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★PS3 / Xbox 360ゲームレビュー★

戦場へ行くなら1人より2人で行こうぜ!!
協力プレイにフォーカスした新世代ミリタリーTPS

「Army of Two(アーミーオブツー)」

  • ジャンル:サードパーソンアクション
  • 開発元:EA Montreal
  • 発売元:エレクトロニック・アーツ
  • 対応プラットフォーム:プレイステーション 3 / Xbox 360
  • 価格:プレイステーション 3版:7,329円、Xbox 360版:7,140円
  • レーティング:CERO:D(17歳以上を推奨)
  • 発売日:3月19日(発売中)



 主人公がただ1人で大勢の敵と対決するパターンはもう古い!? EAから発売された「Army of Two」は、歴戦の兵士である2人の主人公が、世界各地の戦場でミッションを遂行するサードパーソン・アクションだ。プレーヤー2人、またはプレーヤー1人+AIによる協力プレイで作戦を展開、あらゆる局面の困難をパートナーとの連携でクリアしていくのが本作最大の特徴だ。

 ゲームエンジンにはEpic Gamesの「Unreal Engine 3」を採用し、PS3とXbox 360が持つ高い処理能力をふんだんに活用したド派手な戦闘シーンがミリタリーゲームファンにはたまらない。「Gears of War」以降、にわかに注目を浴びはじめたCO-OPプレイ(=協力プレイ)をゲームの主眼に置いた意欲作を早速紹介していこう。


■ 米軍が民営化!? 民間軍事会社が台頭するIF世界が舞台

元米軍レンジャー出身の主人公リオスとセーレム
PMCに雇われた兵士として世界各地を転戦していく
 本作「Army of Two(以下AoT)」は、AIもしくは他のプレーヤーとの2人1組の協力プレイを主眼に置いたサードパーソンアクションゲームだ。「Partner Artificial Intelligence(パートナーAI、略してPAI)」と呼ばれる独自のシステムを採用し、2人の兵士が様々なシチュエーションで戦う様子を演出しており、これまでの主人公1人のゲームでは表現できない様々な演出でプレーヤーを楽しませてくれる。

 ゲームは、Private military company(PMC=民間軍事会社)の進出が現実世界よりも一層目覚しくなっており、ついには米軍が民営化されるかも!?という、割とトンデモ感の入った世界観をベースにしている。プレーヤーは、PMC大手SSC社に雇われている傭兵、セーレムとリオス、どちらかを選択をしてミッションを進めていく。

 戦場はソマリア、アフガニスタン、イラク、中国など、地球上に実在する世界各地が舞台となっている。日本版は、英語音声ではハッキリ固有の国家を口にしているが、表記レベルでは「アフリカ某国」や「中東某国」など、具体的なステージ名がぼやかされている。この点に関しては、2008年3月現在、ゲームの題材になっている国のほとんどが実際に何らかの紛争問題を抱えていたり、PMCが実際に活躍している場所であるが、わざわざマスキングをして配慮する必要があったのか、やや疑問が残る。

 冒頭でも触れたように、ゲームエンジンにはEpic Gamesの「Unreal Engine 3.0」を採用しており、光源処理やキャラクターのモデリングは特に力を入れており、セーレムとリオス2人の動きと、細部まで手を抜かずに丹念に描かれた装備品には注目したい。3種類の武器をきちんと体に装備し、取り回す様子と、遮蔽物に滑り込んで敵の攻撃をかわしたりする様子は、「Gears of War」を強く意識している印象を受ける。

 ゲームの開発は、EAのカナダ子会社EA Montrealが行なっている。2004年に開設された新しいスタジオで、Wii用にアレンジされたエクストリームスポーツゲーム「SSX Blur」やカラオケ+ダンスを合体させた音楽ゲーム「Boogie」などを開発しており、本作「AoT」が初めての大型タイトルだ。

米軍がPMCに取って代わられる近未来が舞台 Unreal Engine 3を採用している


■ 勝利の決め手は「アグロメーター」の活用にあり!!

ゲームは常に2人1組のツーマンセルで展開される
遮蔽物に滑り込んで敵の攻撃から身を守ろう
 本作は常に手前に自分のキャラクタが見える3人称視点を採用したサードパーソンアクションで、ゲームシステムは同ジャンルの中では傑作の部類に入る「Gears of War」の影響を強く受けている。敵にガンガンと突っ込むランボータイプのゲームではなく、適度に遮蔽物に身を隠しつつ、敵と対峙することが戦いの基本となっている。他のゲームと異なるのは、常に2人の主人公によるツーマンセル状態で戦闘が展開される点が新しく、相方との連携行動が重要になってくる。

