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会場:中野サンプラザ
9時間という長丁場であったが、カリスマ性を感じさせるトッププレーヤーたちの絶技が生で観られることとBEMANIアーティストによるミニライブの開催などBEMANIファンにとって有意義な1日となったことだろう。出場者が全国から来ているということもあり、北海道から応援に駆けつけたという来場者もいた。BEMANIシリーズそのものの求心力の大きさと、プレーヤー同士の強力な横の絆を感じさせるイベントであった。 イベントの流れは午前11時10分から最終決勝一次予選が各タイトルごとにスタート、休憩とミニライブを挟んだのちに午後4時から各タイトルごとの最終決勝がスタートした。
■ 最終決勝一次予選 それでは、最終決勝一次予選をダイジェストで紹介していこう。 【pop'n music 15 ADVENTUER最終決勝一次予選】 9人の出場者が3人ずつ3グループに分かれ各人1曲ずつプレイ楽曲を決めた後、ステージ上の3台の「pop'n music 15 ADVENTUER」で「店内対戦・ガチバトル」モードをプレイ。3曲の合計スコアが1位のプレーヤーが勝ち抜けで、計3名が最終決勝に残る。「敬老パンク」などのBPM(速度)の変調が激しい曲や、トリッキーな譜面の「クラシックナイン」を選曲されたにも関わらず、一度もミスをしなかったという「NO BAD」を叩き出すプレーヤーが続出した。中部・北陸地域代表「リリカ.P」、関東・甲信越2地域代表「Lifull」、関東・甲信越1地域代表「CODA$」の3氏が最終決戦に進出した。
【GuitarFreaksV4 Rock×Rock最終決勝一次予選・二次予選】 一次予選は10人のプレーヤーが指定した曲をバトルモードで対戦。二次予選は一次予選の勝者5名+敗者復活1名の6名でバトルモードで対戦し、勝ち抜けた3名が最終決戦に進出する。RANDOM、SUPER RANDOM、LIGHTといったオプションが使用不可のため、プレーヤーによっては不利な展開になるかと思いきや、そこはトッププレーヤーたち。人気の高い「over there」などの楽曲を問題なくクリアしていた。決勝進出者は中国・四国地域代表の「-FREEZA-」氏、東北地域代表「...76...」氏、近畿地域代表「3_AIHS_1」氏の三名。 【DrumManiaV4 Rock×Rock最終決勝一次予選・二次予選】 10人のプレーヤーが指定した曲をバトルモードで対戦。二次予選は一次予選の勝者5名+敗者復活1名の6名でバトルモードで対戦し、勝ち抜けた3名が最終決戦に進出する。唯一椅子に座って遊ぶのが基本フォームのゲームのため、入念に椅子の高さを調整するプレーヤーが多かった。難易度の高い「MODEL DD6」でミス無しのフルコンボを達成するなど、プレーヤーの妙技が披露された。決勝進出者は近畿地域代表「SK.HO4-Y」氏、ワイルドカード枠選出の「MASUOSAN」氏、東北地域代表「SETSUNA」氏。
【DanceDanceRevolution SuperNOVA 2最終決勝一次予選】 2曲のコナミ課題曲を10人のファイナリストが2名ずつVERSUSスタイルでプレイしていく。1曲目と2曲目の合計スコアの上位4名が最終決勝に進出する。1曲目の「華爛漫 -Flowers-」、2曲目「TRIP MACHINE survivor」ともに、ほぼすべてのファイナリストがフルコンボを達成していた。決勝進出者は、ワイルドカード枠選出の「MICH」氏、同じく中国・四国地域代表の「IKEPON」氏、アジア代表「5 1 3 」氏、東北地域代表「P.-.TAKA」氏の4名。
【beatmania IIDX 15 DJ TROOPERS最終決勝一次予選】 10人のプレーヤーが、BEMANIシリーズ人気アーティストDJ TAKAが引いたくじで決定した課題曲2曲をプレイ。2曲の合計スコアの上位3名が最終決勝に進出する。DJ TAKA氏は「AA」、「Candy Galy」の2 曲を選出し、それに沿って予選が行なわれた。BPMが早く、スクラッチと鍵盤のカラミが多い「Candy Galy」をフルコンボノーミスクリアするなど最も観衆から歓声のあがった予選となった。決勝進出者は、東北地域代表「DOLCH.」氏、関東・甲信越2地域代表「LIFULL」氏、近畿地域代表「W-MESI」氏。
