【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】

「AOU2008 アミューズメント・エキスポ」カプコンブースレポート
「ストIV」は長蛇の列! 格闘ゲームを中心にビデオゲームが大盛況

2月15日~16日 開催(15日は会員招待日)

会場:幕張メッセ

入場料:1,000円(特別割引券使用で700円)

 今回のAOU2008は、ビデオゲームにおいては、格闘ゲームの出展と「TAITO TypeX2」基板の躍進が目立った。各ブースには稼動中のものを含めると、ほとんど格闘ゲームが出展されているといった状態で、ここ数年続いていたカードゲーム一色といったブース模様が一変した、といってもいいだろう。

 そのなかでもひときわ注目を集めていたのが、今回ついにプレイアブル出展された「STREET FIGHTER IV(ストリートファイターIV)」だ。「TAITO TypeX2」基板を使用し、グラフィックスを大幅に強化。ブース角に設けられたデモンストレーション映像には誰しもが足を止め、注目していたのが印象的だ。ちなみに15日の段階で45分以上の待ち時間が発生していた。また、「Fate/unlimited codes (フェイト/アンリミテッドコード)」、「戦国BASARA X(クロス)」といった稼動直前の格闘タイトルも出展されており、ひっきりなしにプレイされていたようだ。


■ 「STREET FIGHTER IV(ストリートファイターIV)」

 対戦台8台とCPU戦4台に加え商談用試遊台が2台という出展台数ながら、ブース周辺そして中央に長蛇の列が形成された「ストリートファイターIV」。本日の別項の記事にあるように、「ストリートファイターII」の8キャラクタに加え、新キャラクタの「クリムゾン・ヴァイパー」と「アベル」の合計10キャラクタが使用可能となっていた。技表も公開されていたが、空中必殺技などは表に入っていなかったので、まだまだ隠し必殺技などがあるかもしれない。

 まだまだ謎の多い本作だが、実際にプレイしてみた第一印象は「操作感覚は『ストリートファイターEX』シリーズにやや近い」という感じを受けた。

 ゲームシステム面で新たに明らかになったことを列挙すると、

・「EX必殺技(必殺技コマンド+ボタン2つ以上同時押し)」が存在
・「スーパーコンボ」が存在。必殺技キャンセルスーパーコンボ(スーパーキャンセル)が可能
・「スーパーコンボゲージがラウンドごとにリセットされる」
・「ウルトラコンボ」はスーパーコンボコマンド+ボタン2つ同時押し(要リベンジゲージ)」
・ダウン直後に方向レバー↓入力で「受け身」
・前後ダッシュが可能
・投げは弱攻撃ボタン同時押し(抜けも同じコマンド)

 などがあげられる。今回の出展バージョンには、このゲームの基本的な仕様はほぼ盛り込まれているということだが、まだ明らかにされていないものもあるかもしれない。必殺技の上位バージョンが「EX必殺技」、スーパーコンボの上位版が「ウルトラコンボ」と考えて問題なさそうだ。

 新要素の1つ「セービングアタック」は、中パンチ+中キック同時押しで出すことができ、ボタンを押し続けることで威力がレベル1~3まで上昇する。レベル2以上はヒット時に相手を「膝落ちダウン」状態にすることが可能で、さらに追加コマンドを入力することで追撃を決めることもできる。また、「レベル3はガード不能攻撃になる」という記述も見られた。キャラクタごとに「セービングアタック攻撃」は異なっており、モーション中にガード判定を持つ時間があるようだが、これも詳細な情報はまだ不明となっている。さらに、通常技をキャンセルして「セービングアタック」を発動する「EXセービング」の存在も明らかにされている。

 「ウルトラコンボ」は、体力ゲージの近くにある「リベンジゲージ」(攻撃を食らうと溜まっていく)が点滅中に、スーパーコンボのコマンド+ボタン2つ同時押しで出すことができた。攻撃が発動すると、まずカメラアングルが変化し、通常のスーパーコンボよりも大ダメージを与えることができる。いかにも大技といった演出が行なわれるが、相手はその間ストップするので、通常技をキャンセルして繋ぐことができるほか、必殺技からスーパーキャンセルして連続で繋ぐこともできる。リベンジゲージが多く蓄積されていれば、「ウルトラコンボ」のダメージも上昇するようだ。2008年夏稼動予定ということで、これからどのような調整が入るのか、非常に楽しみだ。

(C)CAPCOM U.S.A., INC. 2008 ALL RIGHTS RESERVED.


【「Fate/unlimited codes (フェイト/アンリミテッドコード)」】【「戦国BASARA X(クロス)」】
弱・中・強+ガードの4ボタンで戦う3D対戦格闘。ブースでは対戦専用台で8台の筐体を設置、セイバーを筆頭に10キャラクタが開放されていた 「戦国BASARA」の世界観をベースにした2D対戦格闘。開発元はアークシステムワークスで、キャラクタの操作性など随所に“らしさ”を感じさせる。弱、中、強と援軍の4ボタン制で、「ギルティギア」シリーズ一連の作品を一度でもプレイしたことがあればすぐになじめる。4月稼動予定


□カプコンのホームページ
http://www.capcom.co.jp/
□AOU2008 アミューズメント・エキスポ 2008のホームページ
http://www.aou.or.jp/04/expo/expo2004.htm
□関連情報
【1月24日】カプコン、「AOU2008 アミューズメント・エキスポ」
「ストリートファイターIV」など6タイトルを出展
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080124/aouc.htm
【2007年】AOU2007 アミューズメント・エキスポ記事リンク集
http://www.watch.impress.co.jp/20070221/aoulink.htm

(2008年2月15日)

[Reported by 藤沙 環]



Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c)2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.