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会場:AKIHABARA ゲーマーズ本店
【ギャラクシーエンジェル II『永劫回帰の刻』】
価格:8,190円 (通常版)、9,975円 (デラックスパック)
まず最初に登壇した「ギャラクシーエンジェル II」のプロデューサー山本匠氏が「本日はこのイベントを選択していただきありがとうございました」と挨拶。同日は数多くのイベントが開催されることを指しての挨拶だったわけだが、会場は笑いに包まれた。3名のゲストを招き、まずはゲームの内容などの発表が行なわれた。「ルーンエンジェル隊4thコンサート」でタイトルは発表されたものの、その内容についてはほとんど明らかになっていないためだ。 山本氏の「まずは大きな所から」という前振りで発表されたのが発売日。コンサートでは「2008年発売」と書かれていたわけだが、いきなり映し出されたのは「2009年1月29日」の文字。会場だけでなくステージのゲスト陣からも「あれっ!」と大きな声が上がった。山本氏は「ぶっちゃけ量が多かったんですよ。お年玉を残しておいてください」と釈明した。 「ギャラクシーエンジェル II」では毎回、「量が多い」ことはネタとして挙がっている。今回もセリフの量が尋常ではないらしく「普通のゲームが2万から2万5千程度。前作が4万で『もうダメだ!』といっていた。それが今回は5万以上。『ROMに入らないからやめようぜ』とスタッフと話していたのに、『ヒロインのこのシーンでこのセリフ入れないと!』と言われたら『そうですね……』と言うしかない」と説明。シリーズ最後ということで、ストーリーの収拾をつけるためにはこのセリフの量になったのだという。 結果的には登場キャラクタは70キャラ以上、参加した声優陣は57名といった規模となった。こうなると収録現場は修羅場だったと言い、稲村さんの話では、「もう限界です! 明日休み下さい」といったスタッフの会話も聞かれたとか。稲村さんはセリフの多さの一例として台本が40~50cmにもなったことを挙げ、「これまで参加した全ての台本をカラーボックスに入れているのですが、カラーボックス1段分全て今回の台本で埋まりました」と表現した。結果、全員分の声の収録は毎日録音して3カ月かかったとか。ちなみにメンバー全員で収録するムービーシーンの収録はこれから行なわれるのだとか。 ここで稲村さんと榊原さんが声を揃えてアピールしたのが「一番大変なのは主人公の声を担当した小田久史さん!」という点。これには佐藤さんも「小田君が一番喋らないといけないんだよね。(会ったとき) へたってたのが印象的だった」と続けた。各ヒロインに対する台詞が違っているため、主人公のカズヤ・シラナミの台詞量が増えるということになる。声の仕事をする3名とも小田さんの苦労に共感したのか「主人公の台詞は本当に切らないでね!!」と語っていた。 声優の数が57名ということだが、ルーンエンジェル隊、ムーンエンジェル隊、そして敵など前述の通り数多くの登場キャラクタがいるためだが、その一部のキャラクタも明らかにされている。ひとりはナツメ・イザヨイの妹のユズが登場し、声を藤田咲さんが演じると言うこと。またイベントでは佐藤ひろ美さんも出演するという。役名など詳細は明らかにされなかったが、ムーンエンジェル隊と繋がりが深い役として不思議な場面で出てくるのだとか。 あまりに多い出演者の話題のひとつとして「スタッフロールが終わらない……」といった話も飛び出した。これに対して榊原さんは「最近映画だと2曲目がかかるじゃない。そうすれば?」と切り出すと、山本氏は「今その決断を迫られているんですよね……。2列にするという手もあるんですが」と悩んでいるようだった。 前作を持っていると楽しめるというエキストラシナリオの存在も明かされた。ナツメに関しては前作において仲良くならないで終了してしまい、多くの問い合わせがあったのだという。ナツメのストーリーを補完するために用意されたのがエキストラシナリオと言うことになる。 一方、リアルタイムシミュレーションパートについては、友軍ユニットが追加されていることが発表された。エンジェル隊に指示を出すことはもちろんのこと、プレーヤーは友軍ユニットにも指示を出し勝利に導かなければならない。山本氏は「どんな“友軍”が登場し、そんな活躍をするか楽しみにして欲しい」とコメント。グラフィックスの精度は上がっているようで、より迫力のある戦闘が楽しめるとしている。 通常版 (8,190円) のほかに、豪華上製本「エンサイクロペディアGA」、エンジェル隊公式ネクタイ (男性用)、描き下ろしイラスト使用収納BOXが同梱される「デラックスパック」 (9,975円) も発売される。9月中旬頃から「エンサイクロペディア ギャラクシーエンジェル」に収録する用語の募集をホームページ上で行なうという。「マニアックなものが嬉しい」と言うことなので応募してみてはいかがだろうか。このほかにも、予約が9月21日からはじまり、予約特典としてポスターがプレゼンとされることなどが発表された。 最後は佐藤ひろ美さん、榊原ゆいさんによるライブが行なわれた。「ギャラクシーエンジェル II『永劫回帰の刻』」では、佐藤さんの歌う「太陽の紅響曲 (アリア)」と榊原ゆいさんが歌う「月聖の蒼炎曲 (カノン)」の2曲がダブルオープニング曲として用意されている。まずは佐藤さんが「太陽の紅響曲」を熱唱。会場の都合で飛び跳ねるといった行為は禁止されていたが、会場のファンは立ち上がる人もおり、それぞれの方法で楽しんでいた。佐藤さんは「太陽の紅響曲」をライブで披露するのは今回3回目ということだが、「自分の歌として染みついてきた」と語り、より歌に馴染んできたようだ。 大いに盛り上がった後登場した榊原ゆいさん。今回、「月聖の蒼炎曲」は初披露となるため「初めてで不安」と言うことだったが、迫力ある声で熱唱。ダンサブルな曲でこちらも大いに盛り上がった。榊原さんは「初めてなのに乗ってくれて嬉しい」と気持ちよく歌えたようだ。「月聖の蒼炎曲のCDの発売は初冬発売予定で、PVを収録したCD+DVD版も発売される。PVは「スペーシーな出来で、珍しくセットを組んだ内容」だと言う。
最後に佐藤さんは「まだまだゲームについて説明したりないほどてんこ盛りの内容なので、『ギャラクシーエンジェル』のゲームをよろしく」とコメント。榊原さんは「初めて参加させてもライ光栄に思っている。『月聖の蒼炎曲』はカッコイイ曲で今日聴いた人は耳に焼き付けて欲しい。そして『太陽の紅響曲』と合わせて聴いて欲しい」とアピール。稲村さんは「メンバーの誰よりも早く2曲とも聴けて私の中では嬉しいです。みんなも聴けて良かったです。良い曲だと広めてください。これからも『ギャラクシーエンジェル』をよろしく」と締めくくった。 (C)BROCCOLI
□ブロッコリーのホームページ (2008年9月1日) [Reported by 船津稔]
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