「GOLD RUSH」では「make it ! make money!」のコールが観客から上がり、「Second Heaven」では「beatmania IIDX」シリーズのカウントダウンコールが起こるなどアーティストとオーディエンスのシンクロ度が高いライブであった。
■ 最終決勝 ライブ終了後、いよいよ最終決勝の幕が切って落とされた。 【pop'n music 15 ADVENTUER】 進出者3名が、お互いに一曲ずつ指定するプレーヤー指定曲3曲を超チャレンジモードにて一人ずつプレイ。3曲の合計得点が一番高いプレーヤーが優勝となる。「Lifull」氏選曲の「グランヂデス」、「リリカ.P」氏選曲の「IDM」、「CODA$」氏選曲の「クラシック11」による激闘がとなった。3曲で安定したスコアを弾きだした関東・甲信越2地域代表「Lifull」氏がトップランカーの座に輝いた。
【GuitarFreaksV4 Rock×Rock】 進出者3名がお互いに1曲ずつ指定するプレーヤー指定曲をプレイ。各曲スコアの高い順に3・2・1点とポイントを付け、なおかつ自分の指定曲で1位を取った場合はボーナスで1点が付くという特殊ルール。選曲は「...76...」氏が「Timepiece phase II」、「3_AIHS_1」が「under control」、「-FREEZA-」が「MODEL DD4」という選曲。自分の指定曲は3位だったものの、他2曲で1位のスコアを出した東北地域代表「...76...」氏が見事優勝した。
【DrumManiaV4 Rock×Rock】 進出者3名がお互いに1曲ずつ指定するプレーヤー指定曲をプレイ。各曲スコアの高い順に3、2、1点とポイントを付け、なおかつ自分の指定曲で1位を取った場合はボーナスで1点が付くという特殊ルール。「SETSUNA」氏は「The Least 100sec」、MASUOSAN氏は「MODEL FT2 MiracleVersion」、「SK.HO4-Y」氏は「MODEL DD4」を選択。「僕たちは難易度レベル98(99が最高)以上の曲だけやります!」という宣言通り、ハイスコアを取るためだけではなく魅せる曲を選択。あえて椅子に座らないというフォームで臨み、東北地域代表「SETSUNA」氏がトップランカーの栄誉に輝いた。
【DanceDanceRevolution SuperNOVA 2】 4名の進出者が3曲の課題曲「PARANOiA MAX」、「Pluto」、「MAX 300」をこなし、合計スコアを競う。特に「MAX 300」はゲームセンターでもフルコンボでクリアできる人は稀という超高難度曲。それを最終決勝という場面できっちりフルコンボを決めてクリアした「MICH」氏が「DanceDanceRevolution SuperNOVA 2」トップランカーの座に輝いた。
【beatmania IIDX 15 DJ TROOPERS】 最終決勝進出者3名がお互いに一曲ずつ楽曲を指定し、その合計スコアを競う。3名が選んだのは「嘆きの樹」、「ピアノ協奏曲第1番 蠍火」、「冥」と難易度のとても高い譜面の曲ばかり。最終ステージにふさわしいチョイスであり、ユーザーから見ても難しいパートをミスなく叩き終えた瞬間は大きなどよめきが起こっていた。スコアは3名が並ぶかに見えたが、僅差でDOLCE.氏が勝利した。
最後にビーマニプロダクションエグゼクティブプロデューサーの大田良彦氏が登壇、「今日の素晴らしいプレイ、トップランカーをいつまでも心の中に留めておいてください。皆様にここまで遊びこんでいただけて、作り手としてこれ以上の喜びはありません。次のトップランカー決定戦が開けるよう皆さんに協力してもらい実現に向けて頑張りたい」と次回大会への意気込みを語り、大会は無事閉幕した。
(C)1998 2007 Konami Digital Entertainment Co., Ltd. (C)1999 2007 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.
□KONAMIのホームページ (2008年4月4日) [Reported by 福田柵太郎]
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