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価格:7,140円(通常版) 今回公開されたのは、新ヒロインキャラクタと新たに攻略可能ヒロインに昇格した2人のキャラクタ、限定版パッケージの情報。中でも新ヒロインキャラクタについては、声を担当している池澤春菜さんにキャラクタについて語っていただいたので、あわせて紹介する。
限定版パッケージの名前は「恋のひみつレシピ」。同梱される特典は、ゲーム中に登場する“ミャンマー”こと深山藍衣の「マジカルカシス」のコスプレフィギュア。作中では語られなかった、「マジカルカシス」の最終決戦タイプにも変身可能で、さらに可動ギミックも多く、さまざまなポーズをとらせることができる。価格は通常版から約3,000円増しの10,290円となっている。
PS2版では、新たにオリジナルキャラクタとして「七巳灯花 (ななみとうか)」が登場。また、「深山彩弥 (みやまあや)」と「本見倫 (ほんみりん)」の2人が攻略可能ヒロインに昇格する。
「アンタ、何してんの?」 主人公とはひょんなことから偶然出会う。現役のアイドルで芸名は「高峰よぞら」という。 完全実力主義。その中には自分の実力も当然含まれている。ある物は当然のように誇り、無いものは切り捨てるか努力をする。その有り方の為に生意気に思われることも多いが自分でも理解した上でそのスタイルを貫いている。ただし、その性格と仕事ゆえに友人も少なく、頼れる相手は大人のみ。その大人も利害の関係であることを納得し理解している聡明な面もある為に「友人が居ない」。
友達付き合いというものの人生経験が足りていない為に、それでも自分を居心地良く
相手してくれる和真に軽い依存を始める。懐く、とも言える。
「もう、二人とも不器用なんだから」 藍衣の姉。主人公とはおさななじみ。年は2つ上。 いつもニコニコ、メガネのよく似合うお姉さん!
記憶を失って右も左もわからない主人公を優しくリードしてくれる。
「ほら静かに、出席をとるわよ」 担任の先生。担当教科は世界史。 凛とした雰囲気のステキおねえさん♪
一見すると厳しいが、優しく公正な人柄のため、生徒たちから慕われている。ただ~~~~~はいけません。
■ 池澤春菜さんが新キャラクタ「七巳灯花」について語る
池澤さん: すごくかわいかったので、私でよろしいのでしょうかと思いました。シナリオのほうを読んでいくと、なぜ私を呼んでいただけたのかがわかりました。「周囲の方々が私を見ているイメージがここ(シナリオ)にある」みたいな感じだったんですね。中のほうはだいぶへたれてるんですけど、周りから見ると、こういうちょっと気を張って生きているところとか、あまり素直になれないところとか、そういうのがあるんだろうなぁと思っていたことが、すごくよくシナリオの中に描かれていたので、「あ、いいんだ、私でいいんだ」と納得しました。 Q. ゲームの中で灯花はガチャガチャにはまっていますが、池澤さんがはまっているものはありますか? 池澤さん: 私の人生がいろんなものにはまり続けてきたので、ほぼ常に何かにはまっているのですが、わりとここ最近は、比較的「ガンプラ(「機動戦士ガンダム」のプラモデル)」を作っております。かなり本格的に「ガンプラ」を作っております。ちょっと、お前はプロモデラーになる気なのかというぐらい「ガンプラ」を作っております(笑)。 エアブラシで塗ったりとか、プラ板貼って真鋳線入れて脚伸ばしたりとか、削り出ししたりとか、バキュームで型作ったりとかしているので、相当やっております。ついこの間、サザビーを仕上げまして、ザクのF型とフェイ・イェンを作っております。今日は間違えて、キャラクタの説明の紙を最初にいただいていたんですけど、さっき見たらフェイ・イェンの説明書が入っていて、「髪型似てるけどこんな硬くない!」と思いました(笑)。 Q. 灯花を演じる上で気をつけたことや心がけたことは? 池澤さん: 私は、邪魔をしないことですね。あんまり考えて細かいことを作っていくタイプではなくて、絵を見て、セリフを口から発声したときに、もう降りてきちゃうような感じなので、なるべくその娘が入ってくるのを邪魔をしないようにする。そのために障害物をいろいろ取り除いて。この障害物を取り除くというのは、すごく当たり前のことなんですけど、漢字がスルって読めることだったりとか、句読点の把握だったりとか……そういう邪魔なものを全部除けておいて、フラットに何も考えなくていい状態でそのキャラクタが降りてきて、私の口を借りてしゃべってくれるのを待っている感じなんです。だからほんとに、声を気をつけるとかではなくて、自分の中から出てきてくれる気持ちだったりとか、なるべくそのままの形で出してあげたいなと思っております。 (今日の収録は) 1時間押しで始まって、1時間半巻きで終わったので、都合2時間半巻きました(笑)。なぜ1時間押したのかは内緒です。でも私のせいではないです。ねっ! ねっ!(とスタッフに向かって強調した池澤さん。スタッフによると梶原プロデューサーが時間を間違えていたのが原因という)。 Q. 他のキャラに負けない、灯花ちゃんの魅力を教えてください 池澤さん: 昨今流行りの“ツンデレ”とはちょっと違う形で、“シャキデレ”? お仕事のときとか、初めての人に対して、すごくシャキッとしてるんですよ。プライドもあるし、自分自身に自信もある。上から人を見下すんじゃなくて、「私はできる、だからあなたもできるわよね」とちょっと当たりの強いところはあるんですけど、だんだん付き合っていくうちに、弱いところとか、もろいところとか、本当は恐い、本当は不安なんだよっていうところを少しずつ見せていくので、最初はシャキッとして隙がなくって、なんでもできるっていうところから、ちょっとずつちょっとずつ本来の女の子の部分、お仕事をしている“よぞら”ではなく“灯花”の部分が覗いてくるのかなというところがあります。
