価格：オープンプライス

パッケージ写真。「エネループ」のイメージカラーともいえる青と白を中心にデザインされている (※デザインは開発中のもので、変更される可能性があります)

　三洋電機株式会社は、同社の充電池「eneloop」を使用したWiiリモコン用充電池セット「Wiiリモコン専用無接点充電セット」を8月25日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5,500円前後。任天堂ライセンス商品となっている。

　「Wiiリモコン専用無接点充電セット」は充電スタンド側にもWiiリモコンの充電池側にも端子が無く、電磁石のコイルの原理を応用した無接点充電方式を採用することで、スタンドにWiiリモコンを置くだけで充電が開始される。無接点であるためWiiリモコンに「Wiiリモコンジャケット」をしたままスタンドに置いても充電される。

　「eneloop」は単3型など企画に沿ったタイプの商品がすでに発売されているが、今回の商品ではWiiリモコンの裏蓋と一体となった特別な形状の専用充電式電池パックを採用している。これをWiiリモコンにセットすることで使用することができる。

　前述の通り「Wiiリモコンジャケット」をつけたままでも充電できるようになっているため、スタンドは若干横に広めに作られている。このため、Wiiリモコン単体で置くと、若干余裕ができるが、問題なく充電することができる。また、スタンドとリモコンの間に異物が挟まった場合、自動的に充電を停止させる充電異常検知機能も搭載している。

　充電中はスタンド右下にある青いLEDが点滅し、充電が終了すると青く点灯する。充電時間は約220分。使用時間は約6.5時間。無接点充電方式は充電完了までに時間がかかり、加充電になりやすい傾向があるというが、スタンドだけでなくeneloopの充電池側にもマイコンが取り付けられており満充電時のピーク電圧を検知し、加充電を起こさない「ピークカット方式」を採用している。

　Wiiといえば家族や仲間達で遊ぶというイメージが強く、実際にWiiリモコンを複数台持っているユーザーが多い。このため、スタンドを4台まで連結することが可能。スタンドの下部にツメがセットされており、それをひきだしパチリとはめることで連結することができる。この場合、連結代数分のACアダプタが必要となるわけではなく、1台目にACアダプタをセットすれば、2台目からはスタンドにセットされているコードを接続していけばよい仕組みとなっている。ただし充電は連結代数分が同時に行なわれるわけではなく、1台目の充電が終了すると2台目の充電がはじまるという仕組みとなっている。

　専用充電スタンド、専用充電式電池パック、専用ACアダプタなどがセットとなった商品のほかに、それぞれ単品でも発売される。これは「Wiiリモコンを複数台持っているが、スタンドは1つで順番に充電していきたい」といったユーザーの細かいニーズに応えるため。これらもオープンプライスだが、充電スタンド「NC-WR01DC」が2,500円前後、無接点充電用充電式電池パック「NC-WR01BA」が2,500円前後、ACアダプタ「NC-WR01AD-JU」が1,000円前後となっている。

「Wiiリモコン専用無接点充電セット」の本体。カバーしたままセットするとちょうど良い大きさとなっている。「Wiiリモコンジャケット」を取った状態のWiiリモコンをセットすると、左右に少し間が空くが充電は問題なく行なわれる。充電中は右下の青いLEDが点滅し、充電完了で点灯となる		裏蓋と一体化となった「eneloop」。無接点充電用充電式電池パック「NC-WR01BA」として単品販売も予定されている
家族で遊ぶことが多いWiiなので、コントローラも複数台あることが多いというデータから、充電スタンドを最大4台まで連結することができる	充電スタンドの裏側 (左写真)。1台目をACアダプタと接続し、充電スタンド内のコードを使い2台目と連結させる。充電は1台目のスタンドの充電が終了すると2台目の充電スタンドの充電が開始される。写真右にあるとおり連結させるときはツメを引き出して対応するところにはめるとある程度固定され、ずれないようになっている

□三洋電機のホームページ
http://www.sanyo.co.jp/
□「エネループ」のページ
http://www.sanyo.co.jp/eneloop/
□「Wiiリモコン専用無接点充電セット」のページ
http://www.sanyo.co.jp/eneloop/lineup/wii.html

(2008年7月24日)

[Reported by 船津稔]