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【東京ゲームショウ2008レポート】

D3パブリッシャーブースレポート
プレイアブルタイトルを多数出展
さらにイベントで新たに2タイトルを追加発表!

10月9日~12日開催(9日、10日はビジネスデイ)

会場:幕張メッセ1~8ホール

入場料:1,000円(一般/前売り)、1,200円(一般/当日)
    小学生以下は無料


 今回も例年どおりに各種プラットフォームおよび携帯コンテンツを数多くプレイアブル出展した株式会社ディースリー・パブリッシャーブース。本記事では、筆者がビジネスデイ2日目となる10月10日までの時点でプレイすることができた各出展タイトルと、ステージイベントにて新たに紹介された新作についてお伝えしていこう。


■ 「はじめの一歩 THE FIGHTING! DS」
(DS:12月4日発売予定)

 森川ジョージの超人気ボクシングマンガ「はじめの一歩」をアクションゲーム化。タッチペンで画面の上半分の範囲をタッチするとパンチを繰り出し、下半分に触れると防御の姿勢をとるという操作法が実にユニークな作品だ。

 パンチは画面に軽く触れればストレート、左右にスライドするとフック、上にスライドするとアッパーになる。さらに気合いがたまったときには、タッチペンでを「∞(無限大)」や「レ」の文字を書くようになぞることで、強力な必殺技のデンプシー・ロールやガゼルパンチ(※主人公の幕ノ内一歩の場合)を出すことも可能。ゲームモードには、プレーヤーが幕ノ内一歩となって原作のシナリオに沿って物語を進めていくチャレンジモードや、宮田、千堂、ゲドーなどの好きなキャラクタを選んで2人対戦プレイができる通信対戦モードなどがある。

 今までにない操作感覚の目新しさはもちろん、チャレンジモードプレイ時にはミット撃ちや薪割りなどで体を鍛えるパートがあったり、対CPU戦では各キャラごとに異なる攻略法を見出していく戦略性も合わせ持った本作品。これは期待できそうだ。

【「はじめの一歩 THE FIGHTING! DS」】
(C)森川ジョージ/講談社
(C)2008 ESP/講談社


■ 「RIZ-SWORD(リゾード)」
(DS:2009年1月1日発売予定)

 「オズの魔法使い」をモチーフにしたRPGで、フル3DCGで描かれたファンタジックな世界観と、マップ上を移動する際には下の画面に表示されるトラックボールを(タッチペンで)転がして操作するユニークなシステムが最大の特徴。出展バージョンでは、ヒロインのドロシーとライオン、かかしの3人がパーティを組み、マップ上を動きながら遊べるようになっていた(※残りの1人、木こりも製品版ではちゃんと登場する)。

 敵に触れるとコマンド入力式のバトル画面に切り替わるが、画面にはあらかじめ各キャラごとに「たたかう」、「アイテム」など毎回オススメの行動が自動で表示されるセミオートマチックバトル機能を搭載しているため、入力の手間がほとんど発生しない。また、トラックボールはタッチペンを素早くスライドするほど、ドロシーたちの動きが速くなり、なおかつ一度転がすせばボールがしばらくの間回り続けるので、ゲーム中にタッチする回数は驚くほど少なくて済む。これらのシステムのおかげで、ゲームの進行がとてもスムーズになっているという印象を受けた。

【「RIZ-SWORD(リゾード)」】
(C)Media.Vision Entertainment (C)D3 PUBLISHER


■ 「パズルクエスト ~アガリアの騎士~」
(PS3:今冬発売予定 ※ダウンロード専用コンテンツ)

 一見すると普通のRPGかと思いきや、バトルシーンになるとパズルで対決するパズルRPGという珍しい作品。プレーヤーは城などでクエストを探し出し、これを引き受けた後に目的地へ行くとスケルトンなどの敵と戦うことができる。パズルゲームではカーソルで画面内の宝石を1組(隣り合った2個の宝石)を動かし、同じものを3個以上縦または横に並べると消えるようになっている。同じようにしてドクロマークのキャラを消すと敵のキャラに対して消した分だけのダメージを与えることが可能で、逆に宝石を1個も消せなかったときはプレーヤー側がダメージを受けてしまう。1ターンごとにそれぞれ1回ずつ宝石を動かし、相手のHPをゼロにすれば勝利となる。

   宝石がなくなったスペースには画面上から新たな宝石が落ちてきて、これが画面内に残っていた同じ色の宝石と並ぶと、いわゆる「連鎖消し」が発生することもある。また、どの色の宝石を合計何個消したかによって、さまざなまな特殊効果が発生するシステムにもなっているようだ。この辺りの細かいルールは詳しく確認できなかったが、パズルの戦略性とRPGのストーリー性がうまく融合すればかなり面白い作品になりそう。個人的に完成を非常に楽しみにしているタイトルだ。

【「パズルクエスト ~アガリアの騎士~」】
(R) and (C)2007-2008 Infinite Interactive Pty. Ltd. Published exclusively by D3Publisher of America, Inc. worldwide. Puzzle Quest: Challenge of the WarlordsR-Revenge of the Plague Lord? and its associated characters and names are registered trademarks or trademarks of Infinite Interactive Pty. Ltd. in the United States and other countries and used under license. D3Publisher and its logo are trademarks or registered trademarks of D3Publisher of America, Inc. Developed for PSN by Kalloc Studios. All rights reserved.


