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会場:IMJグループ共有サロン「be-oneサロン」
今回の発表に関する基本的な内容については、先日既に発表されているとおり、ブレイントレーニング(脳トレ)系のゲーム開発で提携するというもの。プラットフォームは、PCでのオンラインゲーム、およびiPhone。展開市場は韓国、中国、台湾、東南アジアとしている。 MGSはゲームの企画・開発・編集・運用を担当し、Yellow Entertainmentはそのゲームの販売・流通・開発資金調達を行なう。また同時に、KEYEASTとの提携により、韓国人俳優のペ・ヨンジュン氏と同氏のキャラクタ「チュベオ」を起用し、ゲームに活用するとしている。
発表会には、MGS代表取締役会長の遠藤雅伸氏、MGS代表取締役社長の浅川達也氏、Yellow Entertainment CEOのS.Grace Kim氏、KEYEAST CEOのJong Lok Pyo氏が出席した。
■ アイテムによるサポートを加えた対戦型ブレイントレーニング
サービス開始時期は、韓国で12月をターゲットとして進めているという。また日本での展開についても触れ、「PCオンラインの市場性などを鑑み、そちらを先行するというよりは、iPhoneなどを含めた他のコンソールを含めた展開を考えている」と説明。特にiPhoneでの展開は韓国など他の地域と同時にしたいと語った。
開発中のゲームとして、画面にサイコロがいくつあるかを答えるもの、果物の数を数えるもの、ブロックの隙間に綺麗に埋められるピースを選ぶものなどが紹介された。ゲームの種類は20以上用意され、最終的には40以上にするため、順次増やしていくとしている。
ビジネスモデルについては、まだ未定としながら、「韓国でのサービスを想定しているので、アイテム課金も収益形の1つと考えている」という。
■ 言語を問わず遊べる魅力を強調。ペ・ヨンジュン氏にも期待を寄せる遠藤氏
オンラインについては、遠藤氏はWindows用MMORPG「ドルアーガの塔 ~the Recovery of BABYLIM~」に携わったことに触れ、「MMOのコミュニティも面白いが、それだけでは入り口が狭いので、カジュアルなオンラインをやっていきたい。プレイステーション 2やニンテンドーDSで対戦していたものを、オンラインで対戦できるようにするいい機会」と述べた。またブレイントレーニングで対戦することについても、「競い合うということではスポーツゲームに近い」とポジティブな見方を示した。 そして遠藤氏が最も強調したのが、「言語依存性が低い」ということ。「ゲームの説明をするとき、言葉が通じなくても簡単な説明ですぐ遊べて、継続性がある。オンラインでやることも、間口を広く取れるのではないかと思っている」と説明。さらにこれを受けて、「言語依存が低いので、日本人でも韓国サービスで遊べると思う。いずれ日本で、世界で展開できるのではないかと思っている」と、今後の展開にも意欲を見せた。 綾小路氏の説明にあったアイテムによる支援については、既にある程度検証しているという。「3択が2択になるアイテムなどで有利になるのは、初級から中級まで。上級になるほど効果は薄くなる。アイテムで有利になるものを作っても序盤の持ち上げにしかならず、高いレベルでは大して問題にならない形になると考えている」と述べた。 そもそも対戦にアイテムを持ち込むのはどうかという判断については、「初心者が勝てないという場合に、アイテムを使ってもらえればいいのでは。日本はそうでもないが、世界には勝負に熱くなる地域もある。勝ちにいけることが面白くなるような脳トレ系ゲームを考えている」と説明している。 今回起用が決まったペ・ヨンジュン氏と「チュベオ」については、会場に「チュベオ」のぬいぐるみが置かれていた。あまりの人気に製造が間に合っておらず、何とか1個だけ持ってきたのだそうだ。「チュベオ」を見た遠藤氏は、「ポイントは眼鏡をかけているところ。眼鏡萌えなので、そこそこ気に入りました」と、いかにも遠藤氏らしい褒め方をしていた。
ペ・ヨンジュン氏本人についても、「脳トレは高年齢層の女性にも人気がある。ペ・ヨンジュン氏の人気層と合致するのかはわからないが、トライとしては大変面白い。こんなヒーローと一緒に仕事をする機会が得られるとは思わなかった。ペ・ヨンジュン氏は、実は結構ゲームが好きらしいので、面白い仕事になりそうな予感がする」と好意的な姿勢を見せた。
(2008年7月31日) [Reported by 石田賀津男]
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