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カプコン、PSP「MHP2ndG」プレス向け体験会実施
プレイの快適度がUP! アイテムボックスなど様々な機能が進化

3月27日 発売予定

価格:4,800円

CEROレーティング:C(15歳以上対象)

 株式会社カプコンは、3月27日発売予定のPSP用ハンティングアクション「モンスターハンターポータブル 2nd G(MHP2ndG)」のプレス向け体験会を実施した。

 「MHP2ndG」は、1人のハンターとなり、砂漠や樹海といった大自然を舞台に狩猟生活を送るアクションゲーム「モンスターハンターポータブル」シリーズの最新作。「MHP2nd」をベースに制作され、集会所で受注できるクエストに「上級」よりもワンランク上の「G級」が追加されたり、村長クエストやオフライン集会所のクエスト(シングルプレイ時)に、クエストに同行してくれる「オトモアイルー」など、さまざまな要素が追加・改良されている。

 今回の体験会では、ポッケ村に現われた謎の「ネコートさん」やオンライン集会所で受注可能なクエストをプレイさせていただいた。発売前ということで、クエストの詳しい内容や大型モンスターの具体的な行動パターン、マップで採集できるアイテムなどを紹介することができないのは残念だが、実際にクエストをプレイしてみた感触のほか、2時間ほどプレイできたことで気がついた本作の細かな仕様についてレポートをお届けする。

【新たに判明した新要素】
キッチンアイルーの作ってくれる料理を食べることで、たまに発動するキッチンスキルに新たなスキルが追加 防具の下に着用しているインナーも変更可能 防具強化時に必要となる「鎧玉」に、新たに「王鎧玉」が追加
新装飾品「危難珠」。底力スキルがアップする 新装飾品「永久珠」。効果持続スキルがアップする 新装飾品「天癒珠」。回復スキルがアップする
新マップ「樹海」が追加されたことで、トレニャーの冒険先も増加。資金として渡せるポッケポイントの上限も1,500ptsとなった ポッケ農場の採掘ポイントをレベル4まで拡張可能 ポッケ農場の虫の茂みも、レベル4まで拡張できる

■ オトモアイルーの登場によりシングルプレイの充実度がUP。マルチプレイは相変わらず面白い

 体験することのできたクエストは、ネコートさんクエストの「極秘依頼 眠鳥を狩れ!」(クエストレベル★7)、集会所クエストの「砂漠を統べる者」(クエストレベル★8)、同「連戦、盾蟹と水竜!」(クエストレベル★7)、同「奇面族と高価なキノコ」(クエストレベル★7)、同「女王虫の羽音」(クエストレベル★6)の5種。このうち、「極秘依頼 眠鳥を狩れ!」のみがシングルプレイで、残りのクエストはすべて協力プレイとなった。シングルプレイでは、オトモアイルーを連れての狩りを楽しむことができた。

武器や爆弾を使って攻撃するだけでなく、回復笛などの各種角笛を扱えるようになるスキルも覚える
 オトモアイルーと一緒に狩りをしてみた感触としては、「しょせんはAIだしなぁ」という予想をいい意味で裏切ってくれたという印象。「極秘依頼 眠鳥を狩れ!」でのメインターゲットとなる大型モンスター「ヒプノック」は、攻撃方法の1つとして口から睡眠ガスを吐き出すことがある。最初のうちは案の定、何度か眠らされてしまったが、このときオトモアイルーが少し離れた位置にいたにも関わらず、わざわざこちらまで起こしにきてくれた。ほかにも、体力が半分程度減ったときに回復してくれたり、アイテムを採集してくれるなど、さまざまな場面で「オトモアイルーがいてくれて良かった」と思える狩りとなった。

 もちろん効率を重視するなら、他のプレーヤーと一緒にプレイするのがベストだが、なかなか友人・知人とプレイする機会を得られず、やむなくオフライン集会所でシングルプレイすることもあるだろう(ちなみに筆者は「MHP2nd」を800時間近くプレイしたが、そのほとんどがシングルプレイだった)。そんなときに、オトモアイルーがいてくれるのは非常に心強い。なおクエスト中にオトモアイルーが採集したアイテムは、クリア後にすべてもらえるようになっている。

本作から新たに追加された「大連続狩猟クエスト」。果たしてシングルプレイで、ディアブロスやラージャンなどの強敵を連続して制限時間内に倒せるのだろうか
 体験できた集会所クエストのうち、「砂漠を統べる者」と「連戦、盾蟹と水竜!」は、新たなクエストのタイプとして追加される「大連続狩猟クエスト」となっていた。

