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さくらインターネットは、2005年12月にTurbineと日本国内におけるゲームソフトの販売および運用などに関する契約を締結。Turbineの開発したWindows用MMORPG「ロード・オブ・ザ・リングス オンライン アングマールの影 (LOTRO)」と「ダンジョンズ&ドラゴンズ オンライン ストームリーチ (DDO)」の2タイトルを、日本国内向けにサービスを提供している。 Turbineとの契約では、契約期間中は同社が想定した会員数に達せず、利益が得られなくても、双方の合意がなければ中途解約ができず、また、契約終了日までサービスの提供を継続する契約になっているという。 同社では、ゲームコンテンツ事業が想定した会員数に達していないことを鑑み、販売および運用などの期間を短縮することにより、事業継続の判断時期を早め、固定的なロイヤリティ支払いを撤廃することにより、月々の運営コストを軽減化することが適当であると判断したため、違約金を支払い契約期間を2009年9月までに短縮することにしたとしている。 これにより、さくらインターネットによる「LOTRO」と「DDO」の2タイトルの運営は2009年9月まで続けられ、その後、他社が運営を引き継ぐなどしない限りはサービス終了となる見込み。
ちなみに、さくらインターネットでは、2007年11月に発表した中間決算において、オンラインゲームを含むコンテンツ配信事業で約1億8,000万円あまりの営業損失を計上するなどして、債務超過に陥っていた。これに伴い、オンラインゲーム事業を推進してきた当時の代表取締役社長・笹田亮氏は辞任。オンラインゲーム事業の先行きが懸念されていた。
(2008年3月5日) [Reported by 滝沢修]
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