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★モバイルゲームレビュー★

“テキストベースのMMORPG”とは?
モバイルならではの老舗オンラインゲーム

「ネバーワールドオンライン」

  • ジャンル:MMORPG
  • 配信元・開発元:アンビション
  • 利用料金:月額315円
  • プラットフォーム:iモード/EZweb/Yahoo! ケータイ/ウィルコム
  • 対応機種:iモード FOMA 900i/700iシリーズ以降、EZweb WAP2.0以降、ソフトバンク3Gなど
  • 配信日:配信中(EZweb:2004年7月/Yahoo! ケータイ:2005年7月/ウィルコム:2005年11月/iモード:2006年9月)



 2004年の正式サービス開始以来、110万人以上のユーザーが登録し、今もなお多くのプレーヤーがプレイし続けているモバイル専用MMORPG「ネバーワールドオンライン」。

 iモード、EZweb、Yahoo! ケータイ、ウィルコムと、キャリアを問わず同一サーバーでのプレイが可能で、ユーザー同士での自由な会話を携帯電話ゲームとしては初めて実現させるといったコミュニティ性の高さと、ファンタジーと近代SFを融合させた世界観が人気のゲームだ。

 その人気は海外までに広がり、2006年には中国で正式サービスが開始。さらに今年の5月には韓国でも正式サービスが開始され、「ネバーワールドオンライン」の勢いはまだまだ衰えることはない。今回はその人気ゲームの魅力を体験レビューという形で紹介したいと思う。

 ちなみに筆者のMMORPGのプレイ歴は、「Ever Quest」、「World of Warcraft」といった王道ともいえるPC向けのオンラインゲームばかりで、モバイルゲームのプレイはほぼ初めて。モバイルゲームに興味はあったのだが、数年前にあるゲームをプレイしたときに操作に違和感があり、それ以来足が遠のいてしまっていた。しかし、本作をプレイして、その考えはぶっ飛んだ。現在のモバイルゲームは面白い!

【スクリーンショット】
ゲーム画面はRPGというよりもAVGに近い。電池の節約や通信時間の短縮のために画像表示をオフにしてもプレイは可能。しかし、ダンジョンなどではマップが表示されなくなってしまうので注意



■ 携帯電話でのプレイを考えたデザインとインターフェイス

 本作の基本仕様を説明すると、多人数で同じ世界に入ってプレイするMMOワールドを、フィールドマップのないコマンド式RPGにした、というのが一番しっくりくるだろうか。ゲーム中では、「○○大陸へ行く」や「店に入る」などといったエリアの移動はあるが、フィールドに表示されたキャラクタを、街の入口から店へと移動させるような操作はない。よって、マップ上でモンスターや他のプレーヤーの姿を見ることはない。

 他プレーヤーやモンスターとの遭遇は、それらが出現するエリアで“探索”などのコマンドを選ぶことで発生し、戦闘やコミュニケーションが可能になる。携帯電話の通信速度を考え、膨大なデータの送受信がいらないデザインといえるだろう。例外はダンジョン内のプレイで、ここでは既存のRPGのように画面にマップが表示され、キャラクタを操作して冒険を進める。このときマップ上には見えないが、一歩移動するごとにモンスターや他プレーヤーと遭遇する可能性がある。

 ゲームの操作はいたってシンプル。移動、戦闘、売買など、主要な操作はすべてコマンドを選択して行なう。リアルタイムで時間が流れるMMORPGなのに、コマンド入力式いう操作に戸惑ったが、開発当時の携帯電話ではこれがベストの操作だと判断したのだろう。実際にプレイしていても操作に困ることはなかった。

 しかも、本作のコマンド入力はよくできている。携帯電話は各ボタンがくっつくように配置されていることまで考えているのだろう。よく使うコマンドの隣のキーには、何も設定されてなかったり、押しても無害なステータス確認などのコマンドが割り当てられている。今回プレイしている間にも、このキー設定に何度か助けられた。ユーザーサイドに立ってゲーム作っているのが、これだけでもわかる。