 大連続狩猟クエストは、その名の通り、メインターゲットとして登場する複数のモンスターを連続で狩猟していくというもの。通常のクエストと大きく異なるのは、討伐したモンスターから剥ぎ取ることのできる素材が、装備品の加工に使用する素材ではなく、体力を回復できる「回復薬」などに変わっていること。これは、攻略方法が異なる大型モンスターを連続して狩猟しなければならないことを考慮した、救済措置といえるだろう。その分、クエストクリア後の報酬には期待したい。

 今回プレイした大連続狩猟クエストでは、「砂漠を統べる者」でダイミョウザザミ、ドスガレオス、ディアブロスの3体を、「連戦、盾蟹と水竜!」でダイミョウザザミとガノトトス亜種の2体を連続して狩猟した。いずれもクエスト開始時に最初の1体が出現しており、それを狩るとしばらくして次の大型モンスターが登場するようになっていた。

 体験会では4人で協力してプレイすることができたのでそれほど苦戦しなかったが、シングルプレイや装備品に不安のある状態でのプレイでは、十分な量の回復アイテムと出現するモンスターの弱点に合わせた装備品・アイテム選びが重要となりそうな印象を受けた。これまで以上に、クエストに挑む前の準備を入念に行ないたいところ。

【奇面族と高価なキノコ】
頭部に王冠のようなものをかぶっている、チャチャブー族の長がメインターゲットとなるクエスト。攻撃力の高いチャチャブーを複数引き連れて行動しているため、熟練のハンターといえども油断は禁物
【女王虫の羽音】
メインターゲットは、巨大な腹部と色鮮やかな羽が特徴的なランゴスタの女王。通常サイズのランゴスタよりも腹部の毒針が発達しており、神経性の毒のほか、酸性の体液を噴射することもある

■ アイテムボックスの便利度が増すなど、より快適なプレイ環境を実現

ロード時間の短縮につながる「メディアインストール」機能。実際に体験してみたが、マップの読み込みなどで「長い!」と感じることはなかった
アイテムボックスのページをL、Rボタンで切り替え可能に。1枠(初期状態で800枠、最大で1,000枠まで拡張可能)で99個まで保管できる
 「MHP2ndG」では、G級クエストやオトモアイルーなどの新要素の追加のほかにも、ロード時間を短縮できる「メディアインストール」機能といった、ゲームをより快適にプレイすることができるようになる仕掛けが随所に施されている。

【快適なプレイを実現する仕掛け】

・アイテム屋などでアイテムを購入する際に、品物を直接アイテムボックスに送れる
・アイテム屋などでアイテムを売却する際に、ポーチ内のアイテムを整頓可能
・自宅にあるアイテムボックスのメニュー画面に「ボックス内調合」が追加
・アイテムボックスのページを、L、Rボタンで切り替えることができる
・アイテムボックスの1枠(初期状態で800枠)で、同じアイテムを最大99個まで保管可能
・装備のマイセット登録数が増加
・キッチンアイルーに渡すアイテムや、「よろず焼き」するアイテムがポーチになくてもアイテムボックスにあればその場で取り出せる
・クエストクリア後にもらえる報酬アイテムを、直接アイテムボックスに送ることが可能
・ポッケ農場での素材集めで使用するアイテム(ネットや種など)がポーチになくてもアイテムボックスにあればその場で取り出せる
・ポッケ農場で集めた素材をポーチに入れることができなくなった場合、アイテムボックスに送ることができるようになった
・ギルドカードのカードリスト登録数が増加

【ショップ関連】
アイテム屋などで購入した品物を、その場から直接アイテムボックスに送ることができるようになった
アイテム屋などでアイテムを売却するときに、ポーチの中身を整理整頓することができる
【アイルーキッチン関連】
キッチンアイルーに要求されたアイテムを、その場でアイテムボックスから取り出せる 「よろず焼き」してもらうアイテムも、アイテムボックスから直接取り出せる

 上記のように、「MHP2nd」よりもさらに快適にプレイできるように改良されている。「アイテムボックスのページを、L、Rボタンで切り替えられる」(前作では△ボタンでページを送ることしかできなかった)など、1つひとつを見ると本当に些細なことだが、「MHP」シリーズのようにプレイ時間が長くなりがちなゲームの場合は、操作面やロード時間などゲームをプレイするときに必ず発生する事柄で感じるストレスを軽減できるのはありがたい。

