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価格:未定
「アイテムゲッター」は、魔法世界に迷い込んだ現代の少年少女ピケ・エリス・リットの3名を元の世界に戻すアドベンチャーRPG。ゲームはシナリオを進めながら、必要となる素材を集めアイテムの調合・錬金生成などを行ないながら謎を解き明かし物語を進めていく。最も大きな特長としては登場するアイテムが1,000個以上登場するという点。ワイヤレス/Wi-Fiに対応しており、“チョーク”というアイテムを使用し作り上げた強力なオリジナルアイテム (ベルヌアイテム) を友人にあげることなども可能となっている。 インターフェイスにタッチペンを使用していることから、魔法の発動システムとしてタッチペンで魔法スペルを描くという「スペルジェスチャー」を搭載。魔法以外にも錬金術などのシーンでタッチペンで魔法スペルを描くシーンが用意されている。 このほかにも、アドベンチャーシーンでストーリーが進行しRPGでフィールドを移動するといったゲーム進行の本作において、シナリオが進行しているということがわかる「リリックリング」というシステムが採用されている。このリリックリングに触れると次のアドベンチャーシーンに進行するということで、ゲームが進行しているということが視覚的にわかる仕組みとなっている。 ストーリーは現代からスタート。父の作業小屋で発見した謎の乗り物“トライバルト号”に乗り込んだピケ、エリス、リットだったが、急に動き出し裏山を転がり落ちてしまい、ふと気付くとそこは見知らぬ世界だった。その未知の世界で騎士ギル・ストラーダスに悪の魔法使いの疑いをかけられとらわれてしまう。3人はお城にあるグライム・タブレットに名前を書き込み聖なる心を持つものと証明して見せ、さらにライターを使った手品 (火をつけただけ) を見せてみせた。すると一転して世界を救う英雄とみなされ、聖なる魔法使いとして迎えられる。元の世界に戻ろうとする3人だが“トライバルト号”は壊れてしまい戻ることもままならない。3名は元に戻ることができるのだろうか……。 記者発表会には、同作をサポートする「王立アフィリア魔法学院」のAfilia Saga Eastが駆けつけた。さらには発売前後に放送される予定のCMへの出演が決まっているお笑い芸人のFUJIWARAも登場。大いに盛り上げた。 そんな中、ゲームの内容を5pb.の社長を務める志倉千代丸氏とプロデューサーの野村氏が解説。志倉氏は「ファンタジーRPGではファンタジー世界の主人公が多い中、このゲームではそれをやめたんですよ。現代の子がファンタジーの世界に行っちゃったら面白んじゃないの」ときっかけを説明。3人の子供がファンタジー世界に持って行くのは携帯電話とパソコンとゲーム機で、「何の役にたつのかって事ですよ。普通のファンタジー世界なら武器と盾とかじゃないですか。そうじゃないところがポイントなんですよ」と続けた。 さらに志倉氏は「エンディングまで多くの敵が出てきますが、やっつけません。1匹も死なない」と衝撃の発言。例えば敵が出現して戦うことになっても最後の最後で道を譲るのだという。これはこのゲームのテーマのひとつである「ココロのエコ」という点が上げられる。敵を倒すのではなく敵から素材をもらう……リリースによれば羊の毛を刈り羊毛を得ることと同じと表現……ということなのだという。悪いヤツを懲らしめると逃げていき、殺すといった殺伐としたシーンは存在しない、優しさに溢れたゲームになるのだという。野村氏はセールスポイントとして「ハートフルなゲームになっているので、親が子供に安心して与えられるゲーム」とまとめてみせた。 1,000個もアイテムが登場することについては「たくさんあったら埋めたくなるじゃないですか」ということで収集欲を刺激するためだとか。アイテム欄にはゲーム開始当初1,000個のシルエットが列んでおり、アイテムをゲットするごとにオープンになっていく。野村氏は「名前を考えるのが大変。さらにアイテムの解説があるので、それも大変でした」と苦労話を披露。アイテムの中には料理などもあり、カフェ「王立アフィリア魔法学院」のメニューなどもあるのだという。 野村氏はこれ以外にも「社長が掴まらない。打合せができない」と裏話を披露。これに対して志倉氏は「もとは僕の番組の企画だから、イメージが変わるとどうしても変えたくなる」とコメント。開発にロスが発生していることを認めながらも、最後は自分のチェックが必要であることを強調した。
FUJIWARAは1,000個のアイテムについて、「1個のアイテムに1個のギャグ!」と宣言。最後には司会者の「『アイテムゲッター』にかけたギャグを……」のフリに原西さんが「エイテムゲッター」と叫びながら独特のポーズを決めるという渾身の一発ギャグを披露。会場は大きな笑いに包まれた。このギャグがCMに使われるかどうかは定かではないが、ギャグ満載のCMに期待が膨らむ発表会となった。
(C)2009 5pb.inc
□5pb.のホームページ (2008年12月9日) [Reported by 船津稔]
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