価格：未定

　株式会社セガは、Wii用サウンドノベル「428（仮）」を2008年に発売する。価格は未定。開発元は株式会社チュンソフト。

　Wii「428（仮）」は、2008年のある一日“10時”をさかいに渋谷で起こった大サスペンスを描いたサウンドノベル最新作。複数主人公のストーリーが交錯しつつゲームが展開するアドベンチャーで、プロデューサーを中村光一氏が、総監督をイシイジロウ氏がそれぞれ務める。第一報となる今回は、複数いる主人公のうち「加納慎也（かのうしんや）」、「遠藤亜智（えんどう あち）」、「謎の少女」に関する情報が公開された。

　「加納慎也」は、渋谷署に所属する刑事。誘拐事件の犯人を逮捕するため、その日は朝からスクランブル交差点で張り込みをしていた。午前10時。現われた犯人は、身代金を奪い去る。加納は上官の命令を無視して犯人の追跡を開始。しかし、犯人の大胆かつ巧妙な手口に、加納は翻弄されるばかりだった。そして、事件は予想もつかない展開を見せはじめる。

　「遠藤亜智」は、かつて「KOK」という渋谷の若者を統率していた組織のリーダー。今は組織を抜け、ひとりで街のゴミ拾い活動をしている。この日、ゴミ拾いをしにスクランブル交差点にやってきた亜智は、ひとりの女の子と出会う。だが、そこに拳銃を持った男が突如近づいてくる。

　「謎の少女」は、拳銃を持った男に撃たれそうになったところを亜智に助けられる。しつこく追ってくる男から逃れるために、渋谷の街を走る亜智と謎の少女。だが、追っ手は拳銃を持った男だけではなかった。

　サウンドノベルは、同社が得意とするジャンルのひとつ。今回明らかにされた情報は文字どおり“氷山の一角”で、このほかにもゲームシステム、他の登場人物、ストーリーのディティールなど興味はつきない。サウンドノベルシリーズのファンはもちろん、サスペンス系が好きな人にはチェック必須のビッグタイトルだ。

【加納慎也】 天野浩成さん	【遠藤亜智】 中村悠斗さん	【謎の少女】 近野成美さん
TV、映画、舞台、ミュージシャンなど多方面で才能を発揮。さわやかな笑顔でファンを魅了	モデル、俳優業で活躍中。フランス語とアラビア語に堪能で、趣味はモノポリーとフットサル	アイドルから本格派女優への道をまい進中。趣味は少林寺拳法とバスケットボール

渋谷の顔役だった亜智。この界隈で知らない者はいない彼を、謎の男たちが突き飛ばしていく。加納と出会い、さらにはトラブルに巻き込まれる亜智。はたして亜智は少女を守り通せるのか……

本部から無線で指令を受ける加納は、渋谷で笹山と張り込みを続ける。謎の人物を追う加納だが、不良らしき若者たちとつかみあいになるなどトラブルが続出。なんとか犯人を追い詰めた加納に、謎の外国人が銃を向けるここから事態はさらに急転。サウンドノベル独特の緊張感がプレーヤーを待ち受ける

【スクリーンショット】

(C) 2008 CHUNSOFT

□セガのホームページ
http://sega.jp/
□チュンソフトのホームページ
http://www.chunsoft.co.jp/
□セガ チュン プロジェクトサイト
http://chun.sega.jp/
□「428（仮）」公式サイト
http://chun.sega.jp/428/
□関連情報
【5月28日】チュンソフト、iモード「大人たちの長い夜」
「伝説の教壇に立て!」の新シナリオを配信
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080528/otona.htm

(2008年7月28日)

[Reported by 豊臣和孝]