【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】
← 前回分  【バックナンバー】

歩いて旅する「指輪物語」の世界
「ロード・オブ・ザ・リングス オンライン」ガイドブック

【連載最終回・その2】中つ国に我が家を持てる! 新レイド「ナルズ・ガシュの裂け目」など
多数のコンテンツを追加した「エリアドールの守護者達」レポート

今回協力していただいたキンシップのみなさん自慢の家。家の中だけでなく外もメンバーが集めたたくさんのオブジェクトが飾られている



 「指輪物語」の世界をMMORPGとして描き出した「ロード・オブ・ザ・リングス オンライン アングマールの影」(「LOTRO」)。連載企画“「ロード・オブ・ザ・リングス オンライン」ガイドブック”では、物語の世界を実際に歩ける楽しさを中心に、ゲームの要素や原作のエピソードなど様々な魅力を紹介してきた。

 連載最終回となる今回は、12月21日に実装されたアップデート「エリアドールの守護者達」をレポートしたい。待望のハウジングが実装されただけでなく、高レベルユーザー向けのコンテンツも多数追加されており、今回も大規模なアップデートになっている。


■ 種族ごとに異なる建築様式、目標となるキンシップハウスなど様々な家からこだわりの我が家を

住宅地にはいくつものインスタンスが用意されている。各インスタンスは同じ地形なため、自分の住みたい家を入手しやすくなっている
装飾モードにすると家具を置ける場所が白く光る。決められた場所に条件の合う家具を配置していく
 「エリアドールの守護者達」の追加コンテンツの中で、最も多くのユーザーが注目していたのは「ハウジング」だろう。「ウルティマオンライン」から、日本のオンラインゲームユーザーは、特にゲーム内で持てる「家」への関心が高い。「LOTRO」でも北米でBook11(日本名「エリアドールの守護者達」)が発表された直後から多くのユーザーが興味を持って日本実装を待ち望んでいた。

 「LOTRO」の家は、各種族の出身地に新しく追加された「住宅地」に建てることができる。ドワーフをのぞく各種族の住宅地は「LOTRO」での平原程度の広さを持っており、起伏もあり緑も豊かで和やかな雰囲気となっている。エルフの住宅地では桜が咲き誇っていたり、人間の住宅地は滝があったりとそれぞれ風景が異なっている。

 ドワーフは原作の設定通りに巨大な洞窟の中に住居を造っている。洞窟とは言っても天井は高く、巨大な地下世界という雰囲気だ。昼と夜の違いはわかりづらいものの、白い光を放つ水晶の柱や、巨大なドワーフの像などがあって、他の住宅地とは全く違う荘厳な雰囲気を持っている。なお家は種族に関係なく購入でき、ホビットのキャラクタがエルフの家を買うことも可能だ。

 これらの住宅地にさらに強い個性を与えているのが、当の住宅だ。エルフの家は細かい装飾がびっしりと施されており、ホビットはおなじみの丸いドアと低い天井のほのぼのとした家だ。ドワーフの家は石造りの頑丈な作りになっている。家には2つの部屋がある個人用の小さな住居から、いくつかの部屋を持つ豪華な家、さらに大きなホールを持つキンシップハウスがある。それぞれの建物は丘の上にあったり、川のそばにあったりと立地条件が異なる。

 住宅地は果てしないというほど広大なものではなく、馬ならば数分とかからず1周できてしまう規模だ。ただし、10ものインスタンスフィールドに分けられており、たとえお気に入りの場所が売れてしまったとしても、違うインスタンスでは売れていないということもある。

 広大な場所で住む家を慎重に吟味する、という設計ではなく、ポイントを押さえた景観が用意されており、その中でこだわりの住居を選ぶことができる上に、多くのプレーヤーが家を持てるように設計されているというわけだ。家はレベル15以上のキャラクタならば、1アカウントに1軒購入できる。小さな家ならば安価なため、中級プレーヤーでも手を出すことができる。ただし、週ごとに維持費がかかるため注意が必要だ。

