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サクセス、DS「アッコでポン! ~イカサマ放浪記~」
和田アキ子さん「ゲームになってすごく嬉しい。待ち時間が楽しみ」

4月24日 発売

価格:5,040円

CEROレーティング:A (全年齢対象)

「アッコでポン! ~イカサマ放浪記~」のジャケット
 株式会社サクセスは、4月24日に発売されるニンテンドーDS用麻雀ゲーム「アッコでポン! ~イカサマ放浪記~」のプレス発表会を開催した。価格は5,040円でCEROレーティングはA (全年齢対象)。

 「アッコでポン! ~イカサマ放浪記~」は、芸能プロダクションの「ホリプロ」が協力して制作された麻雀ゲームで、芸能活動40周年を迎える和田アキ子さんを始め、榊原郁恵さん、井森美幸さん、さまぁ~ず、池谷幸雄さん、つぶやきシローさん、スピードワゴン、ホリ、あびる優さん、田代さやかさんの合計12名が登場する。イラストだけでなく、一部音声も収録されている。

 収録されているゲームモードは「ストーリーモード」の他、「ひとりで対局」、「みんなで対局」、「麻雀教室」、「裏麻雀教室」の5つ。メインとなる「ストーリーモード」では前述のホリプロのタレントさんが登場。登場人物の皆が住んでいる商店街を舞台に、ぶらりと立ち寄ったプレーヤーが主人公となって繰り広げられるコミカル麻雀ドラマ。対局を重ね技を習得していきより強大な敵に立ち向かうことになる。

 「ひとりで対局」はストーリーモードに登場するキャラクタから好きなキャラを選択して卓を囲むモード。それぞれのキャラクタには特長的な設定が用意されているので、このモードで対戦を繰り返すことで、「ストーリーモード」の攻略に役立てることもできる。「みんなで対局」は、DSワイアレスプレイやDSダウンロードプレイで通信対戦するモード。「麻雀教室」は麻雀の基本ルールをホリプロのタレント達が教えてくれる。「裏麻雀教室」は、このゲームの重要な要素の一つであるイカサマの説明と練習ができるモード。全てのイカサマをここで習得できる。

 このゲームの特長としては、“イカサマ”を大々的にフィーチャーしている点。イカサマ技を習得し、上手く使用して勝ち抜いていくこととなる。用意されているのは「ブッコ抜き」、「ツバメ返し」、「エレベーター」、「ガン牌」など多数収録されている。プレーヤーが対局を行なうことでたまっていく経験値によりイカサマを覚えていく。また、イカサマを使用する敵を倒した場合も、そのイカサマを覚えることができる。

 イカサマを使用するにはイカサマパワーが必要で、ツモや和了などにより増えていく。逆にイカサマを見破られたり振り込んだりするとパワーは減っていく。イカサマはただ技を選択して使用するだけでなく、タッチペンも使用することとなる。イカサマは使用すると絶対に成功するわけではないわけだ。逆にイカサマを見破ることもできる。これは各キャラクタごとに隙があり、顔のグラフィックスや手の動きで察知することができる。

 イカサマはプレーヤー間の対戦でも使用することができる。逆にイカサマ技を使用することができない通常の麻雀も楽しめる。

【スクリーンショット】
麻雀のシーンは、上画面に各データと卓を囲んでいるメンバーのイラストが表示されるオーソドックスなもの。イラストは各種用意されているようで、状況によって様々に切り替わる
イカサマシーン。このように下画面でタッチペンを使用して上手くやらなければならない ストーリーモードでは昭和の商店街を舞台に悪の組織を倒すことが目的となる。イカサマも使用して敵を倒しストーリーを進めていくことに鳴るという


 発表会では、吉成隆杜代表取締役社長が登壇し「サクセスは30周年を迎え、これまで約1,000タイトルを作ってきた。その中で麻雀ゲームは30タイトル」と会社説明からは入り、最も売れる麻雀ゲームとは何かを考えたと開発の経緯を説明。吉成氏は「どういう条件が必要かと考えた時、ベーシックな部分として麻雀ゲームとしてしっかりしていることが必要。その上で麻雀ファンが『こういうことができればいいな』ということでこれまでできなかったことは何かと考えたとき、イカサマということになった」とイカサマをフィーチャーした経緯を説明。