 相方はシングルプレイの場合はAIが、CO-OPモードの場合は他のプレーヤーが担当することになるが、AIの場合はパートナー動作指示をこまめに与えて戦闘の主導していくことになる。指示は大きく3つわけて「前進」、「再編成」、「現在地確保」があり、更にそれぞれにノーマルとアグレッシブの2つの行動パターンが用意されている。

 ノーマル状態で指示を出すと、基本的にAIは必要以上の攻撃は行なわなず、アグレッシブモードで指示を出すと敵に積極的な攻撃に打って出るようになる。これは敵の注目を自分から逸らす際に重要で、横合いから回り込んで攻撃を仕掛ける際などには欠かせない。

 敵からの注目度といえば本作には「アグロメーター」という独自のシステムがあり、目立つ武器を装備していたり、敵の近くで射撃を行なったりするとメーターが上昇し、一定値以上になるとヒートアップ状態になり、敵からの攻撃が集中するようになる。攻撃を控えるかパートナーが目立つ行動をとるとメーターは元の位置に戻るようになる。

 戦闘中はこの「アグロメーター」をよく見て、状況に応じた行動を取っていくことが必要不可欠だ。わかりやすい活用方法としては、自分もしくはパートナーどちらかが敵をうまくひきつけて、その間にもう片方が側面を移動して、背面に回って2人で挟撃状態にする。本作には、重装備で正面からの攻撃ではダメージを与えられないような敵も存在する。彼らに対しては「アグロメーター」の効果を有効活用しないと倒すことは難しい。

 パートナーとは攻撃連携もできるようになっていて、同じタイミングで狙撃を行なう「CO-OPスナイプ」と、パートナーが装備している武器を交換する「武器交換」の2つが用意されている。「CO-OPスナイプ」については、建物の入口に立っている歩哨2人を同時に倒す場合などに便利だが、「武器交換」については、少なくともシングルプレイでは、弾切れを起こすケースは稀なので、利用する機会は少ない。

 アグロメーターがヒートアップ状態になり一定の条件を満たすと、与えるダメージを2倍にしたり、ステルス化して敵から見えなくなる「オーバーキル」というモードを発動させることができる。有効な時間は短いが、激しい攻撃で劣勢に立たされた際に発動できると形勢逆転の突破口にもなりうるので、使うタイミングを練習しておくとCO-OPモードで役に立つだろう。

 敵の攻撃に倒れた場合は即死することはなく、まず、その場で身動きが取れなくなってしまう。このまま放置するとやがて死んでしまう。本作はいずれか一方が死亡するとその時点でゲームオーバーとなるため、瀕死状態になったらもう一方が命がけで救出に行くのがセオリーだ。本作はこの部分が意外とキモであり、CO-OPプレイでは仲間のありがたさが身にしみてわかるだろう。

 具体的な救出方法としては、身動きが取れなくなったパートナーのところまで赴き、応急措置を行なうことで戦闘に復帰することができる。この間、身をさらすには危険すぎるほどの硬直時間が発生し、敵から銃撃を受けると応急措置が中断してしまう。この中断を避けるために取れる手段としては2通りあり、ひとつは身動きが取れなくなったパートナーによる援護射撃、もうひとつはそのままパートナーを引きずって、安全な場所まで引っ張っていくことだ。

 繰り返しになるが、本作では2人のうちどちらか1人が死ぬとゲームオーバーになるため、相方の行動はカメラで常にチェックし、カメラにドクロマークが出るようになったら、即座に攻撃の手を休めさせたり、安全な場所に移動させたりと、こまめに指示を出していくことが重要だ。

アグロメーターが高くなると敵の攻撃が集中する 一定の条件を満たすとオーバーキルモードが発動
車の扉やライオットシールドを使って戦うことも 仲間が倒れたら即座に安全な所まで引っ張ろう
倒れても一定時間はその場からの攻撃が可能 連携プレイをうまくこなさないと倒せない敵もいる


■ 拳銃からガトリング砲まで、様々な武器が使える!

メインウェポンは様々なカスタマイズが可能
こんな豪華仕様にすることも!!
 セーレムとリオスは、計3種類の武器を携行することができる。1つ目はメインウェポンで、主にアサルトライフルやショットガンなど最も戦闘で多用する武器、2つ目はサブウェポンでサブマシンガンや拳銃など、メインウェポンが弾切れした際などに切り替えて使う補助用の武器、3つ目がスペシャルウェポンで、ライフル銃やRPG、スティンガー地対空ミサイルなど、弾数は少ないが一撃必殺の強力兵器などだ。

 これらの武器は、キャンペーンモード中に稼いだ賞金を使って、ゲーム中随所で利用きる武器商人から購入することができる。キャンペーンの全ステージをクリアすると、メインウェポンが全てアンロックされ無料で入手可能な状態になるため、主にサブウェポンとスペシャルウェポンの武器を積極的に購入して選択肢を増やしていくと良いだろう。

