CEROレーティング：A (全年齢対象)

オフィス画面。GMとして好きな球団を日本一に導いていく

　株式会社セガは、ニンテンドーDS用スポーツ育成シミュレーション「プロ野球チームをつくろう!」を、2008年春に発売する。価格は未定。CEROレーティングはA(全年齢対象)。

　DS「プロ野球チームをつくろう!」は、'98年2月にセガサターン用として登場した通称「野球つく」シリーズのDS版。プレーヤーは、プロ野球チームのゼネラルマネージャー (GM) となって、球団経営からチーム編成、選手育成、さらには試合采配など、あらゆる面の指揮を執り、自分のプロ野球チームを強化していく。

　ゲームは実在する12球団の中から、好きな1球団を選択してスタートする。チーム名やユニフォーム、本拠地は実在そのままでも、変更することもできる。「経営」、「人事」、「育成」、「試合」とそれぞれの場面で指示を出していくことになるが、とりわけ選手の獲得やスタッフ選定などを行なう「人事」が本作の醍醐味といえる。もちろん、チームを強化し、好成績を残すためには、他の場面での指示も重要になる。

10年ごとに区切られ、続ける場合は資産の引き継ぎ方を2通りから選択できる

　DS版ならではの特徴として、「10年サイクル」でのゲーム進行がある。これまでのシリーズのように、年数を重ねてプレイし続けるのではなく、10年単位で一区切りを迎え、1年目に戻ることになる。しかし、この際、すべてリセットされるのではなく、それまでに蓄積した“資産”の一部を引き継いでプレイすることができる。引き継ぎ方は2通りあり、ルートAは「資金・選手・スキル・施設の一部を引き継ぐ」、ルートBは「資金・スキル・施設の一部を引き継ぎ、球団フルメンバー」となっている。

　もう1つは、選手や監督を個性付ける「スキル」の存在。例えば、「ドクターK」や「代打の神様」、「スモールベースボール」など。選手の場合は、試合中に発動し能力に変化を与えるものや、人気など試合集客に及ぼすものがあり、監督の場合には、試合中に発動し選手の能力に影響を与えるものや、育成に影響を与えるものなどがある。

コアスキルとスキルパーツを組み合わせてオリジナルスキルを作成。能力以外の面でも個性付けることによって、チームにもより際立った特徴を持たせることができる

　このほか、プレイ中には特定の条件を満たすと、サブシナリオが発生する。サブシナリオは、「情報お知らせ系」と「ミッションクリア系」に大別され、後者には「ホームランを打て」などの1試合限定から、「ペナント優勝」のように1年間通してのものまで、さまざまなミッションが用意されている。ミッションをクリアすると、ご褒美として選手能力アップや新選手加入などの特典が得られる。

入院している野球好きの少年と次の試合で本塁打を打つ約束をするサブシナリオ「約束の本塁打」	「月に向かって打て」では、調子を落としている長距離砲に監督がアドバイス

　また、DSのワイヤレス通信を利用して、他のプレーヤーと育て上げたチーム同士で対戦する機能も搭載されている。

【プロモーションムービー】
[WMV形式: 9.69MB 1分16秒] ZIP圧縮 ※クリックするとダウンロードが始まります

【スクリーンショット】
タイトル画面	目標は10年以内に「日本一」になること	スタートするとプレーヤー名の入力から始まる

そして本拠地やプレイする球団、ペットマークなどを選択してゲームスタート

【経営・人事】
球団を運営する上では、選手獲得だけではなく、キャンプ地の選定から球団施設の建設、育成設備の導入など、いずれもチーム強化には欠かせない要素だ

【試合シーン】
試合シーンはSS版やDC版でおなじみのデフォルメキャラが登場。3倍速やシーンスキップも可能で、さくさくと快適に進められる

(C)SEGA
社団法人 日本野球機構承認
NPC BIS プロ野球公式記録使用

□セガのホームページ
http://sega.jp/
□「プロ野球チームをつくろう!」のページ
http://www.yakyutsuku.com/

(2008年2月24日)

[Reported by 滝沢修]