★オンラインゲームレビュー★
SFと武侠世界が融合した“明るい”世界観
快速戦闘が楽しい台湾No1.MMORPG
「ハルカ WONG-YI's stories-」
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- ジャンル:MMORPG
- 開発元:Chinese Gamer
- 運営:SeedC
- 利用料金:無料(アイテム課金)
- 対応OS:Windows XP
- サービス開始日:2007年12月7日(正式サービス中)
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SeedCが日本で運営するMMORPG「ハルカ WONG-YI's stories-」は、タイムマシンによって古代中国を訪れたプレーヤーが活躍するSFと“武侠もの”の魅力を融合させたMMORPGである。基本プレイ無料のアイテム課金となっていて、2007年11月8日よりオープンβテストが開始され、12月7日よりアイテム課金の正式サービスがスタートしている。
「ハルカ WONG-YI's stories-」(以降「ハルカ」)は原題を「黄易群侠傳Online」といい、台湾Softworldの子会社Chinese Gamerが開発した作品だ。台湾では人気No1の作品である。本稿では「ハルカ」の基本要素を紹介すると共に、台湾ユーザーを魅了したポイントを探っていきたい。
■ 22世紀の未来から隋の時代へ……時空を巡るSF武侠MMORPG。コミカルなストーリー展開にも注目
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マッドサイエンティストっぽいマー博士に突然タイムマシンに乗せられる主人公。公式ページを見なくては、「時空機動部隊」などの設定はゲーム内ではよくわからないままいきなり巻き込まれる。
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予定とは全く違う隋の時代。プレーヤーはともかくこの世界で生活し、情報を集めることになる |
「ハルカ」でのプレーヤーは現在よりはるか未来の22世紀の人間である。その世界で初めて「タイムマシン」が開発され、これから歴史の調査など様々な可能性が模索されようとしていた。しかしその実験機第1号が盗まれ、犯人は時空の彼方に逃亡してしまった。
プレーヤーはタイムマシン開発者のマー博士と共に残された唯一のタイムマシン2号で追跡を開始する。しかし時空のひずみによるものか、プレーヤーとマー博士は当初予定していた「秦」の時代ではなく、「隋」の時代に来てしまう。不調を起こしたタイムマシンはすぐに起動できず、プレーヤーはまずこの時代の調査を開始することになる。
プレイしてすぐに気付かされるのは作品全体に漂う「明るさ」である。プレーヤーキャラクタは最初ボディラインがはっきり出るメタリックなスーツを着ている。その姿は隋時代に住む人々を驚かせる。クエストでのプレーヤーとNPCのやりとりはコミカルだ。本作ではプレーヤーキャラクタが勝手にしゃべるのが大きな特徴だ。歴時空機動部隊の一員であるはずなのに、ことあるごとに家に帰りたいと愚痴るし、空腹に負けて盗み食いをしたりする。このキャラクタの勝手な行動が、プレーヤーを作品世界にのめり込ませていく。
本作は台湾の小説家WONG-YI氏の小説をベースにしている。このためか会話メッセージは多めだ。「ハルカ」はこのメッセージを丁寧に日本語化しており、好感が持てる。会話の内容も面白い。プレーヤーは現代の我々よりも未来の人間であるが、考えることは我々に近い「現代風」で、隋の人々に対してギャップを感じるところなどは共感できる。全体的なストーリーだけでなく細かいメッセージで個性が発揮されている作品だと感じた。
スタート地点である隋時代の「揚州城」は桜が舞い散る世界で、巨大な黄金の竜のオブジェクトなどもあり、“実際にこんなに華やかなのかな?”と思わせる部分もあるが、インパクトの強い、独特な“古えの中国像”を描き出している。街の外にいるモンスターはならず者やちんぴら、悪役人など人型が中心で、狼やタカなど野生動物もいる。グラフィックスは欧米のタイトルに比べればまだまだだが、独特な世界観を作り出している。
音楽も中国風で全体的に明るい雰囲気だ。戦闘時にはBGMが変化するところも特徴だろう。戦闘のスピードは早く、武器によって多彩なモーションが用意されている。「ハルカ」はクエストをこなすよりも戦闘での経験値によってキャラクタを育てていくタイプだが、戦闘のスピード感はプレーヤーをのめり込ませ、爽快感を感じさせるものになっている。
序盤のストーリーはプレーヤーが訪れた隋朝末期の乱れ始める世界で展開する。中心となる揚州城は美しく華やかであるが、2つの武門が対立していたり、悪い役人が庶民を困らせたりと街にもすでに不穏な空気が流れている。地方ではならず者達があちこちで拠点を作り人々の生活を脅かしており、この時代が平和な時代でないことを痛感させられる。プレーヤーはこの世界を調査するため、タイムマシンを修理するために情報を収集していくが、次第に大きな歴史のうねりに飲み込まれていくこととなる。