だから、シャキッとしている部分も、なるべく嫌味にならないように、上から押し付けてるようにするのではなくて、あの娘にとってはそれが自然なんだなっていうふうに聞こえるようにできればと思っています。また、それがあるからこそ、心を開いたときのちょっと甘えるようなところとか、懐くみたいなところが、みんなの心の中に入っていってくれるといいなと思いました。
池澤さん: 仕事に対しての会話というのが結構出てくるんですね。主人公と最初にお付き合いするのも、ギブ&テイクで。最初から「あなたを好きです」ではなくて、「私がこういうことをしたい。あなたにも決してマイナスにはならないはずだから協力してちょうだい」みたいなところから始まるんですよ。最初はそうやってすごくビジネスライクな関係で付き合っていったのが、「一緒にデートのふりをしましょう」とか、「なんとかのふりをしましょう」とかやっているうちに、だんだんメーターが傾いていっちゃって、ほんとの恋心とかにお互いなっていっちゃう瞬間があるんだと思うんですね。なので、そういう細かい灯花の気持ちをちょっとしたセリフのニュアンスとかから追っていっていただけると嬉しいなと思います。 同じようなことを言っていても、一番最初にそのセリフを言ったときと、お話が3分の2くらい進んでから言ったときでは、たぶんニュアンスが違うんですね。同じように強がっているようでも、ちょっと本音が見えていたりだとか。会うたびに少しずつ変わっていく灯花を見ていただけるといいなと思います。 Q. 本作は何度でも告白できるというシステムが特徴の1つで、灯花も何回も振る言葉を言うことになるかと思うのですが、どんな感じでしたか? 池澤さん: 灯花の場合は、振るんじゃなくて、振られちゃうほうなんですよ。その理由もちゃんとどのルートでも納得できるような言葉を投げてもらえるので、逆に灯花からすると、「ずるいな。そんなふうに言われたら、それ以上無理強いできなくなっちゃうじゃない。ひどいヤツ」みたいな感じなので、そんなに心に傷を負って北の海に逃げていくとか、そういうことにはならないと思います。 Q. 本作では湖で告白しますが、池澤さん自身は告白されるならどんなシチュエーションが好きですか? 池澤さん: そんなんどうでもいいですよ。四の五の言ってられないと思いません?(笑) シチュエーションなんかにこだわっていると、いろんな機会を逃しそうなんで、細かいことは申しません。その人の精一杯であれば……どう思います? (灯花の告白シーンは) 最初は好きとか嫌いとかの感情とはまた違うところから入るので、告白というよりも提案なんですね。物語が進み、一番最後にもう1回改めて告白みたいにはなるんですけど、途中ではシミュレーション的な感じなので、ロマンチックかといわれると、わりとサバサバですね。ただ、やっぱりそういうふうに女の子から言われて、ちょっとドキドキしてしまう男心みたいなのもあったりするみたいなので、「どこまで本気なの?」というところが面白いと思います。 Q. 池澤さんから見て、灯花をゲーム中の「オトメカイセキ」的にいうと何が何パーセントくらいですか? 池澤さん: 意地っ張りが70%、負けず嫌いが20%、残り10%が素直な心。でも、だんだん扱い方を覚えていくと、意地っ張りのところをつつくと、すっごい豪華なお弁当を作ってきてくれたりとかしてくれるかもしれないし、付き合う相手の方によって、素直なところがどんどん増えてくるかもしれないし、でも最初は意地っ張りと負けず嫌いと素直の中で素直が一番少ないかなという感じですね。 Q. 読者へのメッセージをお願いします 池澤さん: 「Sugar+Spice」というタイトルがもともとマザーグースの歌から採られているんですけど、男の子はひどくて蛇と蛙とクモとみたいなものなんですが、女の子は甘いものとかちょっとしたスパイシーなものでできてるよっていう。たぶんプレーヤーの男性ユーザーのほうからって「女の子って何考えてるんだろう?」とか「どういうことを普段考えているんだろう?」っていうのはわからないところだと思うんですよね。なので、1人ずつとゆっくりお付き合いして、いろんな会話をしながら、「あ、この娘はこういうことを考えてるんだ。こういうものが好きなんだ。こういうものでできているんだ」ということを、ちょっとずつ解析していっていただけると、それぞれの個性が見えてくるし、楽しいんじゃないかと思うんですね。
なので、フラグを立てるだとか、このルートがまだつぶれてないとか、この絵を見てないとか、このイベントを起こしてないとか、そういう平たいことはともかくとして、まずは1人1人の女の子とゆっくり会話して、どんな娘かを知っていっていただけるといいなと思います。
□アルケミストのホームページ (2008年6月27日) [Reported by 滝沢修]
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