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会場:東京「ビックカメラ有楽町店本館」
「ブルードラゴン プラス」は、製作総指揮 坂口博信氏、キャラクタデザイン 鳥山明氏、音楽 植松伸夫氏という豪華布陣で制作されたXbox 360用「ブルードラゴン」の正当な続編。前作の激戦から1年後、主人公シュウたちの住む星が2つに分裂・崩壊したときに生まれた「キューブ」と呼ばれる謎の立方体が無数に存在する世界を舞台に、最大16人の仲間達と力を合わせて、影を操るメカロボ軍団たちと戦う。 プレーヤーキャラクタたちの操作はすべてタッチペンで行なう。各キャラクタを個別に動かすこともできるが、複数の仲間を丸く囲むことでそのキャラクタたちに一気に命令を出すことが可能。うまく活用することで、戦闘をスムーズに進められる。 また本作の大きな特徴の1つとして、いろんなパーツを集めてメカロボを作成できる。作ったメカロボは、パーティーに入れて一緒に戦える。発売記念イベントのステージ上に設置されていたモニターで、メカロボの戦闘シーンも披露されたが、敵を中心に比較的範囲の広い爆発を起こす攻撃ができるなど強力そうな印象を受けた。
発売記念イベントには、「ファイナルファンタジー」シリーズの楽曲を手がけたことで知られる作曲家 植松伸夫氏がゲストとして登場。曲作りに対する姿勢やゲーム音楽に関する考えを披露してくれた。
ゲーム音楽の取材などで、今のほうが曲を作りやすいですよねと言われることもあるようで、それについては「個人的にはそうは思わない。ファミコンの時のようにPSG音源3つで作るのも、DSのように内蔵音源で作るのもそれほど変わらない」と述べ、続けて「実際にはクリアな音が出せないとか、最大発音数が決まっているというように制限があるんだけど、そのほうがどうすればゲームの面白さを引き出せるのかを考えられるから、スタジオで録音したものをそのまま流すよりも個人的にはやりがいがあります」とゲーム音楽作りに対する考えを熱く語った。 また音楽の魅力については、「つい体が動いてしまうカッコいいリズムもそうだし、綺麗な音色でゴージャスなオーケストラのストリングスが鳴るという音色の魅力もある。でももっとも印象深く人の心に残るのは、メロディと和声の動き(和音の進行)だと思う。それさえしっかりしていれば、どんなゲーム機でも人の心を打つ音楽を作れます」と個人的に曲作りの肝と考えていることを教えてくれた。
最後にファンへのメッセージを求められると「ないない」とお茶目な一面を見せつつ、「いくつかゲームの曲を作っていますので、楽しみに待っていてください。よろしくお願いします」とコメントしてステージを後にした。
□AQインタラクティブのホームページ (2008年9月4日) [Reported by 中野信二]
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