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ディースリー、Wii「お姉チャンバラRevolution」発売直前!
リアル“彩”とリアル“ゾンビ”が新作をアピール!!

2月7日 発売

価格:5,800円

CEROレーティング:D (17歳以上対象)

日々忙殺される中、メイクアップの専門家にリサーチをかけ、精一杯ゾンビになりきろうとしたO (仮名)。過酷な要求を各編集部からリアルに突きつけられ、10件の取材を終える頃にはまさにゾンビ化していることだろう。……頑張れ、O (仮名) !。死して屍拾う者無し!
 ディースリー・パブリッシャー……2008年、冬。1月。

 Wii用「お姉チャンバラRevolution」の発売を2月7日に控えた社内は、慌ただしさを増していた。そう、今日は毎回恒例となっているパブの1日なのだ。「パブ」とはプレス関係にアピールしたおして、より多くの露出を勝ち取る、広報担当者にとっては、いわば編集者との血で血を洗う、大人の闘いである。

 今回、同社広報担当者であるO (仮名) は恒例となった「彩」を動員すると共に自らゾンビとなり各編集部を回るという策に出た。……まさに「彩」頼み。自らは誌面に出演せずとも主人公「彩」さえアピールできればよい。O (仮称) の悲壮な決意であった。ゾンビと言えば、同作にとってある意味、顔ともいえる存在。斬られ、足だけとなっても彩に立ち向かうという、死してなおDNAに刻みつけられた性を持つゾンビがいなければ、この話は成立しないのである。

 然してプレーヤーの目は「彩」一点に絞られる。ゾンビは憎むべき敵なのである。彩ちゃんがあの姿でバンバンとCEROレーティング「D (17歳以上対象)」のアクションを見せつけてくれればいいのもまた、悲しい現実なのである。

 今回、発売記念企画と題し「アナタの元に彩がやってくる! (ゾンビも!)」というタイトルのメールが編集部宛に送られた。この「(ゾンビも!)」の下りは文字が小さくなっていた。それでもO (仮称) はこのゾンビの重要性をアピールしたかったのだ。O (仮称) はこの日、早朝から会社に詰め、精一杯のリサーチからゾンビになりきろうとしていた。

 そんな中、現われた編集部はGAME Watchだった。GAME Watch……やんわりと武闘派な集団である。今回現われたカメラマンも無理難題を突きつけてきた。

「リアリティが欲しいんだよねぇ」

 「リアリティ?」。O (仮称) は思った。「この企画記事にそんなものが必要なのか?」と。しかしカメラマンはまくし立てる。

「やっぱさ、『お姉チャンバラRevolution』っていえば飛び散る血飛沫じゃん! ここはビシッと斬られて、バキッと血が飛び散って欲しいんだよね」

 無理である。またもや O (仮称) は思った。今日は10件も取材が連なっているのである。血糊や大がかりなセットは無理なのだ。その言葉が口から出かかった。その瞬間である。

「アナタ無理なこといわないでよ!!」

 彩である。ゲームの中から抜け出してきたかのような凛とした対応でカメラマンをにらみつけた。

「そんな、血まみれのシーンって、ゲームの中だけにしなさい!!」

 もっともである。ゲームの中だけで楽しんでもらえればいいのである。O (仮称) は彩に感謝した。「俺の言いたいことを言ってくれた」。O (仮称) の伝えたかったこと。それは……。

「Wii版『お姉チャンバラRevolution』を買ってね」

 ……といったドキュメンタリーは編集者の妄想なのであしからず!!

「リアリティが欲しい」とか、「絵に動きが欲しいんだよねぇ」とか、カメラマンの要求は多岐にわたる。……記者会見場のカメラマンなんてそりゃもう大変な騒ぎですよ。それもこれもイイ写真を撮るため!! それでも要求はエスカレートしていき…… 言うことを聞かないO (仮称) にブチぎれたカメラマンが遂に手を挙げた瞬間! 彩がゲームさながらのアクションでカットイン!! 小道具の刀をさやではじき返し、カメラマンをにらみつける 「そんな、血まみれのシーンって、ゲームの中だけにしなさい!!」。というわけで、Wiiリモコンとヌンチャクを持ちカメラマンを見事退治 (?)。オロオロする広報担当者O (仮名)。まぁ、ごもっともなお話です。良い子のみんなは、くれぐれもアクションはゲームの中だけで楽しんでね!