強盗退治、虎退治、お使いなどのサブクエストで時代風景を描くだけでなく、メインクエストでは皇帝暗殺に関する陰謀なども出てきたり、腐敗した隋の兵士と戦いを繰り広げたりと、台湾作品ならではの中国史を題材にとったストーリー展開が楽しめる。これからこのストーリーに時空犯罪者がどう絡んでくるのか、興味をそそられる。
「ハルカ」はストーリー面だけでなく、インスタンスダンジョンや、ギルドシステム、攻城戦、個人商店など、システム面でも充実している。オープンβテスト開始から2カ月が経過した現在では、コアプレーヤーはレベル50まで到達しているようだが、初心者プレーヤーなども多く、パーティー募集も盛んだ。後述するが、キャラクタシステムなどが独特なため、最初は少しとまどうかもしれないが、作品全体から感じられる独特な世界観は、多くのプレーヤーに体験してもらいたいところだ。
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キャラクタ作成画面。パターンは数多く用意されている。装備品によっても髪型は変わり、「装備品を表示しない」という選択もできる |
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スタート地点となる「揚州城」は非常に華やかな雰囲気だ。ちなみにゲーム内では昼夜の概念があるが、グラフィックス的には変化はしない |
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揚州城のマップと様々な情報を検索できるケータイ |
マー博士。調査はプレーヤーに任せている。機械の修理は助手ロボットがやっているし、何をしているのやら |
隋の時代のマップ。まだ筆者は歩くこともできないが、レベル50以上のキャラクタが戦える戦場はすでに実装されている |
■ 武器スキルのレベルを上げるユニークなキャラクタシステム、派手でスピード感のある戦闘
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基本スキルを使うとキャラクタはポーズをとり、両手が輝く。戦っているとランダムで技が発動する |
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武器スキル。下位のスキルを高めると上位スキルが習得可能になる。一段上げるのに、下位スキルをレベル50まで上げなくてはいけない |
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精神スキルはツリー形式になっている。自分の必要なスキルを取り、キャラクタの役割を明確にしていく |
ゲームの基本部分では、マウスクリックで移動しショートカットを押すことでスキルを使う韓国型MMORPGの手法を踏襲しているが、戦闘とキャラクタシステムに独特の味付けがしてあり、これまでMMORPGをプレイしていた人もちょっととまどうかもしれない。特に街の外に出てモンスターと戦う場合は注意が必要だ。
「ハルカ」のキャラクタは作成時には“クラス”は設定されていない。ゲームがスタートしてから改めてスキルを獲得し、キャラクタの個性を獲得していくというスキル制に近いタイプとなっている。キャラクタは「刀」、「剣」、「拳」、「槍」、「棒」の5種類の武器を使うことができる。
「ハルカ」のスキルは独特だ。本作では武器を装備してから、戦闘の前にそれぞれの武器スキルを詠唱することで拳が光り「準備段階」となる。武器の基本スキルは戦闘力を上げるバフスキルという扱いだ。この状態でショートカットにある「真撃」というボタンを押すと威力の高い攻撃がくり出せる。スキルを使うためには「SP(スキルポイント)」を消費するため、真撃を多用する場合は回復薬を使うか、座って休憩する必要がある。
また、「我武者羅(がむしゃら)」という特殊スキルが用意されていて、これを発動させると一定時間特別な効果が得られる。我武者羅を使うためには「ガッツ」を消費する。我武者羅には武器ごとに異なる効果がある。刀はクリティカル率が上昇し、剣は遠距離攻撃が可能になる。拳は防御力が増し、槍は通常攻撃が範囲攻撃になり、棒は敵の通常攻撃を一定の確率で反射する。
敵を倒すと経験値と共に「悟り」ポイントが入る。この悟りポイントを消費することで様々なスキルを入手できる。「ハルカ」はスキルそのものにもレベルが設定されており、これを強化することでより強力なスキルとなる。この“スキル強化”の部分がかなり特殊で1つのスキルが、なんと100レベルまで強化できるのだ。スキルはツリー形式になっており、上位のスキルを取るためには下位スキルのレベルを上げなくてはならない。その条件がレベル50、などになっているため上位のスキルを取るためにもプレーヤーは必然的に1種類の武器スキルを集中的に育てていくことになるだろう。
この他に「ハルカ」には“精神スキル”が用意されている。精神スキルには移動速度を上げるなどの共通スキルの他に、「魔道」、「陽道」、「剛道」の3種類が用意されており、プレーヤーキャラクタはこの3つの内1つを習得できる。魔道は敵の能力を下げ、遠距離攻撃が可能になる攻撃系スキル。陽道は味方を回復させるスキルを多数もち、剛道は防御能力を高めるスキルを持っている。