 家の外観は変えることはできないが、内装だけでなく、庭の周りにも様々なオブジェクトを配置できる。各家は置けるオブジェクトの数と種類があらかじめ決まっている。場所も厳密に決められているため、一見すると自由度が低く感じるが、小さな家でも割と多くのオブジェクトを置けるので、自分のセンスをたっぷり発揮できそうだ。家の中は家具だけでなく、壁の色やタイル、壁紙の柄、さらにBGMまでもが設定できる。

 基本的な家具は各種族の住宅地にいる家具販売人から購入できる。さらに名声システムによって利用できる商店では特別な家具も購入できる。ホビットの名声を上げると入れる「マゾム館」では、とても和むBGM「トム・ボンバディルのテーマ」や、ごちそうを並べたテーブルのレシピなどが購入できる。この他現在行なわれている期間限定イベント「収穫祭」でも大きなカボチャやゴブリンの像などが購入できる。

 筆者はホビット庄の住宅地の、「下畦村」というインスタンスフィールドにある川岸通り2番地の小さな家を購入した。ちょっとした高台にあり、家を出ると正面に見える小さな池が購入の決め手になった。この風景を楽しめるようにごちそうを並べた小さなテーブルを置いた。下畦村には筆者のキンシップの友人達もいる。

 内装に関して現状では、手に入るものを適当に並べた、というところだが、今後シンプルだが生活感のある雰囲気にしていきたいと思う。こういうこだわりを発揮できるのが、ハウジングの面白さだ。

ホビットの住宅地。のどかな風景と、小さくてかわいらしい家が魅力だ
華やかなエルフの住宅地。優美なラインを描く建物が美しい。安価な家でも2階建てになっているのも特徴だ
無骨なドワーフの住宅地。輝く水晶と石造りの建物が荘厳な雰囲気をもたらしている
ホビット庄と同じ牧歌的な人間の住宅地は、最もスタンダードな場所といえるだろう。夜には建物に灯かりがともり、昼間とは違った風景になる

巨大な塔。家具アイテム扱いなので持ち運びやメールに添付してのプレゼントも可能。小さな家に設置したらインパクトが大きそうだ
レシピを購入し、家具を作る。調理スキルを使うとテーブルにごちそうを盛ることができる
 今回、知り合いのキンシップの方々にお願いして、購入したキンシップハウスを見せていただいた。ブリーの住宅地にある大きな家で、入口のドワーフ像が自慢だという。さらに大きな遺跡型のオブジェクトが庭の飾りとして置いてあり、そのスケールの大きさに驚かされた。この他、かなり離れないと全体が見えない塔や、野営できそうなテントなどもあり、「庭」というスケールを越えたオブジェクトに驚かされた。

 キンシップハウスは2階建てで、中央に大きなホールがあるのが特徴だ。玄関から中に入ると、いきなり精巧なワーグの剥製が客を威嚇していた。このワーグの剥製は決められた場所のワーグからレアドロップで入手できる毛皮をブリー村の剥製職人に持っていくと作れる。剥製はこの他にもクマやトロルなどもあるという。

 部屋を通ってホールに出ると、ホールの広大さに驚かされた。プレーヤー達が集まってコンサートや宴会が楽しめそうなほどだ。他にはキンシップメンバーの生産品が並んでい た。エルフやドワーフなどの名声を上げることで入手できるレシピを使ったもののようだ。「LOTRO」ではまだ実装されていないエルフの拠点「ロスロリアン」にあるといわれる“エルフの水鏡”までオブジェクトとして用意されているのには驚かされた。原作では過去や未来を見通すことのできる不思議な鏡だが、さすがにそういう力はないようだ。それでも雑談している最中にかすかな光を放ち、筆者のみならずキンシップメンバーも驚かせてくれた。

