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会場:スワロウテイル
【花宵ロマネスク 愛と哀しみ・それは君のためのアリア】
価格:7,140円 (通常版)、9,240円 (限定版)
「花宵ロマネスク 愛と哀しみ・それは君のためのアリア」は、プレーヤー (桐原珠美・名前変更可能) が明治から続く由緒正しき「月華修学院」に赴任したところからストーリーがはじまる。この学校で代々続く良家「宝生」の男の子たちと出会うが、勤務初日にいきなり宝生家最高権力者の先代に呼び出され、「悲しい宿命にとらわれた宝生家一族を救うためにこの中の誰かと結婚してくれ」と頼まれてしまう。珠美は彼らと仲良くなることでそれぞれのキャラクタが持つ悲しみの「ロゴス (キーワード)」を見つけ解放していく。 プレイステーション 2版では携帯版をベースとしながらもフルボイス収録を実現。イベントグラフィックスも描き下ろしのものが約100枚追加されるなどパワーアップしている。さらに桜沢 響と宝生蓮太郎の2名が攻略可能キャラクタとなり、オリジナルストーリーが今回用意されている。 イベント「PS2『花宵ロマネスク 愛と哀しみ・それは君のためのアリア』発売記念お茶会」は、原作者の加藤千穂美さんと、ドラマCDでは主人公を演じプレイステーション 2版では神楽ユキノ役を演じている前田愛さんの両名によるトークショーがメインとなり展開。出されたお題にお2人が答えていった。 加藤さんは発売に至った今の気持ちを聞かれ「製作しているときは (作品を) 頭の中だけでずっとひとりで考えていて孤独なんですが、良いスタッフに巡り会え具体的に作品として仕上がりました。さらに役者さんに演じてもらい、作り込んでもらってすごく嬉しい」とコメント。いくつかパワーアップしている点にも触れ、「もう一度聞きたいというセリフを何度でも聞ける機能があり、一覧が出て順番にドンドン再生される」という点がまずは気に入ったとか。選択しているセリフで自分の傾向も掴めるということで、楽しめるという。 さらにキャラクタをクリアした後のお楽しみとして会話を楽しめる機能もある。このときゲーム本編で話題を集める必要があり、「こんな所にもあるんだ (加藤さん)」と言ったようにそこかしこに隠されているのだという。ストーリーに入り込んでいると「忘れることもあるんですが、気が抜けないんですよね」と携帯ゲームをプレイしたことのある人も楽しめる要素が詰め込まれているようだ。 加藤さんは「ロゴスの近くになると、もうすぐ来ますよと言う“弱”や“強”が表示され、親切になりましたよね」と語り、「携帯版ではロゴスが取れなかったんですが(笑)、今度は取れるとれると思います」とPS2版で進化した部分をアピール。「キャラクタソングが入ったり、(元のゲームを) すごくプレイしてもらって作ってもらいました」とその出来には満足いったようだった。 一方、前田さんは先生役が染みついてしまったためか「どうしても先生の視点でプレイしてしまうので、助けてしまうんです」とか。それで2度目でグッドエンドだったんですが「メールに『愛してる』って書いてありました?」って聞かれてすごくショックで。愛されていないんだって(笑)。それでもう一度プレイしています」と振り返っていた。 キャラクタについて聞かれた2人は、「子供みたいなものだし……(加藤さん)」としながらも、「私は仕事ばかりしているので、ゲームをわかってくれる人が良いですね。葵は暇だからゲームやってそう。ともゑはゲームが好きという設定だし。でも大人が良いから葵かな」とか。前田さんは「ともゑかな。優しいですし」とそれぞれ意中の人が違うようだ。さらに話題は「彼氏にするには……」、「結婚するのなら」と広がり、際限なくワイワイと盛り上がった。 加藤さんはプレイステーション 2版で攻略可能キャラクタとなった桜沢響について「桜沢は正統派の執事で素を見せることもない。そんな中で恋に落ちプライベートな部分が明らかになっていくのを楽しんで欲しい」と解説。もうひとりの攻略可能となったキャラクタ「宝生蓮太郎」については「驚いた方も多いかと思います。蓮太郎については幸せになって欲しくて私からお願いしました。心に傷がある蓮太郎が変わっていくきます」とこちらは加藤さんの意向だったことが明らかになった。 最後に加藤さんは新作ノベルやドラマCDが発売されることを明らかにし、「皆さんの応援次第ですが」と前置きしながらも「ここで終わらないぞと言う展開が待っているかなと思います」と今後の展開に含みを持たせた。ファンにとってはまずはこのゲームを楽しみ今後の展開も楽しみにして欲しいところ。
イベントは最後のサイン色紙などがプレゼントされ盛り上がりの内に幕を閉じた。
(C)トイズwalker/Xavel,Inc. (C)2008 Marvelous Entertainment Inc.
□マーベラスエンターテイメントのホームページ (2008年5月29日) [Reported by 船津稔]
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