 気になる戦闘だが、本作はMMORPGではあるが、モンスターとの戦闘はターン制で行なわれている。プレーヤーは毎ターン行動を選び、モンスターと交互に行動する。リアルタイムで時間は流れていても、プレーヤーがコマンドの選択を終えない限り、モンスターは勝手に攻撃をしてこないので、急ぐ必要はない。慣れてきたら、3ターンのコマンドを設定して、オートでモンスターと戦わせることも可能だ。これでルーチンワークを簡略化できて、適正レベルの狩り場であれば、サクサクとテンポよく経験値を稼げる。

 ただ、これはモンスターとの戦闘時に限られる。自分が賞金首になったときや、PvPが可能なエリアでは相手の時間はリアルタイムに動いているので、簡単に勝利することはできない。油断していると先制攻撃を受けて、そのまま昇天ということになりかねないので気をつけたい。

 戦闘に慣れると、1ボタンをただ連打するだけで簡単に経験値が入るため、単純作業の繰り返しのように感じてしまうこともあった。モンスターごとに、もう少し明確な戦術の切りかえなどの要素があってもよかったのかもしれない。ともあれ、MMORPGの持つ難解そうなイメージはなく、誰でも簡単に遊べてしまうところは本作の大きな魅力といえるだろう。

【スクリーンショット】
モンスターとの戦闘はターン制。コマンドを入力しない限り、戦闘が進行しない。電車での移動中など電波状態が多少悪くても、少しの空き時間でプレイするのにも安心だ。ただし、ダンジョンでゲームを中断するときは、セーブしておかないと入口に戻されてしまうので気をつけよう
賞金首のキャラクタには「WANTED!」の文字が表示される。腕に自信があるならば戦いを挑んでみては? ちなみにキャラクタが倒れたときのペナルティーは所持金が半分になるだけ。銀行にお金を預けておけばさらにペナルティーを軽減できる



■ メル友感覚で他プレーヤーと交流を楽しもう

 本作の一番のウリであり、MMORPGの醍醐味ともいえる重要な要素が他プレーヤーとのコミュニケーションの楽しさだ。本作では、モバイルゲームの主流である定型文での会話ではなく、自由に文章を入力できるフリーワードで会話できる。この会話は、すべてメッセージとしてやり取りされる。携帯電話でメールをやり取りしているのと同じような形だ。メッセージの見逃しやすれ違いなどを回避し、円滑なコミュニケーションを実現させている。

 ゲーム中各所で“状況”を調べることで、自分と同じエリアにいるプレーヤーを確認できる。メッセージを送りたい相手を見つけたら、あとはメールを書くのと同じ感覚で相手にメッセージを送れる。メッセージの対象は1人だけで同時に複数の相手には送れない。これとは別に、プレーヤーたちが集うBBSへいつでも移動できるようになっていて、情報交換や雑談などを楽しむスレッドが建っている。これが全体チャットの代わりになっているようだ。

 仲良くなったプレーヤーたちとは、チーム(ギルドのようなもの)を作れる。チームに入れば、そのチームのアジトに入れるようになり、チームメンバーの位置確認やチーム状況がいつでも確認できるようになる。さらにチーム専用BBSが使えるようになるので、仲間と一致団結してゲームが楽しめるようになる。

 さらに、ゲーム内で結婚もできる。プレーヤー同士が結婚して夫婦になると、自分の家を持てる。さらに新たな要素として、交換日記やペットの育成など、2人だけの要素が楽しめるようになるようだ。しかも、ペットの散歩中などにしか出現しないアイテムもあるらしく、結婚すれば本作をより楽しめるようだ。もちろん、相手が同意してくれればの話だが……。

 この辺りから、このゲームが確かにMMORPGであることを感じられる。PCでMMORPGをプレイしている人からすれば、「コマンドを選んで進むようなMMORPGなんてありえるの?」と思うだろうが、確かに他のプレーヤーと同じ世界で過ごし、時に協力し、時に競うという、MMORPGならではの面白さを実感できる。

【スクリーンショット】
他プレーヤーからメッセージが来ると画面の更新時に通知され、“通信”で内容を確認できる。メッセージには携帯電話ならではの絵文字も使える
様々な場所から入れる「ネバーワールド情報BBS」。困ったことやわからないことがあったらここで聞いてみよう