■ 「マジカル頭脳パワー!! DS」
(DS:今冬発売予定)

 かつて日本テレビ系列で放送され、人気を博したバラエティクイズ番組をそのままゲーム化。放送が終了して久しく、また最近では芸能人参加型のクイズ番組が各局で多数放送されているこのタイミングでリリースするのは正直どうなのか? と思っていたが、いざ遊んでみれば、不思議なことに古臭さを感じることはまったくなかった。

 かつて同番組で一世を風靡した、「似たもの三択」、「あるなしクイズ」、「立体文字クイズ」などの出題形式はどれも面白く、またリズムに合わせて歌いながら連想する言葉をしゃべる「マジカルバナナ」までもが再現されている(※歌う代わりにタッチペンで文字を入力する)のには驚かされた。

【「マジカル頭脳パワー!! DS」】
(C)NTV/監修:五味一男
(C)D3 PUBLISHER


■ 「デトロイト・メタル・シティDS~デス・シャウト~」
(DS:今冬発売予定)

 若杉公徳原作のデスメタルバンドを描いたカルト人気マンガ、「DMC」こと「デトロイト・メタル・シティ」をゲーム化した作品。基本的には、曲のリズムに合わせてタッチペンでマークをしたり、連打したりして遊ぶ音楽ゲームだが、途中でマイクに向かってシャウトする場面が出現したり、クリアに失敗するとその場で社長に半殺し状態にされてしまうなど、いかにもDMCらしい、いい意味でのおバカでファンキーな世界観は見ているだけも実におかしかった。

 また、音楽ゲーム(ライブモード)以外にも下ネタ満載のミニゲームが遊べるカルトゲームモードやRPGもプレイ可能。原作同様の濃い世界観を見事にゲーム上で再現した本作品は、DMC信者の必須アイテムとなりそうだ。

【「デトロイト・メタル・シティDS~デス・シャウト~」】
(C)2008 アニメ「デトロイト・メタル・シティ」製作委員会
(C)2008 D3 PUBLISHER
(C)若杉公徳/白泉社・ヤングアニマル


■ 「ガリレオ」
(DS:10月23日発売予定)

 テレビドラマでもおなじみの「ガリレオ」をゲーム上で再現した推理サスペンス。プレーヤーは新米刑事の内海薫となり、「変人ガリレオ」ことイケメンの湯川教授の助力を受けながら事件を解決していく。

 収録されているストーリーは、「燃える」、「壊死る」、「予知る」、「爆ぜる(前・後編)」の全部で5話。湯川教授の突拍子もないオーダーに翻弄される内海とともに事件を解決へと導くというユニークなストーリーは、青年探偵と年輩の刑事がコンビを組むような従来型の推理アドベンチャーものとは一風変わった面白さがある。また出展バージョンでは確認できなかったが、ステージイベントでの情報によると、ゲーム中には福山雅治演じる湯川教授による、「閃きシーン」での名セリフもそのまま収録されているとのことだ。

【「ガリレオ」】
(C)2008 東野圭吾 文藝春秋/フジテレビ アミューズ S・D・P
(C)TOMCAT SYSTEM (C)D3 PUBLISHER


■ 「SIMPLE DSシリーズ Vol.45 THE 密室からの脱出2」
(DS:11月27日発売予定)

 アドベンチャーゲーム第2弾。今回はすべての記憶を失た主人公が、地下鉄のベンチで目覚めたというところからシナリオがスタートする。操作方法はいたって簡単で、ゲーム中は画面内の気になる場所をタッチするだけ。何かを発見すると、自動的に画面が切り替わったりズームアップされてどんどんシナリオが進んでいく。タッチペンをスライドさせると動かせるギミックを探し出すのも面白く、また手書きでメモを残すことができる便利なメモ帳機能も新たに追加されている。

【「SIMPLE DSシリーズ Vol.45 THE 密室からの脱出2」】
(C)2008 INTENSE (C)2008 D3 PUBLISHER


■ 「SIMPLE DSシリーズ Vol.43 THE ホストしようぜ!~DXナイトキング~」
(DS:今冬発売予定)

 プレーヤーはホストクラブに就職したばかりの主人公となって、町にいる女性に声をかけてお店と誘い、30日間で売上ナンバーワンを目指すというホスト体験シミュレーション。

 客をゲットするためには、路上を歩く女性にカーソルを合わせ、画面から消える前に迅速かつタイミングよくボタンを押して声をかけたり、あるいは手を触ったりたりして興味を引くことからスタートする。お店に入った後は、タバコのくわえたときにタイミングよくボタンを押してライターで火をつけてあげたり、お酒を注文したりトークなどのコマンドを実行して好感度とともに売上げアップを図っていく。

【「SIMPLE DSシリーズ Vol.43 THE ホストしようぜ!~DXナイトキング~」】
(C)Bbmf/Avantec (C)2008 D3 PUBLISHER