収集した素材を、その場でアイテムボックスへしまうこともできる
 中でも個人的に便利だと感じたのは、ポッケ農場での素材集めに関する要素について。素材を採掘・採集するときに、爆弾やネットをその場でアイテムボックスから取り出すことができたり、採掘・採集した素材でポーチの中がいっぱいになってしまったときに、手に入れた素材をその場でアイテムボックスに送ることができるようになったことで、プレイ時間の短縮にもつながる。

爆弾やネットといった、素材を収集する際に使用するアイテムや畑に植えるアイテムをアイテムボックスから取り出せる

新たなアイテムを作り出す「調合」で行なう作業を、アイテムボックス内で完結できる「ボックス内調合」。自宅のアイテムボックスだけでなく、小型アイテムボックスでも可能
 またアイテムボックスに「ボックス内調合」が追加されたのも嬉しいところ。従来は、調合に必要な素材をその都度アイテムボックスから取り出す必要があったのが、「MHP2ndG」からはアイテムボックス内ですべてを済ませられる。

 このほかにも、マイセット編集の画面で、ハンターのステータス・スキルの項目が別枠で表示(前作では同じ枠内で□ボタンを使って表示する項目を切り替えていた)されるようになったり、キッチンアイルーに食事を作ってもらうときに流れるムービーを、ハンターの食事が終わるまでスキップ(セレクトボタンを押すと、効果画面までスキップする)できるようになるなど、ゲームを効率よく進められるようになる工夫が細部に渡って施されている。

【上記以外の便利な小ネタ】
お気に入りの装備の組み合わせを登録することのできる「マイセット編集」。本作から20セットまで登録しておけるようになった 防具強化時に必要な「鎧玉」の種類が、アイコンで表示されるようになった。従来のようにRボタンを押して必要な素材を確認する手間が省ける ポッケ農場で釣りを行なう際に、エサの残数が表示されるようになった


 G級クエスト、ネコートさん、オトモアイルーなど、新要素としてこれまでに明らかになったこと以外にも、アイテムボックスの便利度が増したり、一部の画面構成が変化しているなど、ユーザーインターフェイス面での改良点が目立つ「MHP2ndG」。シングルプレイのほうも、オトモアイルーのおかげで少しは快適になっているので、シリーズファンのみならず、初めて「モンスターハンター」シリーズをプレイするという人もぜひ1度は体験してみていただきたい。

(C)CAPCOM CO., LTD. 2007,2008 ALL RIGHTS RESERVED.
※画面は開発中のものです

□カプコンのホームページ
http://www.capcom.co.jp/
□「モンスターハンター」シリーズのページ
http://www.capcom.co.jp/monsterhunter/
□「モンスターハンターポータブル 2nd G」のページ
http://www.capcom.co.jp/monsterhunter/P2ndG/
□関連情報
【3月13日】カプコン、PSP「モンスターハンターポータブル 2nd G」
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ドドブランゴやショウグンギザミなどの亜種が登場
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【3月7日】カプコン、PSP「モンスターハンターポータブル 2nd G」
「ナルガクルガ」との戦闘シーンも収められたPVを公開
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【2月28日】カプコン、PSP「モンスターハンターポータブル 2nd G」
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【2月18日】カプコン、PSP「モンスターハンターポータブル 2nd G」
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【2月14日】カプコン、PSP「モンスターハンターポータブル 2nd G」
「MHP2ndG」などが当たるキャンペーンをピザハットと共同で実施
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【2月8日】カプコン、PSP「MHP2ndG」プレミアム発表会開催
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【2月7日】カプコン、PSP「モンスターハンターポータブル 2nd G」
既存のモンスターたちに新たな攻撃パターンが!!
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【1月24日】カプコン、PSP「モンスターハンターポータブル 2nd G」
「ネコートさん」から受注可能なクエストの内容などを公開
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080124/mhp.htm
【1月17日】カプコン、PSP「モンスターハンターポータブル 2nd G」
「オトモアイルー」の詳細情報公開。性格や育成ほか
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【1月16日】カプコン、「ハンターズパックG」を3月27日発売
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【1月15日】カプコン、PSP「モンスターハンターポータブル 2nd G」
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【2007年12月17日】カプコン、PSP「モンスターハンターポータブル 2nd G」
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【2007年11月17日】カプコン、PSP「モンスターハンターポータブル 2nd G」
「G級クエスト」や「オトモアイルー」などの概要を公開
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【2007年9月20日】「TGS2007」カプコンブースイベントレポート
PSP「モンスターハンターポータブル 2nd G」リリース決定!!
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070920/cap.htm

(2008年3月24日)

[Reported by 中野信二]



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