「ハルカ」は馴れるとどんどんキャラクタを育てていく道が見えてくるが、独特なシステムを採用しているため、筆者自身最初はとまどいが大きかった。自分で情報を調べて把握していったが、できれば公式ページでこの要素はもっと丁寧に紹介して欲しい。この他にゲーム情報はゲーム内で「ケータイ」と呼ばれるデバイスを使うことで参照できる。ただこれも項目が羅列してあるだけで、ゲームを進めるためには何を読めばいいのかわからない。レベルアップをしたときなどケータイ画面がポップアップするが、どの項目を見ればいいかガイドもなく、使いづらい。
プレイ開始時に多少のハードルの高さは感じるが、本作の戦闘はスキルの効果が派手で、武器のモーションも見応えがあり、MMORPGとしての根本の部分に楽しさを感じる作品となっている。運営側のより細かいサポートに期待したいところだ。
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真撃を使うと強力な攻撃が繰り出せる。SPの消費に注意だ |
我武者羅は武器によって効果が異なる |
武器のモーションは数種類用意されていて楽しい。剣は体をコマのように回すことも |
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高く飛び上がったり、バック転をしたり、武器により様々なモーションが用意されている |
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スキルは悟りポイントを溜めてNPCの元で上昇させる。上位のスキルを取れば真撃のスキルも変わる。また精神スキルはパーティープレイでの役割が変わってくる |
■ ゲームシステムは全体的にソロ重視。生産システムも同時に上げることで装備の充実を図る
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フィールドでのパーティープレイ。それぞれが別々に敵と戦う。目標を同じにしなければ敵を倒して得られる経験値も別々だ |
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時空クエストではボスが登場するなど演出も凝っている |
「ハルカ」は全体的にプレーヤーキャラクタの攻撃力が高めなのと、アクティブな敵が少ないためガンガン戦っていける。次々と敵を倒し、少し回復してまた戦う。クエストは「あの場所に荷物を届けて欲しい」、「あの怪物を何匹倒して欲しい」といったシンプルなもので、モンスター討伐をしキャラクタを育成していく中での補助要素、という感じだ。プレーヤーは戦いながらゲームの基本的な要素を把握し、徐々にスキルを高めていきながらより強力なキャラクタを目指していくことになる。
パーティープレイはプレーヤー達が密接に協力するというスタイルではなく、戦場が同じ場合、パーティーを組むことで得られる経験値ボーナスを目的として行なう。また、パーティーを組むことでクリアが楽になるパーティークエストも用意されている。ただこのクエストも、「対象モンスターを150匹倒せ」など、比較的安易なもので練り込みに関してはもう少しといったところだ。複数のプレーヤーが協力すると倒した敵を倒すカウンターがガンガン上がり爽快だが、「パーティーを組んだことでの連帯感」を感じられるところまではいってないと感じた。
「ハルカ」ではフルメンバーである6人でパーティーを組むと25%の経験値ボーナスがつく。少しでも早いレベルアップを目指すユーザーにとってこのボーナスは魅力だ。積極的にパーティーに参加していきたい。本作は全体チャットがデフォルトになっているため、プレイしていると常にパーティー募集の告知が出る。アジアのゲームで毎回同じことを書いている気がするが、本来パーティー募集システムを実装すればこういった手間はなくなるはずだ。
「ハルカ」は全体的にソロプレイ中心のMMORPGだと感じた。適性レベルの狩り場にたっぷりの回復薬を用意していけば、次々と敵を倒すことができ、キャラクタを強化していけるし、極めつけなのは、オプションで「他プレーヤーを表示させない」ことすらできるのだ。オンラインゲームというジャンルで、このソロ指向の強さは考えさせられるところだが、これも進化の1つの形といえるだろう。
この他に、プレーヤーが協力して進めるインスタンスダンジョン「時空クエスト」というものが用意されている。こちらはボスが待ちかまえる凝ったクエストになっていて、回復役の陽道のキャラクタが必須の協力要素が強いコンテンツとなっている。レベル10以上のもの、20以上のもの、というように10レベルごとに用意されており、1日に1回限定で挑戦できる。このクエストは高レベルのプレーヤーが低レベルのユーザーを支援することで、より多くのボーナスを得られるため募集も盛んだ。