 小さな家には小さな家の良さがあるが、キンシップを作っているプレーヤーが家具の並ぶホールを見れば、強いあこがれを喚起させられることは間違いない。地図が広げられた机など、冒険心を刺激するアイテムもあり、こういった様々なアイテムをメンバーが持ち寄り1つの家を造るのはとてもワクワクさせられる。現在も多くのキンシップがメンバーと協力して、こだわりのキンシップハウスを作っているのだろう。

 今回取材させてもらったキンシップは、各部屋はもちろん、階段でも移動するプレーヤー達の視点を考えて絵を配置したり、暗くなりそうな場所には細かく燭台などを配置したという。今後はキンシップ同士の交流会や、プレーヤーを招いてのキンシップ主催のイベントが行なわれるだろう。運営も絡めた形でハウジングコンテストなども行なわれればさらに面白そうだ。ハウジングは今後もパワーアップしていくようなので、ユーザー達のさらなる創意工夫を期待したい。

取材させてもらったキンシップハウス。大きなホール、剥製、壁に掛けられた絵などコアプレーヤー達が協力してオブジェクトを持ち寄り飾り立てているのがわかる。メンバー達のこだわりが強く感じられるデザインだ。キンシップでのイベントや、他のプレーヤーを招いての宴会も楽しそうだ


■ ビルボが旅した「ゴブリンの街」、バルログが潜む「ナルズ・ガシュの裂け目」など高難易度ダンジョンが登場

ガンダルフが作った薬により大火災となるゴブリンの集落。魔法使いのすごさに驚かされるクエストだ
ゴブリンの街を探して雪の道を進む。かつてビルボ達が通り、これからフロド達が来る道なのだろうか?
 今回のアップデートでは高レベルプレーヤー向けのフィールドも実装された。前回のイヴンディムのような1つのマップではなく、アングマールの東の奥、というように既存のマップに追加される形だ。

 霧降山脈の「峠北部・南部」はレベル45前後のプレーヤーを対象とした地域で、レベルキャップに達したプレーヤーなら数人、あるいはソロでもプレイできる難易度となっている。峠南部は狼と共に暮らし、自身も狼の皮をかぶった蛮族が登場する。ワームの洞窟などもあり、ソロではきついが高レベル数人のプレーヤーが協力すれば、ばったばったと敵をなぎ倒して進む爽快感を味わうことができるだろう。

 峠北部はゴブリンが支配する土地だプレーヤーはここに潜入し戦うことになる。印象深いのは、「ガンダルフの秘密のレシピ」というクエストだ。ゴブリンは火薬や油の様な燃えやすい液体を使い火炎瓶のようなものまで作り出す技術を持っているが、ガンダルフはこの燃えやすい液体を利用してゴブリンの村を火の海にしてしまう物騒な薬を作り、プレーヤーに与える。原作のガンダルフは見事な花火を作り出したりと科学にも長じているが、その一面をかいま見ることができるクエストだ。

 峠北部にはさらに「ゴブリンの街」がある。これは「指輪物語」の前の物語「ホビットの冒険」で語られたゴブリンの住み家で、巨大な洞窟となっている。洞窟の中は広大な上複雑な構造になっており、多くのゴブリンを倒しながら進まなくてはならない。ここのゴブリンは戦っている時のセリフが面白く「目がぐるぐるする!」、「暴力はやめろ!」などと叫びながら攻撃してくる。

 ゴブリンの街はいくつものフィールドが連結している構造になっており、しかも1つのマップには複数の出口がある。出口の位置は何層も足場を上ったところにあったりと「迷宮」気分を満喫できる。「ホビットの冒険」にあったように、一見ただの岩に見えるところで、裂け目が広がり扉になっている仕掛けもあり、こだわりを感じる。

 原作通りならばここの地下にはゴクリが住んでいた地底湖があるはずである。「LOTRO」の時間軸に沿えば、この時期すでにゴクリはビルボに奪われた指輪を求めてこの洞窟からはい出て、ビルボからフロドに指輪が渡っていることを知り、フロドを追うべく活動しているはずだ。霧降の地底湖にいるのかどうか、気になるところだ。

