価格：未定

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　株式会社プロトタイプは、プレイステーション 2用ファンタジー・恋愛アドベンチャー「ハートの国のアリス」の発売を決定した。発売日、価格ともに未定。

　PS2「ハートの国のアリス」は、女性向けPCゲームメーカー「QuinRose (クインロゼ)」から、2007年2月に発売されたWindows用同名作品の移植版。QuinRoseからは、同作の続編となる「クローバーの国のアリス」が、12月25日に発売されている。

　ゲーム内容は、「不思議の国のアリス」や「鏡の国のアリス」をモチーフにしたファンタジー・恋愛アドベンチャーゲーム。17世紀頃の雰囲気を持つパラレルワールドを舞台に、「アリス」の登場人物たちが、原作とは全く異なるエキセントリックでちょっと危険な物語を展開する。

　システムは、選択肢や移動など、何か行動するたびに1ターンを消費するターン制となっており、全200ターンの中でストーリーが進行する。ストーリーは、選択肢と「自由行動の際の移動先によって分岐し、それぞれ異なるシナリオとエンディングが用意されている。

　PS2版では、新ストーリーと新CGが追加され、システム面もコンシューマ向けに改良が施される。

【STORY】

「アリス」はガチガチの現実主義の女の子。特に最近色々あって、色恋沙汰はコリゴリだと思っている。ところが、通りがかりの白ウサギの「ペーター」に導かれ……というか、半ば強制的に引っ張り込まれたのは、やけに物騒な異世界「ハートの国」。 　一見メルヘン調な世界なのに、ほのぼのしているのは建物や小物だけで、帽子屋がマフィアのボスだったり、遊園地の従業員は銃携帯が必須だったりと、違和感だらけ。彼ら以外の主だった住人も皆危険人物ばかりで、すぐに乱闘騒ぎに発展してしまう。 　その上、ハートの女王と、遊園地のオーナー、マフィアの間で、領地を巡る三つどもえの抗争も起こっているらしく、文字通りの触発状態。 　あまりにもヘンテコな世界に、「これはきっと夢に違いない!」と一方的に決めつけたアリスは、その非日常を楽しむことにするが……。 　さて、どの陣地に味方し、どう行動すれば、元の世界へ帰れるのか。そして、誰よりも恋愛にネガティブなアリスに、まともな恋愛はできるのか―――。 ハートの城 帽子屋

【登場キャラクタ】
アリス=リデル (名前変換可能)強気で元気な主人公の少女。早くに母を亡くしたせいもあり、しっかりした女の子。姉のことを尊敬すると同時に、コンプレックスも持っている。初恋の人が姉に恋をしてしまったことがあり、恋愛面では自分に自信が持てない。	白ウサギ ＜ペーター=ホワイト＞ (CV:宮田幸季)ウサギ耳を生やした危ないお兄さん。アリスを不思議の国へ導いた案内人。時間を常に気にかけている……といいながら、時間計算はかなりアバウト。白ウサギだが、おなかは真っ黒ともっぱらの噂。	帽子屋 ＜ブラッド=デュプレ＞ (CV:小西克幸)帽子屋ファミリーのボス。いわゆるマフィアのボスで、彼も当然のように危険な男。自分で働くよりも企みごとをするほうが好きで、影で操る指令役。非常に頭がいいのだが、面白ければよしという性格の気分屋で、綿密なはずの計画を自ら穴だらけにしている。
三月ウサギ ＜エリオット=マーチ＞ (CV:最上嗣生)帽子屋ファミリーのNo.2。元犯罪者で脱獄囚。とても短気で、昔はすぐに銃をぶっ放す「すごく悪い奴」だったが、帽子屋とつるむようになってからは丸くなり、今は3秒くらい考えてから銃をぶっ放す「ちょっと悪い奴」になっている。	トゥイードル・ディー&ダム (CV:福山潤)帽子屋の領地の門番。冷めた考え方をする、クール&ドライな双子。どちらが兄か弟かあやふやで、立ち位置がころころ変わる。たまに無邪気な面も見せるが、だいたい悪意に裏打ちされている。残酷な少年達で、通称は「ブラッディ・ツインズ」。
チェシャ猫 ＜ボリス=エレイ＞ (CV:杉山紀彰)シニカルな笑みが特徴の、ナゾナゾ好きな猫。なんでもかんでも、すぐナゾナゾにしてしまう。ヒントを与えるときもあるが、だいたいは邪魔になるだけ。問題をふっかけるだけふっかけて、答えを言わなかったりもする。	エース (CV:平川大輔)ハートの騎士で、ハートの女王・ビバルディの元部下。城を出て、ただいま放浪中。とてもツイていない男で、やることなすこと、ことごとく裏目に出る。行動派で前向きな性格のため、動き回っては失敗を繰り返してしまう。時計屋・ユリウスの数少ない友人。	時計の番人 ＜ユリウス=モンレー＞ (CV:子安武人)根暗な機械マニア。時計塔に住んでいて、あまり外には出ない。物事を悪い方へ悪い方へと考え、すぐに落ち込む性格。人間不信気味だが、エースとは仲がいい。自分より不幸な彼を見ると、とても幸せな気分になれるらしい。
メリー=ゴーランド (CV:堀内賢雄)遊園地のオーナー。シャレのような名前の男で、普段はゴーランドさんと呼ばれている。メリーという名前は嫌がって教えようとしないが、すでに周知されている。音楽センスはゼロよりマイナス寄り。	ハートの女王 ＜ビバルディ＞ (CV:甲斐田裕子)無慈悲で残酷、傲慢、ヒステリックで感情的な美女。帽子屋とゴーランドとは敵対関係にあり、早く始末したいがうまくいかず、周りに当り散らしている。自分の部下は使い捨ての道具、それ以外は利用価値すらないゴミという認識。人に言えない秘密の趣味を持つ。

【スクリーンショット】

(C)2008 QuinRose/PROTOTYPE

□プロトタイプのホームページ
http://www.prot.co.jp/
□QuinRoseのホームページ
http://quinrose.com/

(2008年1月28日)

[Reported by 滝沢修]