高レベルユーザーと組むことで低レベルユーザーも比較的安全に経験値がゲットできるというメリットがある。適性レベルで挑戦すればかなり歯ごたえのある戦いが体験できそうである。最大で6人で参加できるが、高レベルの時空クエストはより多くのボーナスを得るためあえて少人数で参加する、というユーザーもいる。現在はプレイのアクセントに過ぎない感じだが、もう少しこのクエストを充実させて欲しい。
「ハルカ」の最大の魅力はスピード感のある戦闘にある。次々と敵を撃破していく爽快感、回復アイテムをタイミングよく使えばノンストップで狩りを続けられる感覚は、他のMMORPGにはない“快感”である。「ハルカ」は各要素の充実ぶりや世界観など多くの魅力があるが、この根幹をなす楽しさこそが人気の秘密なのだろうと感じた。
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1日に1回挑戦できる時空クエスト。上位のプレーヤーはレベルの低いプレーヤーを助けてクリアするとボーナスがもらえるため、募集は積極的に行なわれている |
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フィールドには巨大ボスがいたり、パーティーで協力するクエストがあったりと様々な要素が盛り込まれている。最初のフィールドから外に出るためにはボスを倒す必要がある。ここで仲間を募るのも良いだろう |
生産システムは本作のやり込み要素として楽しめるポイントである。「ハルカ」は“ロボット”を設置して材料を収集するというユニークなシステムを持っていて、材料アイテムを収集することでより強力な武器や防具を制作できる。ロボットの設置はキャラクタを採集場所でロボットと置き換えるという形で行なう。ロボットを使っている間はキャラクタは操作できない。
採集ロボットは「鉱石くん」、「毛皮くん」、「山菜くん」、「薬草くん」の4種類があり、それぞれで得られる材料と、その他の素材を合成することでNPCが販売していない強力な武器や防具、薬品などを作ることができる。採集ロボット使用時にはログアウトできなくなるため、他のゲームの「露店」と同じようにPCの電源を入れたまま放置という形になるが、自動的に採集が進みアイテムを得ることができる。
「ハルカ」では生産アイテムを使えば序盤からかなりキャラクタを強化できる。ギルド内では初心者支援のために上級者がアイテムを作ってあげる、ということもありそうだ。一方で特定の合成技能をきちんと上げておけば冒険に大きく役に立つ。プレイは戦闘とレベルアップに注力しがちだが、生産技能も育てることでより強力で個性的なキャラクタに育て上げられると感じた。
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「時空商人」という奇妙なNPCからロボットを購入することで生産スキルを獲得し、上げることができる。この他ドロップアイテムを武器にはめ込み武器を強化するなど、装備は多彩なカスタマイズ要素がある |
■ 高レベルユーザーに需要の高い課金アイテム。低レベルユーザーを支援するアイテムも望みたい
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有料アイテムはクリックひとつでいつでも購入画面を開くことができる。ただ、現在の画面だと自分がいくら持っているかがわかりにくい、改良が望まれるところだ |
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くじの当たりで入手できる虎。現在騎乗動物はくじでしか入手できないようで、乗っているプレーヤーは非常に少ない |
課金アイテムに関してはマップをジャンプできるものや、デスペナルティを軽減するもの、倉庫を増やすもの、能力をアップさせるものなど定番ともいえるアイテムが取りそろえられている。いくつか購入したアイテムの中で、回復能力を高めるタイプのアイテムを使ってみたところ狩り快適さが大きく増したが、30分効果があるものが10個で350HC(ハルカコイン:1コイン1円)というところで、集中してプレイしたところ、あっという間に使い果たしてしまった。ちょっと“常用”するには割高だと感じられた。
能力値アップは、30分や、10分のものが多く、ボスと戦うときやPvPをするときなどに使うのがいい。デスペナルティを軽減するアイテムは5回で800HC、アイテムを完全修復する(通常の修復道具では徐々に最大耐久値が減少する)が10個で2,480HCという感じで、高レベルユーザーや貴重なアイテムを持っているユーザーには必要なのかな、と感じた。
騎乗アイテムや特別な服装のアイテムなどは「福袋」という名前のくじで得ることができる。くじは1回100HCで虎に乗っているユーザーを見かけたりもしているが、特別な外見アイテムがくじ引きのみ、というのは驚かされた。調べてみたところ台湾でも福袋販売なようで、これは本作の方針のようだ。ただ、台湾ではこの他に騎乗アイテムや特別なアイテムをレンタルで貸し出しているという要素もある。