 「AoT」における武器の醍醐味として、カスタマイズ機能が挙げられる。銃の種類によってカスタマイズできるポイントは多岐に渡っており、弾倉を大きいサイズに変更したり、バレルをより安定度の高いものに変えたり、フロントマウントにグレネードランチャーやショットガンをつけたりと、厳しい戦闘を戦い抜くには、新しい武器にホイホイと買い換えて行くよりも、ひとつの武器を強化して長く使う方が目に見えて高い効果が期待できる。

 当然のことながら武器を改造すると、ゲーム中の武器にもカッコイイ改造結果が反映されるため、プレーヤー側も積極的に改造してやろう、という気持ちにさせてくれる。ただし、あまり派手な改造をするとアグロメーターが上がりやすくなるという一種の副作用も備えている。アグロメーターを上げるための改造というものもあるが、敵に狙われやすくなるだけなので、ゲームに慣れるまでは、過度の改造は控えた方がいいかもしれない。

 武器カスタマイズの欠点は後述のVS.モードに武器の持ち越しが不可能なことで、せっかく賞金を貯めて購入&カスタマイズした銃を対戦に持っていくことができないのは、ゲーム全体のバランスを考慮しているのは理解できるが、知らないプレーヤーに武器を自慢したり、威力を見せるといった楽しみ方ができないのは残念なことだ。

スペシャルウェポンの装弾数は少ないが威力抜群だ。いざというときに使おう ゲームを進めると全部で3種類のアーマーが入手できる。一定のステージに到達すると自動で入手でき、購入する必要はない
マスクの柄は多数用意されている カスタマイズの結果がゲームに反映されるのが嬉しい


■ パートナーとの相性がゲームをクリアする決め手に!? 「CO-OPモード」

バックトゥバックで360度全方位攻撃
空からの攻撃は移動と攻撃に分担される
 「AoT」の真髄はCO-OP、つまり協力プレイにあると断言しても過言ではない。ゲームはスプラッシュスクリーン(画面分割)によるオフラインでの協力プレイにも対応しているが、主流はやはりオンラインプレイだろう。

 オンラインCO-OPには、Xbox LiveやPLAYSTATION Network上に登録されたフレンドを誘ってプレイするプライベートCO-OPと、マッチングサービスを使って不特定のプレーヤーと協力して戦うパブリックCO-OPの2種類のモードが用意されている。

 CO-OPプレイは、シングルプレイではプレーヤーとAIによるコンビネーションだったものを、二人ともプレーヤーが操作して、キャンペーンをクリアしていくというゲームモードだ。AIでは決して味わえない、人と人ならではのコンビネーションプレイと、うっかりミスが、ゲーム自体が持っている元々の面白さを数倍にも引き立たせてくれる。

 細かいメリットとしては、自分のシングルプレイのキャンペーンの途中セーブポイントを起点に、CO-OPを開始することも可能なところだ。ちょっと1人ではクリアするのが難しい、どうもAIが頼りないといった場合は、友人を呼んで半ばヘルプの形でCO-OPを楽しむといったこともできる。

 武器と獲得賞金は、お互いのシングルプレイで購入・獲得したものを、そのままCO-OPモードで引き継ぐことが可能で、CO-OPモード上で新たに獲得した賞金や武器はそのままシングルプレイでも使うことができるため、手っ取り早くお金を稼ぐにはCO-OPモードのやり込みは欠かせない。特にXbox 360版の実績解除の中には100万ドルを貯めるといった条件もあり、全実績解除を目指すプレーヤーは、1人でコツコツやるよりも、2人でガッツリ、というプレイスタイルがおススメだ。

白兵戦は敵からの一撃に注意 乗り物による移動や戦闘も用意されている
迷った時はGPSを使えば行き先も一目瞭然 スナイプはゲーム中かなり多用することになる


■ 敵対チームよりも多くのミッションをこなせ! 「VS.モード」

二人の息を合わせることが勝利の決め手
制限時間内に敵チームより多くのミッションをこなそう
 オンラインマルチプレイでもうひとつの醍醐味は「VS.モード」だろう。これは2vs2のチームに別れ、マップ内で発生する様々なミッションを敵対チームよりも先にクリアして賞金を稼ぎ、制限時間内にどちらのチームがより多くの賞金を得れるかを競うゲームだ。

 必ず2vs2に分かれるため、ゲームはいかにパートナーとの意気が合うかに勝敗の行方がかかっている。バラバラに行動をしてもミッション達成はおぼつかないため、必ず2マンセルでお互いの行動を補完しあうようにプレイを進める必要がある。