【彩 (Erinaちゃん) スペシャルショット】
取材当日は都内でも小雪が舞うという、本当に寒い一日。そんな中でも元気に彩のコスプレで取材に応じてくれたErinaちゃん。これまでに、映画「未来予想図」や「クローズZERO」等に出演。今年も映画「那須少年期」や「カンナさん大成功です!」等への出演が決まっている。Erinaちゃんのブログはこちら (http://yaplog.jp/erinaweb/)



 「お姉チャンバラRevolution」は、これまでプレイステーション 2、Xbox 360などで発売されてきたアクションゲーム「姉チャン」シリーズの最新作。2月7日発売で価格は5,800円。CEROレーティングはD (17歳以上対象)。制作はタムソフト。

 同シリーズはワラワラと登場するゾンビ達をバッサバサと斬り倒していく爽快感が持ち味だが、今作において大きな特長となるのは、やはりWiiリモコンとヌンチャクを使用した体感的な操作方法にあると言えるだろう。ゲームの内容が基本的に刀で斬りつけるというスタイルであることから、Wiiリモコンを使った操作感はより直感的なものとなっている。

 同作では、「忌血」と呼ばれる「暴走する血」を宿す、彩と咲という姉妹の物語を軸に展開してきたが、愛するほどに傷つけあってきた異常な姉妹のストーリーは新展開を迎えるという。

 システム的には、武器チェンジボタンを押すことで、攻撃スタイルを切り替えることができる。たとえば彩であれば一刀と二刀を切り替えることができ、二刀を使用している時はWiiリモコンとヌンチャクを交互に素早く振ることで一刀時より素早くより多くのダメージを与えることができるようになる。

 また、咲は刀と素手での攻撃を切り替えることができる。刀は従来通りの攻撃だが、素手では敵をぶん殴ることができるほか、敵に向かって突進しタックルすることで敵を掴み投げることができる。このとき周囲の敵を巻き込んで大きなダメージを与えることができ、強力な攻撃力となる。さらに「貫き手」などの特殊攻撃も直感操作で行なうことができる。

 シリーズ共通のシステムとして、血を浴び続けることで発生する「暴走状態」や、敵からの攻撃をタイミングよく避けることで発生する超回避アクション「見切り」と「カウンター」などのアクションも用意されている。グラフィックスも進化し、過激な描写もよりヒートアップ。シリーズを楽しんできたファンには間違いなく楽しめることだろう。

【登場キャラクタ】

(CV:甲斐田裕子)

(CV:高森奈緒)
レイコ
(CV:比志島ゆき)
ミザリー
(CV:畑谷明日香)

【彩のアクションシーンなど】
剣術の達人であり、また“暴走する血”を宿す女剣士。たぐいまれな剣技により、暗殺を生業としている。同シリーズの前々作で描かれた「屍霊事件」の首謀者“咲”の腹違いの姉
【咲のアクションシーンなど】
一見、普通の女学生だが、バイト感覚で殺人を請け負う暗殺者。腹違いの姉である“彩”と同じく暴走する血を宿すが、その影響は姉よりも濃い。そのため性格的に直情的で凶暴な一面を持ち、また感情を表現する術を持たない。「お姉チャンバラRevolution」では掴みからの投げ攻撃に新たなバリエーションが追加されている
【レイコのアクションシーンなど】
正式には“レイコ No.9”。組織の科学力により生み出された戦闘員。忌血の謎を解明し続けているレイコのオリジナルが最初にクローニングした9体のうち1体。後に大量生産されるレイコと区別するためシングルナンバーズと呼ばれる
【ミザリーのアクションシーンなど】
彩や咲と同じ忌血を持つ血族の末裔。かつては忌血を研究する組織と手を組んでいたが、自らの力をより強大なものとするために組織を離反。彩と咲を狙うが逆に撃破される。しかし、忌血の再生能力により、再び宿敵である彩と咲の前に現われる


(C)2008 TAMSOFT (C)2008 D3 PUBLISHER

□ディースリー・パブリッシャーのホームページ
http://www.d3p.co.jp/
□「お姉チャンバラ.com」のページ
http://www.d3p.co.jp/one/
□「お姉チャンバラRevolution」のページ
http://www.d3p.co.jp/one/r.html
□関連情報
【10月31日】D3パブリッシャー、Wii「お姉チャンバラRevolution」
「姉チャン」シリーズの最新作がWiiで登場
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20071031/ane.htm
【9月23日】D3パブリッシャー、「東京ゲームショウ2007」に
Wii「お姉チャンバラR(仮題)」をプレイアブル出展
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070923/ane.htm

(2008年1月17日)

[Reported by 船津稔]



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