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「安心キッズサポート」は、親が子供のゲームプレイを制限する機能。親と子供のNEXON IDを紐付けた上、親のIDでログインすると、子供のIDに登録されているメイプルID(ゲームプレイ用のID)が一覧で表示され、メイプルIDごとに個別の管理設定ができる。 制限機能は、プレイ時間制限と「安心パスワード」の2種類が用意される。プレイ時間制限は、1日にログインできる時間を設定できるもので、15分刻みで調整できる。「安心パスワード」は、子供のIDで「メイプルストーリー」にログイン後、キャラクタ選択の前に「安心パスワード」の入力を必要とするもの。これにより、子供が勝手にゲームを始められなくなり、必ず親が確認してからプレイするという状況を作れる。 この機能は日本独自の仕様で、同社は日本市場で初の機能としている。実装した理由についてマーケティング担当の島嵜直樹氏は、「保護者から、子供がプレイしすぎるという問い合わせもある。『メイプルストーリー』は、子供と言っていい低年齢のユーザーも多いため、保護者の理解が必要で、こういった機能も必要と判断した」と説明している。
「メイプルストーリー」のユーザーID数は現在、約230万だという。2月に200万IDを突破したと発表されているので、約9カ月で30万ID増となる。サービス開始から5年が経過した現在も依然として高い伸びを示している。その中のかなりの比率が若年層ユーザーと見られるだけに、「安心キッズサポート」によるフォローは大きな意味を持ちそうだ。
「トウキョウエリア」では、日本をモチーフにした世界の総称「ジパング」が、消滅の危機に瀕しているという設定になっている。「ジパング」の歴史は「アカシア・クロニクル」という書物に書かれている通りに進んでいるが、その最終章には「ジパング」の消滅が記載されている。この歴史を変えて「ジパング」を救うため、魔術師「アーシア」が時間の概念がない異空間「カムナ」を作り出した。プレーヤーは「アーシア」の依頼を受けて、100年後の未来を救うために、さまざまな場所と時間へと進んでいく。 このアップデート内容については、運用担当の柳本隆氏に話を聞いた。「トウキョウエリア」は、約100年後の「お台場」、「公園」、「秋葉原」と、「旗艦ファイア・オールドフォックス」という4つの地域、計11個のマップで構成されている。登場するモンスターのレベルは130から160で、最高レベルの難易度となっている。さらに各マップにはエリアボスが登場し、これを倒さないと次のマップに進めない仕掛けになっている。 モンスターのレベルの高さに加え、飛行型のモンスターが多く、安全地帯がないマップもある。全体魔法で一掃しようとしても、敵が強く1回では倒せないため、あっという間に多くの敵に囲まれてしまうという。高レベルのプレーヤーが協力して進む、パーティプレイを前提にしたデザインになっているようだ。また一部の場所では、ジャンプ力が低下するなどの特殊な影響が出るため、見た目以上に難易度が高い場所もある。 攻略にかかる時間をどの程度と想定しているか尋ねたところ、「最初は1つ目のエリアにプレーヤーが集中するはず。またエリアボスと戦うために、レアアイテムを見つけることが条件になっているところもあるので、運も必要になる。最後のエリアに到達できるのは、1カ月後でもまだ少数のプレーヤーしかいないのではないか」という。 なお、今回実装される「トウキョウエリア」は、全体の半分に過ぎないという。「アーシア」を中心に展開されるストーリーも、なぜ「ジパング」が消滅するのかが明かされるという前半部分のみ。残りのマップとストーリーについては、2009年初頭に実装予定としている。
今回のアップデートではこのほか、高レベルエリアに合わせたより強力な武器の追加や、「ジャクム」の出現チャンネル数を増やすなどの調整が行なわれる。
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□ネクソンジャパンのホームページ (2008年12月3日) [Reported by 石田賀津男]
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