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会場:YNK JAPAN社内 大会議室
まず今回の発表において、生産システム実装のスケジュールが大きく変わっているので、先に説明しておく。当初は生産に必要な素材を収集する生産1次システムを4月末に実装し、生産や強化を行なう生産2次システムは後日実装するという2段構えでのアップデートが予定されていた。しかし今回、生産システムの全ての要素を一括して実装することが発表された。夏頃の実装を目標に開発を進めているという。
■ 5つのプロセスで構成される生産システム
採集プロセスは、フィールドに点在している素材を採集するもの。一般採集という基本スキルの上に、植物採集、宝石採集、鉱石採集という3つの上位採集スキルが用意され、それぞれ対応した素材を採集できる。採集で取得できる素材は、スキルの熟練度と採集アイテムの等級が高いほど、質の高いものになる。 抽出プロセスは、既存の武器や防具から、素材を抽出するというもの。手持ちの不要なアイテムを分解して素材に戻すというイメージで、使用したアイテムは当然失われる。抽出を行なうオブジェクトをクリックするとウインドウが表示されるので、抽出したいアイテムを選ぶと、自動的にアイテムが抽出される。元となるアイテムは全ての武器防具で、使用者の職業を問わない。また強力なアイテムであれば、それ相応の価値があるアイテムが抽出されるという仕組みになっている。 ソケット武器・防具制作プロセスは、能力を向上させられるソケットのついた武器・防具を作成できる。予め設計図を入手してレシピを学び、そのレシピに応じた素材を用意し、巨大なハンマーが置かれた制作用オブジェクトをクリックすれば制作を始められる。設計図は、初級のものはショップで売られているが、それ以降はモンスターからのアイテムドロップやクエストで入手できるという。 制作中は進行度合いを示すゲージが伸びていくが、この際に突発事項(アクシデント)が発生することがある。この際には、叩き、磨きといった対応するアクションを選んで対処する。この対応の成否によって、完成するアイテムの品質が変化する。うまく対処できれば、ショップで購入できる装備品よりも質のいいものになるという。 ソケット装着プロセスは、制作されたソケット武器・防具の空きソケットにアイテムを挿入するもの。ソケットのあるアイテムを右クリックするとウインドウが開き、ソケットアイテムを挿入できる枠が表示されるので、使いたいソケットアイテムを選んで挿入する。この際、成功、失敗、大失敗の3つの判定がランダムに起こり、成功すれば装備がアップグレードされるが、大失敗するとソケット自体が破壊され、そのアイテムのソケットを1つ失ってしまう。 アイテム強化は、強化アイテムを使用して、制作された武器や防具の基本性能を向上させるもの。アイテムの強化は複数回行なえ、強化した回数は装備名の横に「+1」などと表示される。ただし強化はランダムに失敗することもあり、その場合は装備が消滅する可能性もある。強化アイテムに加えて研磨剤を使うと成功率が上がり、質のいい研磨剤を使うほど成功率もより高くなる。
これらの生産武器・防具は、同じ種類のものでも生産等級によって性能が異なるのはもちろん、色も変化するという。
■ 韓国の開発スタッフが世界初公開の情報を紹介!
ジャイアント種族は現在開発中の新種族で、背が高く体格がいいデザイン。両手に構えた剣を豪快に振り回すモーションも公開された。実装時期は未定。今回、開発元の韓国よりも先に情報を公開したことについては、YNK JAPAN広報の前田相伯氏が「日本のユーザーにどうやれば喜んでいただけるか話し合った結果」と説明。YNK GAMESとともに、今後も日本のユーザーを大切にしていくという姿勢を鮮明にしたいという狙いがあるようだ。 このほかにも、ステータスを上昇させてくれるレアなモクダックペットや、プレーヤーキャラクタを回復してくれるメイドペット「メイドたん」、明るい雰囲気のダンジョン「テーマパーク」などの情報も公開。このうち「メイドたん」については、声優の水原薫さんがキャラクタボイスを担当する。ビョン氏は「これから開発する種族のモデルになるかもしれない。いろいろなコスチュームも用意する予定」と語っている。
またビョン氏は本作の開発について、「日本は韓国と一番近いバージョンが動いている。韓国での開発においては、日本に向けてのチューニングを考えており、YNK JAPANとも緊密に動いている。日本のユーザーは韓国より多様性を求めるので、それは常々考えて開発している」と語った。またパク氏も「日本のユーザーからの要望や提案でできたものは数多く、海外で好評なものも多い。日本のユーザーのアイデアやYNK JAPANからの提案はとても嬉しいと思うし、今後も緊密にコミュニケーションしたい」と話し、開発としても日本とは密接な関係を続けていきたいという姿勢を示した。
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□YNK JAPANのホームページ (2007年4月14日) [Reported by 石田賀津男]
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