茶坊氏、BGMは「超兄貴」シリーズなどで知られる葉山宏治氏、ゲームオリジナルキャラクタのデザインは原作者の天広直人氏。

　都内某所にある大きな洋館で、小学生の一姫(かずき)と高校生執事の羊君が生活に困って、屋敷を使って下宿屋を始めるところから物語が始まる。親の七光りでアイドルデビューした麻生小鳩、不幸続きの女優候補生の知念渚、人気占い師の神凪ソアラなどの美少女たちが下宿人に加わり、彼女たちと羊君のストーリーが描かれる。

　ゲームシステムには、新たに開発した「La Novel (ラ・ノベ)」システムを採用。画面を90度回転し、縦持ちでプレイできるようになっており、片手でストーリーを読み進められる。また、縦長の画面になったことによって、キャラクタの立ち姿を高解像度で見ることができる。音声は主人公以外フルボイス。

画面を縦にしたことで、PSPを片手で持ってストーリーを読み進めることができる

　ストーリーの途中には選択肢が現われ、プレーヤーの選択によって各ヒロインの好感度が変化し、ストーリーが分岐していく。さらに、エンディング後にも楽しめるアペンドシナリオが収録されている。

　パッケージは通常版のほかに限定版を同時発売。限定版にはゲームソフトのほか、原作者や声優のインタビューや設定ミニ画集、オリジナル描き下ろしノベルを収録した「羊くん特製小冊子」、「葉山宏治オリジナルサウンドトラック&主要キャラ総出演のオリジナルドラマCD」を同梱。さらに他にもオリジナルグッズの特典が予定されている。

【イベントCG】
横画面に比べて、天広直人氏によるキャラクタが高解像度で楽しめる

【登場キャラクタ】
永原羊 (ながはらひつじ)公立高校の1年生。宝条家の執事の一人息子として、7歳の頃から産まれたばかりの一姫に仕える。面倒見が良くて、気配り上手。一姫に対してお母さんのように世話を焼いている。一姫のことを「お嬢」と呼ぶ。	宝条一姫 (ほうじょうかずき) CV:落合祐里香私立の女子校に通う小学2年生。両親が長期間不在なため、幼いながらも屋敷の主人。人見知りで無口なため、一見無愛想に見える。超不器用なのだが、何事にも一生懸命努力する頑張り屋さん。羊くんのことを「ひーくん」と呼ぶ。	神凪ソアラ (かんなぎそあら) CV:千葉紗子テレビでお馴染み、人気占い師のお姉さん。明るい笑顔とセクシースタイルでお茶の間を魅了するが、占いの的中率は限りなくゼロ。テレビ局も視聴者もその“癒しの笑顔”のために占いを見ている。家では怠け者。
佐伯透花 (さえきとうか) CV:名塚佳織ある占いを神凪ソアラに頼んでいた縁で、下宿人になった女の子。世界各国に異母/異父兄弟姉妹がいるという複雑な家庭環境で育ったため、無口な性格。聖ミモザ女学院の高等部で学ぶ。	知念渚 (ちねんなぎさ) CV:中原麻衣羊くんの同級生。沖縄に住む家族の生活のために単身上京し、国民栄誉賞女優を目指すが、プロダクション倒産などの不幸に見舞われ続けて、万年貧乏。それでもめげず、いつも強気。	麻生小鳩 (あそうこばと) CV:新谷良子美人女優と世界的演出家の間に生まれたサラブレッドだが、まるで才能ナシ。親に強制されて2年前にアイドルデビュー。渚には「七光り×七光りの四十九光り」と言われる。15歳。弱気であがり症。

(C) e-JUNEX Inc. (C) Naoto Tenhiro (C) CYBERFRONT

□サイバーフロントのホームページ
http://www.cyberfront.co.jp/
□「羊くんならキスしてあげる☆」のページ
http://www.cyberfront.co.jp/title/hitsuji/

(2008年12月26日)

[Reported by 滝沢修]