■ 「SIMPLE DSシリーズ Vol.46 THE 秘境探検隊 ~超常スペシャル『驚異! 人類未踏の世界各地に謎の未確認生物は存在した!!』~」
(DS:今冬発売予定)

 その昔にテレビで放送されていた「川口浩探検隊」をほうふつとさせるアドベンチャー形式のゲームで、ついたジャンル名もタイトルと同様これまた長い未確認生物探索シミュレーター。

 プレーヤーは隊長となって、部下の隊員2名とともにネッシーやギッグフットなど世界中にいるとされるUMA(未確認生物)を探索することが目的だ。冒険の途中でマップ上にいるクモやヘビに隊員が触れると、タッチペンでたたいたりして撃退するミニゲーム(バトル)がスタートする。また会場でプレイした限りでは、最終地点で出現するUMAのシルエットを、ファインダーからはみ出さなさないようにボタンを押してシャッターを切り、無事写真に収めればクリアとなるシステムになっているようだ。

【「SIMPLE DSシリーズ Vol.46 THE 秘境探検隊 ~超常スペシャル『驚異! 人類未踏の世界各地に謎の未確認生物は存在した!!』~」】
(C)2008 Japan Art Media co.,ltd. (C)2008 D3 PUBLISHER


■ 「必勝パチンコ★パチスロ攻略シリーズDS Vol.3 新世紀エヴァンゲリオン~約束の時~」
(PS2:12月18日発売予定 DS:12月4日発売予定)

 以前に発売された「必勝パチンコ★パチスロ攻略シリーズVol.10CR新世紀エヴァンゲリオン~奇跡の価値は~」や「必勝パチンコ★パチスロ攻略シリーズVol.5『CR新世紀エヴァンゲリオン・セカンドインパクト&パチスロ新世紀エヴァンゲリオン』」と同様、ホールでも人気のパチスロを家庭用ゲームソフトにした実機シミュレーション。DS版とPS2版が各1台ずつ設置されていた。

■ 「テイクアウト!DSシリーズ(1) 鉄道データファイル」
(DS:今冬発売予定)

 デアゴスティーニ・ジャパン社が毎週発行する「鉄道データファイル」誌を再編集した作品。鉄道の幅広い知識を問うクイズゲームも収録されていたが、全国の路線図や写真つきの車両図鑑が多数収録されており、ゲームよりもデータベースとしての使用を重視したソフトだ。

■ 「テイクアウト!DSシリーズ(2) にっぽんの野鳥大図鑑」
(DS:今冬発売予定)

 財団法人日本野鳥の会が監修した、日本の野鳥に関する名前やイラストなどのデータを集めたソフト。鳥に関するデータはもちろん、全国各地のバードウォッチングスポットとそのアクセス方法なども検索ができるようになっていた。

「タクティクスレイヤー リディナガード戦記」
■ 「タクティクスレイヤー リディナガード戦記」
(DS:今冬発売予定)

■ 「DS内田康夫ミステリー 名探偵・浅見光彦シリーズ 副都心連続殺人事件」
(DS:2009年春発売予定)

 2日目の新作発表イベントでは、同社の隠し球タイトルとなる2作品が新たにお披露目された。  ひとつめは萌え要素全開のヒロインたちを操り、シナリオおよびバトルを進めていく「タクティクスレイヤー リディナガード戦記」。

 キャラクタの装備にはセーラー服やスクール水着、ルーズソックスなどがあり、それぞれの組み合わせ次第ではバトル中にさまざまな特殊スキルが使用できるようになる。バトル時は高低差のあるマップへと切り替わり、ヒロインたちのユニットに「戦う」や「移動」などのコマンドを入力してプレイするタクティカルシミュレーションだ。

 もうひとつの「DS内田康夫ミステリー 名探偵・浅見光彦シリーズ 副都心連続殺人事件」は、その名が示すようにミステリー作家の巨匠、内田康夫監修の推理アドベンチャー。細かいゲームシステムこそ明らかにされなかったものの、シナリオは本作品だけの完全オリジナルになっているということだけでも、十分なサプライズに値するだろう。果たして浅見光彦はゲームの世界でどんな名推理を我々に見せてくれるのか、これは期待せずにはいられない。

 なお、イベント終了後には「タクティクスレイヤー リディナガード戦記」が新たにプレイアブル出展されているので、これから同社ブースへの来場を予定している人はうっかりプレイし忘れないようご注意を!

【「タクティクスレイヤー リディナガード戦記」】
【「DS内田康夫ミステリー 名探偵・浅見光彦シリーズ 副都心連続殺人事件」】
ステージイベントで開発が明らかになったシークレットタイトル2連発。萌え好きもシミュレーション好きも、そしてミステリー好きにも実に気になる作品だ


□ディースリー・パブリッシャーのホームページ
http://www.d3p.co.jp/
□「東京ゲームショウ 2008」特設サイト
http://www.d3p.co.jp/tgs2008/
□関連情報
【10月8日】「東京ゲームショウ2008」
出展メーカー特設サイトリンク集
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20081008/tgs.htm

(2008年10月11日)

[Reported by 鴫原盛之]



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