■ 壮大なストーリーも味わえる、ボリュームたっぷりのクエスト

 本作ではクエストも充実している。システム的には、チュートリアルクエスト、メインクエスト、サブクエストの3種のカテゴリがある。

 チュートリアルクエストは、ゲームの遊び方をジーコロンというキャラクタから学ぶもので、レベル9までのプレーヤーが受けられる。このクエストをクリアすれば、基本的なことは覚えられるので、初めてプレイするユーザーは受けておくといいだろう。

 メインクエストでは、世界の謎を解き明かす壮大なストーリーが楽しめる。クリアするごとに次の段階のメインクエストが受けられるようになる仕組みで、現在は25以上の段階が用意されている。いきなり最後までクリアするのは無理なので、キャラクタの成長とともに受けていくことになる。

 サブクエストは、各地で受けることができるミニクエストのようなもの。ストーリー進行にはあまり関係ないが、保管所で預かってくれるアイテム数が増えたり、ゲームを進める上で有益な報酬が得られたりするので、時間を見つけてクリアしておきたい。

 これらのクエストは、現在もアップデートで続編や新規のものが追加されているので、これからも継続して楽しめるはずだ。ゲームはストーリーを楽しみたい! というユーザーもきっと満足できるだろう。

【スクリーンショット】
クエストの内容は様々だが、目的をはっきりと示してくれるので、戸惑うことなく進められる



■ 戦闘以外にも楽しめる要素が満載!

 本作にはトレードスキル(生産)要素として、アイテム合成所でアイテムを組み合わせて、強力な武器や見た目が格好いいオシャレ装備を合成して作れる。作った装備は自分で使ってもいいが、オークションなどで高値で売ってお金を稼ぐこともできる。材料はモンスターから手に入れるものが主だが、材料だけ集めても、キャラクタの合成レベルが足りていないと失敗してしまう。最初は簡単なものを合成してレベルを上げてから挑むようにしよう。

 作ったアイテムの合成パターン(レシピ)とアイテムは、自動的に図鑑に登録される。図鑑は合成レシピの他にも、モンスター図鑑、称号一覧などがあり、今まで入手したアイテムや戦ったモンスターを確認できる。これが1つずつ埋まっていくのが地味ながら嬉しい。新たなアイテムを入手したり、新たな土地で戦闘をすると図鑑の名前が少しづつ埋まっているかをつい確認してしまうのだ。コレクター心のあるユーザーにとって、これはたまらないだろう。この図鑑をコンプリートするのもゲームの楽しみの1つ。全てをコンプリートするのは一筋縄ではいかないが、それを成し遂げれば何にも変えられない達成感を得られるはずだ。

【スクリーンショット】
必要なアイテムを集めたら合成所で合成に挑戦。もし足りないアイテムがあればオークションで入手するのも手だ
おしゃれ用の装備など、変わったアイテムはアバターにも反映される。このコミカルなアバターも本作の人気の要因のひとつだ



■ モバイルゲームとは思えないボリューム。MMORPG初心者にもピッタリ

 携帯電話でのプレイを極限まで考えたゲームデザインは、通勤中でも家でプレイしていてもストレスを感じることはなく、バッテリーが続く限りついついプレイしてしまう中毒性がある。その上、ゲーム内容もしっかり作りこまれていて、ストーリーもあれば、コレクション要素やPvPといったやりこみ要素まで充実しているのだから驚きだ。

 今回のプレイでは、まだゲームの入口を体験したにすぎないが、それでもかなりのボリュームを感じられた。これで月額315円というのだから、破格といっていいのではないだろうか。携帯電話さえあれば、ほかに高価なハードは一切必要ないので、MMORPGファンのユーザーの方はもちろんのこと、MMORPGの経験がないユーザーもぜひプレイしてみて欲しい。



【アクセス方法】
http://w.n-w.jp/?a=gwth01 をURL入力、または右のQRコードを利用

(C)2004-2008 NEVER WORLD Powered by Ambition co.,ltd.
NEVER WORLD System by Marge Co. Ltd.

□アンビションのホームページ
http://www.ambition.ne.jp/
□「ネバーワールドオンライン」のページ
http://n-w.jp/pc/

(2008年7月9日)

[Reported by 徳弘径]



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