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傲慢心・支配心の権化。神の創造した大地によって生きる場所を与えられた人々が、その恩恵を忘れて我が物顔で地上を占有し始めたとき、地の神が奇跡を起こした際に掘り起こされた土くれに傲慢心・支配心が宿り、この悪魔を形成した。地の悪魔にとっては大地の独占こそが唯一にして絶対の活動指針であり、神によって作られた体を借り、人々の心によって成立している自らの身の程など、露ほども省みるつもりはない。自分以外の存在をすべて排除し、黄昏の大地に1人陣取ることのみを目指して戦う。
自由を求めるあまり、暴走した人々の心が生み出した忌わしき老魔人。神から与えられた自由は人々に余裕と発展をもたらしたが、自由の味を占めた人々は、制約や秩序に耐え切れず、そこからの解放を果てしなく望むようになる。そうした人々の心が荒々しい極北からの風に宿り、この悪魔が誕生した。風の持つ攻撃力を極限まで追求するこの悪魔は、全てのものを吹き飛ばし、破壊し尽くすことで、何者にも束縛されない、究極の自由を手に入れようとする。
闇に堕ちた裏切りの「女魔王」。もとは妹とともに同じ雫を分かって生まれ、姉妹神として水をつかさどっていた。しかし、民の妬み、嫉みの心に触れ、自らも妹の姿に嫉妬を覚えたとき、神としての自我は失われ、冷酷な心を持った悪魔に転身してしまった。妖艶な姿で生物をかどわかし、その物の意志に関わらず自分の信奉者として作り変えてしまう。手に持つ盾に浮かび上がる顔は、神を転身させたほどのすさまじき民の怨念の塊であるという。
戦乱に巣食うことで勢力を増大させる憎しみの化身。火は人々の生活に活力を与えたが、同時に心底に潜む凶暴性・闘争心をも目覚めさせた。絶大なる火の力に我を忘れ、怒りの感情の虜となった人々の荒れた心は、残忍な炎の化け物を生み出す。化け物は、人々を扇動して果て無き闘争と戦乱に駆り立て、戦火に命を落とした死者の怨念を貪欲に吸収し続けることで神をもしのぐ力を蓄えた。戦乱こそがこの悪魔にとって至上の栄養であり、この度の神と悪魔の闘争さえ、この悪魔が仕組んだのではないかとささやかれる。
絶えざる人々の欲望が生み出した、生の報いそのもの。神による豊穣な糧の恵みは人々を豊かにしたが、同時に満たされることのない永遠の物欲を触発した。結果、少しでも多くの糧を我が物にせんと奪い合い、争い合う人々の醜い心が、木の神の種子の1つに宿り、この腐木魔を生み出した。最も制御の困難な“欲”の感情を力の源とするこの悪魔の成長は侮りがたく、人々が欲の感情を捨て去らない限り、ゆくゆくは全ての神・悪魔を凌駕する存在ともなりかねない。
また、民が繁栄することで蓄積される「サイコパワー」を使って発動し、土地の造成や神・悪魔を崇拝する民の繁栄を妨害する“奇跡”に、従来のシリーズにはない新たな奇跡が追加された。 【新たに追加された“奇跡”】
地
風
水
火
木
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□エレクトロニック・アーツのホームページ (2008年1月9日) [Reported by 中野信二]
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