生産に関してはより強力な採取機械や、合成の確率を上げるアイテムなども用意されているため、高レベルユーザーは必要に応じてアイテムを購入しているようだ。現在のところ「ハルカ」はより強くアイテムを強化し、かつそれを維持したいというプレーヤーにとってアイテムが必要となる、というバランスで、低レベルユーザーにとっては課金アイテムの必要性はあまり感じなかった。初心者も課金すればよりスムーズにプレイできるような要素の充実を望みたい。レンタルアイテムはそれを満たす要素なのかもしれない。
今回体験できなかった要素としては「攻城戦」と「破砕戦場」がある。攻城戦はギルドに入ったプレーヤー達が城を巡って毎週土曜日に行なっているものだが、予選なども設定されており、まだ始めたばかりの筆者では挑戦できなかった。破砕戦場は15レベル以上のプレーヤーが敵味方に分かれて自軍のボスを守りつつ敵軍のボスを倒すというものだが、タイミングが合わなかったためか、進行しているはずの時間である20:00~22:00にNPCに話しかけたのだが、参加できなかった。この戦場に関しては、毎日開催されているのでもう少しタイミングを見計らってぜひ体験してみたいと思っている。
実際にプレイしてみれば、各要素は多少荒削りなものの、根幹をなす戦闘のスピード感と狩りの楽しさ、要素の充実ぶりで台湾ユーザーの人気を集めた理由がわかる。多くのプレーヤーを獲得したのはSoftworldの大規模な広告戦略も要因としては大きいだろうが、実際にプレイしたユーザーをつなぎ止める魅力が本作には確かにある。「ハルカ」に関してはメーカーの告知が今一歩と言うところだが、さらに多くのユーザーを集めるだけの地力を持ったタイトルだ。ゲーム要素のさらなる充実と多くのユーザーの参加を望みたい。
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様々な課金アイテム。派手な装備品などは全て福袋(くじ)で入手する仕様のようだ。台湾と同じようにレンタル形式のアイテムも追加して欲しい |
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隋時代だけでも広大なフィールドが用意されている。現在はまだ他の時代のフィールドは用意されていない(拠点のみは実装済み)。今後の広がりに期待したい |
(C)2008 SeedC,Inc. / Chinesegamer International Corp.,2007. All Rights Reserved.
(C)2008 TECMO,LTD. /SeedC,Inc. All rights reserved.
【ハルカ WONG-YI's stories-】
- CPU:Pentium III 800MHz以上(Pentium 4 1.8GHz以上推奨)
- HDD:1.5GB以上(3GB以上推奨)
- メモリ:256MB以上(512MB以上推奨)
- ビデオカード:VRAM32MB以上(VRAM128MB以上推奨)
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□SeedCのホームページ
http://www.seedc.co.jp/
□「ハルカ -WONG-YI's stories-」のホームページ
http://www.halka.jp/
□関連情報
【2007年11月15日】SeedC、WIN「ハルカ -WONG-YI's stories-」
大規模戦闘システムやギルドシステムなどを実装
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20071115/wong.htm
【2007年11月8日】SeedC、WIN「ハルカ -WONG-YI's stories-」
オープンβテストを開始
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20071108/wong.htm
【2007年9月23日】SeedC、新作MMORPG「ハルカ -WONG-YI's stories-」を正式発表
台湾メジャータイトルが日本上陸、本日CBT募集開始、本誌枠は500名
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070914/wongyi.htm
【2007年9月22日】「東京ゲームショウ2007」Lievoブースレポート
「モンスターファームオンライン」、「ハルカ」を一足早くプレイ可能。「LOTRO」のアップデート情報も
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070922/lievo.htm
【2007年9月14日】SeedC、新作MMORPG「ハルカ -WONG-YI's stories-」を正式発表
台湾メジャータイトルが日本上陸、本日CBT募集開始、本誌枠は500名
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070914/wongyi.htm
(2008年1月11日)
[Reported by 勝田哲也]
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