 「ホビットの冒険」でも「指輪物語」でも物語の中で旅の一行は霧降山脈ではほとんどモンスターに出会わない。これはエルロンドの助言とガンダルフの経験があったからこそだが、そこかしこにモンスターが待ち受ける「LOTRO」のフィールドとはずいぶん違った印象を受ける。このためか峠北部には、ほとんどモンスターに出会わない「抜け道」が用意されている。この道は切り立った崖を進む厳しいもので、時には目の前が見えなくなるような吹雪に襲われることもある。原作の登場人物になりきれる面白い道である。一度はこの道を通って原作に思いをはせて欲しい。

峠南部はワームや狼の毛皮をかぶった部族がいる。ドワーフの野営地もあり、彼等の依頼を受けて蛮族やワームと戦うことになる
ゴブリンの街は大きく、そして入り組んでいる。レベルの高いプレーヤーならば少人数でも探索可能なバランスなので、これからじっくり取り組んでみたい

襲われている巨人を助ける。「ナルズ・ガシュの裂け目」ではこれまで以上にイベントが多い。ボス戦も凝っていて、勝つためには工夫が必要だ
レイドで得られた宝石は近くの野営地でセットアイテムに交換できる。ヘレグロドのアイテムと同じように、こちらも強力だ
 アングマールの北東には「ナルズ・ガシュの裂け目」というレイドが追加された。このレイドは2フェローシップ、12人で攻略できるコンテンツで難易度は非常に高くなっている。通常のフィールドでも気を抜くとあっという間に全滅してしまうほどで、ヘレグロド・レイド以上にプレーヤーの密接な連携が必要なダンジョンとなっている。

 巨大な裂け目の奥深くは徐々にどろどろとしたマグマが流れるフィールドに変わっていく。体からマグマを拭きだしているかのような巨人やオーク、さらに炎を吐くドレイクなどが待ち受ける。周囲に致命的な毒をまき散らすキノコの存在など、トラップにも注意しなければならない。演出も凝っており、山岳人とゴルトログの会話シーンや、巨人を取り囲むオーク達を一掃し巨人を味方につけて敵と戦う、といった場面も用意されている。

 「ナルズ・ガシュの裂け目」では試行錯誤が楽しい。ボスの攻撃パターンを見切り、強力な攻撃をしている時は離れる、敵がわいてくるポイントを押さえる、回復チームはガーディアンの回復に専念し、それ以外のメンバーは雑魚をつぶすなどなど、今までのフィールド以上に戦略を練る必要がありそうだ。

 コアプレーヤー達はヘレグロド・レイドでも全滅を繰り返しながら学び、スマートな方法を編み出してきたという。ヘレグロド・レイドの最初期には筆者はレベルが足りず、自力で攻略法を編み出すプレイには出会うことはできなかった。今回筆者はようやくコアプレーヤーの輪の中に入り、全滅を繰り返しながらも話し合い、前に進むという楽しさを体験することができた。開発者の挑戦ともいえる難関ダンジョンを仲間と共に攻略していく楽しさは、また新しい魅力だと感じた。

 実は筆者は現時点で「ナルズ・ガシュの裂け目」の最奥部に到達できていない。難しい上に広大なので、コアプレーヤー達も苦戦しているようだ。レイドにはリーダーが進行状態を保存できる「レイドロック」という機能がある。これを利用すれば数日に分けてレイドを攻略できるが、「ナルズ・ガシュの裂け目」では5日という最長のレイドロック期間が用意されている。複数のボスがいる上にフィールドも特殊で、12人のメンバーも盾役、回復役などある程度はバランスを考えなくてはならず、確かにそのくらいの時間は必要だと感じた。