 さらに、「中身が良ければ売れるというわけではない」とし、話題を呼ぶためにキャラクタを採用することになったのだという。これまでにもタレントさんが登場したゲームは多いが、吉成氏曰く「和田アキ子さんを凌ぐ人はいない」ということでホリプロに出演を打診。最初は「出演してもらえないだろう」と弱気だったというが、最終的に受けてもらえることとなったという。ここから何度もミーティングを重ね完成にこぎ着けたのだという。

 ゲームの説明が行なわれたあと、和田アキ子さんが登場。和田さんは麻雀について開口一番「本当に弱いのよ!!」とコメント。しかし相当な麻雀好きで、2日間やり続けタバコが1カートン無くなったエピソードや、「4時に麻雀が終わって、あんまり長くやりすぎて朝の4時か夕方の4時かわからなかった」など数々の武勇伝を披露。それでもまだやりたかったというから筋金入りだ。

 これだけやってもまだ楽しめるその理由を「同じメンバーで同じ時間に同じように麻雀をやっても、同じ展開には絶対にならない。ながらを上手く掴まないと」とした。また、「自分で考えてやらなければならないし、牌を取ったりする動作とかボケ防止になる」と続けた。

 イカサマについては「間違ったことはキライだけど、ゲームの中だからあっても良いんじゃない」と語り、「品行方正を求められるこんな時代に、あえて“イカサマ”ですよ。このウリがいい」と気に入っている様子。また、「パソコンでも麻雀やるけど勝てなくてつまらない。このゲームでは“最強の雀士”だし、真っ先にプレイしなくちゃ。はまってパチンコ屋に行かなくなるかも」とパチンコ好きとしても知られている和田アキ子さんならではのコメントが飛び出した。

 和田アキ子さんがキャラクタとしてゲームに登場するのは初めてということで (和田アキ子さんが出演している「アッコにおまかせ!」の1コーナーがゲーム化されたことはある)、「すごく嬉しい。待ち時間が楽しみになるね」と完成が待ち遠しい様子。現在は“脳トレ”系のゲームをプレイしていると言うが、「こっちの方が鍛えられそう」とアピール。

 “最強の雀士”という役柄に関しては「強くなった気分」と満更でもなさそう。「次回麻雀するとき、対戦相手にまず『私は“最強の雀士”だから』と口撃しよう」と笑いながら語っていた。イカサマについては「そんな技術ないし、いまは卓が全自動だからちょっと難しい。このゲームで覚えたいですね。まずはさんま (明石家さんまさん) に送って対戦しようかな」と知人のタレントさん達にも広く薦めていきたいようだった。

ゲームのキャラクタとして登場するのは初めてという和田アキ子さん。麻雀は「本当に弱いのよ!」と言いながらも、2日間もぶっ通しでプレイするほど好きなのだとか サクセスの吉成隆杜代表取締役社長。登場するタレントさんを吟味するなど、何度もミーティングを重ねて完成に至ったという ゲームの細かい部分を紹介した開発プロデューサー、鈴木政幸氏。同作のポイントは「ホリプロのタレントが大勢出演していることとイカサマ」と説明
和田アキ子さんにナイショで用意された特製のケーキ。和田アキ子さんの芸能40周年、サクセスの30周年ということで特別に作られたこのケーキ。今回のゲームで使用されたイラストをあしらったもので、非常に良くできている。和田さんは最後に促され4カ所に飾られたロウソクをフゥッと吹き消した
プロデューサーの鈴木氏がゲームを説明するときに映し出されたスライド。数多くのイカサマが収録されているが、選択したら発動するだけでなく、タッチペンで上手くやらなければならないと言うところが特長となっている。自牌全てをすり替える伝説のイカサマ「ツバメ返し」もゲームでは行なうことができる
和田アキ子さんだけでなくホリプロのタレントさんが多数出演。イラストも特徴を捉えていて似ている。和田アキ子さんは「私はこんなに目が下がってる?」とちょっと納得できない面もあったようだが、「誰が見ても私というのがわかる」と太鼓判を押した 躍動感の溢れるロゴ。和田アキ子さんの元気そうなイメージがよく現われている


(C)HORIPRO (C)2008 SUCCESS

□サクセスのホームページ
http://www.success-corp.co.jp/
□「アッコでポン! ~イカサマ放浪記~」のページ
http://www.success-corp.co.jp/software/ds/akko/

(2008年2月28日)

[Reported by 船津稔]



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