ハドソン、「iPod touch」向けサイト紹介イベントを開催 銀座Appleストアに高橋名人が登場。20本のネイティブアプリを投入
3月29日 開催
会場:銀座Appleストア
株式会社ハドソンは、「iPod touch」向けサイト「Do the Hudson!!(β)」の紹介イベント「Do the Hudson!! with 高橋名人」を、3月29日に銀座Appleストアにて開催した。
このイベントでは、ハドソンの高橋名人と、WEBサイト「iPhone・iPod touch ラボ」主催の近江幹氏によるトークイベントと、ハドソンでネットワークコンテンツカンパニー プレジデントを務める柴田真人氏による「Do the Hudson!!(β)」の紹介、そして「Do the Hudson!!(β)」で配信されている「名人を探せ!」を使ったゲーム大会が開催された。
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初代iPodなどを次々とポケットから出して披露する高橋名人。相当なiPodマニアだ |
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「iPhone・iPod touch ラボ」主催の近江幹氏。「ゲームは苦手」だそうだが、テクニカルな方面の話題も展開していた |
トークショーでは、高橋名人が自身のアップルコンピュータ好きなところを披露。ハドソン入社当時に「Lisa」を触り、自分でも「Macintosh SE」をローンで購入。今までに8台のMacを購入たという。iPodについても、初代iPodから新機種が出るたびに買っているそうで、「通勤用に、音楽を聴くiPod nano、動画を見るiPod classic。バイクには振動に強いiPod shuffle」と使い分けているとか。この日のお題となるiPod touchは「今日は置いてきちゃった」と笑っていたが、実際には16GBモデルと32GBモデルの2台を持っているそうで、かなりのヘビーユーザーである。
iPod touchでのハドソンの展開については、「今はパロディムービーなどもあります。ゲームだけではなく、面白いことを表現できればいいなと、色々な方向に手を伸ばしているところです。加速度センサーを使って『てくてくエンジェル』(歩数計)のカロリー計算なども1台でやってしまうのも面白そうです」と述べ、ゲーム的な面白さを取り入れたものにチャレンジしていく姿勢を見せた。ただこのほかにも、「ハドソンはゲーム会社なので、iPod touchで遊べるゲームは作っていくと思います。『ボンバーマン』はiPod touchでもきっと遊べるようになると思います」とも語っていた。
また高橋名人自身が考えていることとして、「ビデオキャスティングをやろうかと思っています。朝の挨拶とか、六本木の事務所から見える東京タワーとか、今日の『スターソルジャー』の点数とかね。それを誰がやるんだということでもめているんですけれど、近々やりたいなと思っています」という話もあった。この辺りは高橋名人のブログなどで今後話が展開されそうだ。
話し相手の近江氏は高橋名人のパワーに押されっぱなしだったが、今後のiPod touchの展望として、「SDKでネイティブなアプリケーションができるようになったり、ドックコネクタにカメラやワンセグチューナーなどを繋げられるようになれば。PCでできることはiPod Touchで何でもできるようになるんじゃないか」と話していた。またiPod touchの特徴であるマルチタッチについて、「最大で5カ所まで同時に認識できると聞いている」とも話しており、高橋名人も「これで面白いゲームができるんじゃないか」と興味を持って聞いていた。
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ハドソン ネットワークコンテンツカンパニー プレジデントの柴田真人氏。ハドソンとしてiPod touchに本気で取り組む姿勢を示した |
トークショーに続いては、柴田真人氏が「Do the Hudson!!(β)」を紹介した。現在は13本のAjaxベースのゲームが無料で配信されており、更新もほぼ毎週行なわれている。
今後の展開については、20タイトル以上のネイティブアプリを用意するとしている。個別のタイトル名については明らかにされなかったが、「マルチタッチは我々にとってもインパクトがあった。今までになかったチャレンジャブルな物を提供したい」とした。
高橋名人も話していた「ボンバーマン」については、「やりたいとは思うが、その時は加速度センサーなどiPod touchの機能を使ったものにしたい」と、独自の要素を加えたい方針を明らかにした。またゲームタイトルについて「卵」というキーワードを挙げ、「Z軸や傾きセンサーを使ったもの。世界的なキラーソフトになるのではないか」と、早くも新作への自信を覗かせていた。
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「Do the Hudson!!(β)」では、現在は13本のAjaxベースのゲームを配信している |
触ると画面に穴が開いたように見せるなど、さまざまなジョークムービーが用意された「touch Trix」 |
高橋名人のブログなども、iPod touchに合わせたデザインで配信されている |
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現在は日本からのアクセスが増えたというが、以前はiPhoneの人気もあり、7割が海外からのアクセスだったとか |
20本以上のネイティブアプリを配信すると発表。ただしこの画面はハメコミのようで、これが配信されるというわけではないようだ |
キーワードとして示されたもの。具体的なタイトルも上がっているが、その他のキーワードも開発中のタイトルを示すものになっているようだ |
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「名人を探せ!」を高橋名人が自ら説明 |
イベントの最後は、Appleストアのために用意された「名人を探せ!」特別バージョンによるゲーム大会が行なわれた。「名人を探せ!」は、画面のあちこちに表示された高橋名人のイラスト(「高橋名人の冒険島」のキャラクタ)の中から、画面左上に示されたものと同じキャラクタを見つけるというもの。2本指で画面を拡大・縮小(ピンチ)して探し、見つけたらそのキャラクタを指で押す(タップ)という、シンプルながらiPod touchの機能が盛り込まれたゲームである。
ゲーム内容の説明は、高橋名人が自ら行なった。大会には来場者が参加し、見つけた人にはWii用ソフト「DECASPORTA」や、iTunes Music Cardがプレゼントされた。
□ハドソンのホームページ
http://www.hudson.co.jp/
□「Do the Hudson!!(β)」のページ
http://touch.hudson.co.jp/
□「iPhone・iPod touch ラボ」のページ
http://ipodtouchlab.com/
□関連情報
【2007年12月11日】ハドソン、「iPod touch」向けサイト「Do the Hudson!!(β)」
12月12日開設。ゲーム、音楽、ムービーなどを随時配信
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20071211/ipod.htm
(2008年3月31日)
[Reported by 石田賀津男]
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