 このレイドでは各ポイントにいるボスを倒すことで様々な宝石が手にはいる。この宝石は近くの野伏の野営地で新しいセットアイテムと交換できる。ヘレグロドのセットアイテムにするか、新しいアイテムにするか、部位によって変えるかなど、アイテム収集の魅力が大きく増した。こちらのレイドもヘレグロド同様高い人気を得そうである。

 「ナルズ・ガシュの裂け目」の深奥部には「バルログ」が待ち受けているという。全身に炎をまとった、邪悪な力の権化、「指輪物語」の第1部のクライマックスシーンに登場し、この世界の最強モンスターともいえる存在がついに登場するのだ。残念ながら筆者はまだバルログを見ていない。何とか時間を作りレイドに参加し、このモンスターの姿を見たいと思っている。

12人で挑戦するレイド。敵の数は多く、しかも耐久力が高いため苦戦は必死だ。12人のフルメンバー、そしてバランスの良い編成にしなくては勝利は難しい
ダンジョン中盤からは巨人が支援してくれることも。ここで入手できるメダルは、野営地でアイテムに交換することができる
奥に進むにつれ戦いは激しくなる。一瞬の気のゆるみが全滅に繋がりかねないハードな戦いが続く


■ ミンストレル、ロアマスターがパワーアップ。さらなる進化を遂げていく「LOTRO」

小さな野ウサギ。この他にも亀や山猫などロアマスターは様々な動物を連れて歩けるようになった
強制的に仲間を踊らせるミンストレルの新スキル
 「エリアドールの守護者達」では、以前は馬に乗り降りする度にペットや従者を召喚し直さなくてはいけなかったが、今回で馬が消えると同時に従者やペットが現われるようになるなど様々な点が改良された。薬品類のアイコンが機能によって見分けやすくなるなど使っていて気がつかされるポイントも多い。一方で便利だった毒消しの薬がレベル別にさらに高価になり、今後の難関フィールドでの攻略では今まで以上に必要経費がかさむようになる一面もある。

 今回のアップデートで、ミンストレルとロアマスターの能力が大きく向上している。多数のスキルが追加され、能力が向上した。ミンストレルは「戦の言葉」というスタイルで回復能力を減退させ攻撃力を増すことができ、ソロでの狩りもしやすくなった。「偉大なる者の召集」では職業ごとに異なる強化能力を授け、「救済の和音」で気力を回復する能力を得た。敵の集団にダメージを与えたり、味方を助けたりというミンストレルの特性をさらに増す多くの新しいスキルが追加された。

 ロアマスターは見た目にも派手になった。「見張りの伝承知識」と呼ばれるスキルは地面に模様を描き出し、その範囲にいる味方の力をアップし、敵を弱体化させる。「禍の炎」では花火の光で敵を気絶させる。「空気の伝承知識」では味方の周囲につむじ風を起こし、攻撃してくる敵にダメージを与える。

 「雷雲」は敵に落雷を落とす派手なスキルだ。強大な魔法であるが、使用したロアマスター自身の士気(HP)が大量に減ってしまうというデメリットもある。この他、「瀬戸際からの生還」によって、倒れたキャラクタを蘇生できるようになったのも、フェローシップとしてうれしいところである。

 他職業にうらやましがられるのがペットの存在だ。ロアマスターは小さな亀や大山猫、ウサギや雀など小さな動物をペットして召喚できるようになった。小動物のほとんどは戦闘には役に立たないが、主人の後ろを一生懸命ついてくる姿はグッとくるものがある。

治療能力を低くして攻撃力を上げる「戦の言葉」 霊的な武器を召喚し攻撃させる「誓言破りし者の詠唱」 かける者のクラスによって効果の異なる「偉大なる者の召集」
地形に味方を有利にする高価を付与する「見張りの伝承知識」 味方を空気の刃で包む「空気の伝承知識」 今回一番派手なロアマスターのスキル「雷雲」


