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会場:キリストンカフェ 東京
今回のプレスカンファレンスは、「GE」の大幅リニューアルに先駆け行なわれたプレス向けの発表会。開発元である韓国のimc GAMESからも代表取締役社長をはじめ、開発スタッフ数人も来日するなど、両社にとってかなり重要な発表となった。
続いて、imc GAMESの代表取締役社長/CEOの金学奎氏が登壇して挨拶を行なった。「『GE』は企画段階から、既存のMMORPGにはない何かをやらなければならないというところからスタートしました。他のMMORPGのようにプレーヤーが1人のキャラクタになりきる既存のMMORPGとは異なり、『GE』では多様なキャラクタで自分だけのチームを構成して楽しめるというのが、『GE』の最大の魅力であり、他のオンラインゲームとは差別化された点だと思います。このコンセプトは高い可能性を持っていると思いますし、今後も継続していきます。サービス開始当初は他に類を見ないシステムのため、多少未熟な部分もありましたが、ユーザーの皆様のおかげで熟成され、MMORPGを超える『GE』独自のシステムとして確立するにいたったと自負しています」と現在までの流れについて語った。
さらに今後の展開としてユーザーからの要望の一部を紹介。「MCCをもっと強化してほしい」、「もっと多くのキャラクタを体験したい」、「活用度が低いキャラクタをもっと活用したい」、「新しいテーマや、今後のストーリー展開」、「新規と既存のプレーヤーがもっと協力するシステムはないのか」といった要望や質問が多く寄せられたという。そして「オンラインゲームの世界で完全というものは存在しない。皆様と一緒なら、どこまでも進化していけます」と今後もさらなる進化を目指していくことを力強くアピールした。
そして「GE+」の新しいコンセプト“Productive Online RPG”については、「導け」、「魅せる」、「そして切り拓け」という3つのキーワードを挙げた。「導け」では、新大陸に暮らすたくさんの個性的なキャラクタは何かしらの目的を持っており、プレーヤーは彼らを導き、その目的を叶えさせることになる。「魅せる」は、プレーヤーがプロデューサーとしてキャストのコスチュームや武器、ヘアスタイルなどを自由に選び、自分だけのチームをプロデュースする。「そして切り拓け」は、冒険の舞台となる未開拓の新大陸で、“見知らぬ地を目指して探索するか”、“たどり着いた地を手中に収め富を手に入れるか”、“未開の奥地に潜む凶悪なモンスターを他の仲間と討伐するか”など、新大陸を開拓する目的は、プレーヤー自身が決められるという。
■ 第1弾アップデートは9月16日実装 「グラナド・エスパダ プラス」がスタートする9月16日に、アップデートが行なわれる。その第1弾アップデートでは、「暁の幻獣」、「秘密の塔」、「リボルドウェ地下水路」、「シークレットガード」の4つの要素が中心となる。 「暁の幻獣」は、いわゆる「ペット」システムのこと。ペットはあるクエストをクリアすることで獲得できる。マップではレベル50から60くらいの中級向けのマップに、卵が出現。卵から孵化するまでは2日くらいかかるが、卵の中はある程度透けて見えるため、何が生まれてくるのかは判別できるとしている。ペットは独自の思考を持ち、自らの判断で回復などを行ない、プレーヤーを助けてくれる。これにより、今までは3人のうち1人は回復役のスカウトにしなければならなかった部分を、ペットが補ってくれるようになるため、チーム編成の幅がさらに広がることになる。
実装当初は2種類のペットが用意されるが、今後も追加される予定で、ペットを集める楽しさも盛り込むとしている。要望によっては日本オリジナルのペットの実装も検討しているという。ペットの名前はプレーヤーが自由に付けられる。ペットの成長については現在開発中としている。
「秘密の塔」は、オーシュにある巨大な塔のこと。いままで固く封鎖されていた塔の扉がついに開かれる。この塔は旧大陸を追われた邪教の徒が築いた寺院で、内部はすでに魔窟と化しており、邪教らしい不気味な雰囲気の空間が広がっている。
「秘密の塔」は協同レイドミッションとなっており、入場条件は特になく、誰でも挑戦可能。ただし、敵が強いため、最上段より少し下のレベルを想定しており、「ベテラン」くらいが対象になるという。
「リボルドウェ地下水路」は、新規に始めたプレーヤーがじきに訪れることになる「リボルドウェ」の近くに存在する地下水路。これは新大陸の開拓史以前に作られたもので、内部は古くて薄暗い空間が広がっている。
こちらは「バハマルの魔女」の最終クエストである「本国十人貴族」をクリアしたユーザーのみが挑戦できる高レベル向けのダンジョン。「秘密の塔」よりもさらにレベルが高く、水路に巣くうモンスターを倒すと武器の製造レシピが入手できる。
■ 第2弾のテーマは「開拓」、第3弾は「絆」 引き続き、アップデートの第2弾と第3弾についても発表された。
第2弾のテーマは「開拓」。未開の大地を目指して開拓することが中心のアップデートになるそうで、これまでの世界とはひと味違った雰囲気のマップが登場する。そこにはもちろん、さまざまな謎や、新しい仲間との出会いも待っているという。実装時期は11月下旬の予定。
第3弾のテーマは「絆」。発表会では、親子の「絆」、ライバルたちの「絆」、恋人同士の「絆」、男同士の「絆」などのキーワードが発表されたが、詳細な内容については触れられなかった。実装時期は2009年初頭の予定。
■ 新パッケージ発売決定! 「ハンゲーム」での提供も決定 新パッケージ「グラナド・エスパダ プラス プレミアムパッケージ」が12月に発売されることが明らかになった。パッケージ内容は、DVD-ROM、インストールガイド、アイテムチケット。同社担当者によると、新規ユーザーはもちろん、既存ユーザーも買ってよかったと思えるような内容になるという。パッケージイラストは、自身も「GE」を気に入っているという小林智美さんが担当している。価格は2,940円。販売元はサイバーフロント株式会社。
また、NHN Japan株式会社との業務提携に合意し、同社の運営する音来ゲームポータル「ハンゲーム」でも、「GE+」のサービスがスタートする。「ハンゲーム」のユーザーも既存のサーバーに接続してプレイする形態となる。サービス開始時期は未定。
(C)2003-2008 IMC Games Co.,Ltd./ Published by Hanbit Ubiquitous Entertainment Inc.
□ハンビットユビキタスエンターテインメントのホームページ (2008年9月11日) [Reported by 滝沢修]
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