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価格:無料
「iKnow!」はインターネット上で展開されているサービスで、現在無料で利用できる英語学習のサービス。英語を学習するプログラムだけでなく、「無料英語学習SNS」と銘打たれているように、他の参加者との横の連携を強化している点が特長のひとつ。 英語学習の様々なアプリケーションが用意されているが、それぞれが分断されているわけではなく、アプリケーションを利用したときの様々なデータはサーバーで一括保存され、他のアプリケーションから英語学習を行なったときにもそのデータを参照にしながら、英語学習の進捗度を元にレッスンが進められる。 発表会に出席した同社CEOのエリック・ヤング氏は「iKnow!」について「脳科学に基づいたものであることと同時に、SNS等を取り込むことでひとりでやるものではない」と説明。代表取締役社長のアンドリュー・スミス・ルイス氏は「『iKnow!』は、一言で言えば、記憶学習の仕組み。7年前から作っており、大学とテストを繰り返し、やっと満足のいくものができた。脳科学、認知科学、を元に記憶学習のシステム」と語った。 「iKnow!」においては、レッスン後にテストしてダメなら復習といったスタイルではなく、レッスンとテストが融合したシステムとなっており、1つのコースが終了したときは全て憶えた状態になっているという。前述の通りアプリケーションのバックで記録されるデータは学習がどれほど進んでいるか各アプリケーションで参照されるが、この記録されるデータについては、問題に答えたとき正解したかどうかだけではなく、たとえば選択肢に「○、たぶん○、×」等とあった場合、自信満々に○と答えて不正解だったのか、“たぶん”を選択して何となく間違えたのか、解答するまでどれくらい時間がかかったのか……といった状況まで記録され、総合的に学習の進捗が判断される。 登場する問題は、選択式や穴埋めだけではなく、聞き取りや文字を入力する問題など様々な様式が用意されており、五感に訴えかけるマルチメディア形式で立体的に学べるようになっているという。 SNSをシステム的に導入しているのは、ひとりで学習するだけではなく、同じように学習している人と共に励まし合いながら学習するためだという。たとえば仲間として登録した人がレッスンをクリアしたら「~さんがクリアしました」といったメッセージが届く。そのメッセージに対して“High Five (ハイタッチのようなもの)”として賞賛の意味で拍手を送るように褒め称えることもでき、互いに鼓舞し合いながら学習を続けることができる。「iKnow!」を利用するためにはE-mailアドレスを登録するだけで利用でき、無料となっている。ちなみにビジネスモデルは基本的には広告モデルとなっており、既に一部からは広告のオフォーも来ているという (広告を入れる時期については現在検討中)。 今回導入された「BrainSpeed」は英語学習用のひとつのアプリケーションで、画面上に表示される英単語の意味を二つの中から選択するというもの。非常に単純だが、答えていくうちにスピードが要求され、瞬時に判断して選ばなければならない。同社によれば、視覚に訴え記憶とむつびつけていくトレーニング方法だという。会場で行なわれたデモでは、答えていくうちにドンドン速くなり、考える暇が無く本能的に答える状況となっていた。 3回失敗すると終了となり、1分間に何問答えられたかとポイントが表示される。同社は「素晴らしい復習ツール」としており、自分の成績をランキングやグラフで確認することができるほか、友人に挑戦することも可能 (ボタンを押すと「私はここまで進んでいる」という挑戦メールが送られる)。さらに「BrainSpeed」の復習問題としてアルファベットの穴埋め問題なども用意されている。 Wiiからはインターネットチャンネルから「http://iknow.co.jp/wii」にアクセスすることで「BrainSpeed」を楽しめる。ゲームの結果を保存する場合はサイトへの登録が必要となる。
なお、今後の展開として様々なデバイスでの展開を予定しているといい、Wii以外のコンシューマ機においても展開の検討をしているという。
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□「iKnow!」のページ (2008年1月30日) [Reported by 船津稔]
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