 今回は体験できなかったが、モンスタープレイも多数の変更点が加えられた。トロルが失神するように弱体化され、野伏は宿命点ではなくクエストによって入手できる「勇気のトークン」を使って変身することができる。また、英雄側のフェローシップスキルに該当する「ウォーバンド」連携という技が追加された。この他にも様々な細かい修正が行なわれている。

 トロルの森に追加された高レベルフィールド「タル・ブルイネン」や、新しい生産品など、まだまだ体験したい要素はたくさんある。今回変更、追加された要素がプレーヤー社会にどう影響を及ぼしていくかもこれからの話だ。今回のアップデートは「LOTRO」プレーヤーに新しい活力を与えているし、クライアントが無料になり、初心者プレーヤーも増えている。これからこの世界がどうなるか、そして今後のアップデートでどう変わっていくか、引き続き注目していきたい。

 今回で連載企画“「ロード・オブ・ザ・リングス オンライン」ガイドブック”はいったん終了する。まだ紹介できていない魅力はたくさんあり、今後もこの世界の住人としてプレーヤー達と共に生きていきたいと思う。1プレーヤーとして今後の「LOTRO」の発展を願ってやまない。

 連載中は多くのプレーヤーにご協力いただき、応援していただいた。ゲームを楽しむみなさんのおかげでゲームの魅力を紹介できる記事を執筆できた。「LOTRO」の全てのプレーヤーに感謝の言葉を贈りたい。ありがとうございました。これからもよろしく。

THE LORD OF THE RINGS ONLINE: SHADOWS OF ANGMAR interactive video game (C) 1995-2007 Turbine, Inc. and patents pending. All rights reserved. Middle-Earth Poster Map (C) 2007 The Saul Zaentz Company, d/b/a Tolkien Enterprises (SZC), under license to Turbine, Inc. All rights reserved. "The Lord of the Rings Online", "Shadows of Angmar", The Watcher logo, "The Lord of the Rings" 及びキャラクター、イベント、アイテム、場所の名前はSZCの登録商標または商標で、Turbine, Inc. が使用許可を受けたものです。Turbine及びTurbineロゴは米国及びその他の国における登録商標または商標です。 SAKURA Internet及び SAKURA Internetロゴはさくらインターネット株式会社の商標です。その他記載されている会社名、製品名、ロゴ等は各社の商標または登録商標です。その他すべての商標はそれぞれ所有者の所有物です。


【ロード・オブ・ザ・リングス オンライン アングマールの影】
  • CPU:Pentium 4 1.8GHz以上 (2.8GHz以上推奨)
  • メインメモリ:512MB以上 (1GB以上推奨)
  • HDD:10GB以上の空き容量
  • ビデオカード:GeForce 3 または RADEON 8500以上 (GeForce 6800 または RADEON X850以上)
  • ビデオメモリ:64MB以上(128MB以上推奨)
  • OS:Windows XP/Vista


□さくらインターネットのホームページ
http://www.sakura.ad.jp/
□「ロード・オブ・ザ・リングス オンライン アングマールの影」のページ
http://www.lotro-japan.com/
□「LieVo」のページ
https://www.lievo.jp/
□関連情報
歩いて旅する「指輪物語」の世界
「ロード・オブ・ザ・リングス オンライン」ガイドブック バックナンバー
http://game.watch.impress.co.jp/docs/backno/rensai/lotro.htm
【10月25日】さくらインターネット、WIN「ロード・オブ・ザ・リングス オンライン」
クライアントを無料化。カムバック・キャンペーンも実施
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20071025/lotro.htm
【10月17日】さくらインターネット、「ロード・オブ・ザ・リングス オンライン」
低解像度クライアントを導入
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20071017/lotro.htm
【7月23日】オンラインゲームレビュー「ロード・オブ・ザ・リングス オンライン アングマールの影」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070723/lotro.htm

(2007年12月27日)

[Reported by 勝田哲也]



Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c) 2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.