価格：4,800円

歴代シリーズなど数多のRPG作品を手がけた野島一成氏がシナリオを担当

　任天堂株式会社は、ニンテンドーDS用RPG「ヘラクレスの栄光 ～魂の証明～」を5月22日に発売する。価格は4,800円。

　DS「ヘラクレスの栄光 ～魂の証明～」は、不死の身体を持つ主人公たちが、自らが不死である理由を求めて旅するRPG。ゲームの舞台は、神話で有名なギリシャ。世界を統治するオリンポスの神々と、英雄、魔法が存在していた神話の時代。記憶を失った少年が、さびれた海岸に漂着する。あてもなくさまよった少年は、やがて仲間たちと出会い、互いの運命を悟りあう。不死とは何か、自分たちは何者なのか。真実を確かめるため、少年は仲間とともに神々が住むというオリンポスを目指す。

　本作は、フィールド全体を上から見下ろしたオーソドックスなスタイルを採用。戦闘はターン制で、通常攻撃のほか「魔法」、「スキル」、さらには特定条件下でランダムに発動する「アビリティ」などを駆使して戦う。戦闘中は、タッチパネルで行動を選択。各魔法と敵の相性、弱った相手に追加攻撃が可能な「とどめ狙い」など、アビリティの発動条件を考えて戦うとバトルが有利に展開する。操作はタッチパネルとボタン操作の両方に対応しており、「魔法強化」と「スキル強化」を除く全ての操作はボタンでの操作も可能となっている。

　攻撃用魔法や攻撃用スキルは、タッチペン操作でそれぞれ効果を強めることが可能。技の種類に応じた操作を成功させれば、同じ魔法やスキルでもより強力な攻撃が繰り出される。操作方法は、魔法やスキルの強度に応じて複雑になっていく。なお、「ザコとの戦闘で強化は必要ないし、いちいち面倒」という人に向け、強化手順をスキップする「おまかせ設定」も用意されている。

　装備アイテムは、街にある「鍛冶屋」で作成。ただ作るだけでなく“改良”をほどこせば、特殊攻撃が付加されたアイテムを生み出すことも可能。冒険の途中で手に入れた「さびたアイテム」は、街なかの「磨き屋」でサビを落とせば、強力な装備品として生まれ変わることがあるという。

　「ヘラクレスの栄光」シリーズは、データイースト株式会社の看板作品のひとつだったのだが、本作はその流れを受け継ぐもの。シナリオは、シリーズ作品など多数のRPGを手がけたクリエイター野島一成氏が担当。バーチャルコンソールでは、'92年にスーパーファミコンでリリースされた「ヘラクレスの栄光III 神々の沈黙」が配信されている。ファンはもちろん、興味がある人はこの機会に両方ともチェックしてみてはいかがだろうか。

【スクリーンショット】

(C)2008 Nintendo/PAON

□任天堂のホームページ
http://www.nintendo.co.jp/
□ニンテンドーDSのホームページ
http://www.nintendo.co.jp/ds/index.html
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(2008年4月17日)

[Reported by 豊臣和孝]