 ゲーム中に課せられるミッションには、捕虜救出・要人暗殺・施設破壊などのパターンがあり、それぞれ目的の場所はGPSで方向が示されるため、ミッションが発動したら迅速に目的地に向かう必要がある。途中ステップジャンプなどを駆使する場合もあり、個人による勝手な行動はゲームの勝敗どころか、基本的な対戦マナー違反にもなりかねないほど「VS.モード」での行動はお互いのチームワークが何よりも大切と言えるだろう。

 マップ中には敵味方のプレーヤー以外にゲリラ兵などのNPCがうろついており、プレーヤーを襲ってくる。戦う相手は敵対チームだけではない、という点もゲームの勝敗が簡単に決しないようなバランス調整に一役買っている。

 キャンペーンモードでは体験できない要素としては、M1エイブラムス戦車などマップ中に登場する乗り物を使って敵に強力な一撃を加えることができるようになっている。ゲーム本編で乗れるものはホバーボートだけだったので、物足りなさを感じていたプレーヤーはぜひ使いこなせるように練習を積んで欲しい。

 プレーヤーが操作するキャラクタはセーレムとリオス含め、ゲームに登場する主要人物や敵キャラクタ(ボス含む)などから選択することが可能で、プレーヤーの好みによって適宜変更することができる。

常に二人一緒に行動をすることが重要だ キャンペーンには登場しない戦車にも乗ることができる
乗り物による攻撃はなかなか強力 二人とも倒されてしまうと大きなタイムロスだ


■ CO-OPモードをいかに楽しめるかで本作の評価は大きく変わる

 「AoT」はプレイ環境によって大きく評価を分けるタイトルだ。シングルプレイオンリーで考えると、キャンペーンの短さ(6~7時間でクリアできる)はプレーヤーに物足りなさを感じさせるし、今ひとつかゆいところに手が届かないAIも気になるだろう。

 また、EAのゲームには度々あることだが、ストーリーが中途半端だったり、かなり強引な終わり方をすることがある。その理由が開発まわりの不足なのか、ディスク容量の不足なのか、その両方なのかはわからないが、そうした側面は本作にも散見される。特にシングルキャンペーンのクリア時の達成感の無さは、ちょっと前例がないように思うほどだ。逆に言うと、「AoT 2」が確実に開発されている。そうでなければおかしい。という終わり方をする。もっともこれはEAだけでなく、欧米大手で近年見られる傾向だ。

 本作の場合は後半~終盤の展開で、もうひとふんばり作りこみをしてストーリーと演出に深みを持たせて欲しかった。ベースとなるゲームデザインは良質なだけに、良作・名作にもなれたのになあ、という「もったいないオーラ」がプレイ中常に漂っている。

 しかしシングルプレイはどちらかというと残念な要素が多いが、オンラインによる協力プレイとVSモードはマルチプレイ好きには価値ある内容に仕上がっている。敵との戦闘も協力プレイではプレーヤー側の対応次第で様々な戦い方を試すことが可能で、戦闘の過程でおこる、戦い方の読み違えなど人為的なミスで発生するアクシデントに必死でフォローするところが楽しく、マルチプレイならではの醍醐味がゲームに凝縮されている。

 VSモードはよりチームワークを強調したマルチプレイルールとして、オリジナリティがキラリと光っている。一人勝手な行動ではなく、常にツーマンセルによる協調行動がゲームの勝敗を制するため、プレーヤー同士のコミュニケーション能力も問われる。ボイスチャットの活用はかなり重要で、ボイスチャットなしでは相方の行動を追いきれず、敵対チーム側が機先を制することを許してしまう場合が多かった。

 Xbox 360版では標準のヘッドセットがあるため、この点は問題ないがPS3版の場合はUSBかBluetooth規格の別売ヘッドセットを入手することを考えておいた方が良いかもしれない。ミッションの中には二人が協力しないと先に進むことができないケースも想定され、プレーヤーは購入も検討することをおススメしたい。

 ゲーム全体のボリューム不足は否めないが、協力プレイで進めるタイプのゲームを望んでいた人にとっては「AoT」は間違いなくおススメできる一本だ。まずはシングルを一巡して全てのメインウェポンをアンロックした上で、最高難度の「マーシナリー」でオンライン協力プレイに挑んでいただきたい。二人対多数の戦いを存分に満喫できるだろう。

本作ではストーリーもなかなか興味深い内容で、ゲーム本編ではあまり語られない部分や登場人物も多数いるため続編への期待がかかる展開になっている

(C) 2008 Electronic Arts Inc. All rights reserved.


□エレクトロニック・アーツのホームページ
http://www.japan.ea.com/
□「Army of Two」の製品情報
http://www.japan.ea.com/aot/

(2008年3月27日)

[Reported by GameDude]



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