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EA、PS3/Xbox 360/Wii「FIFA 08 ワールドクラス サッカー」
PS3/Xbox 360搭載の「BE A PRO」5vs5オンライン対戦ファーストインプレッション

12月20日 発売予定

価格:7,329円(PS3版)
   7,140円(Xbox 360版)
   6,090円(Wii版)

CEROレーティング:A(全年齢対象)

PS3版とXbox 360版は、ロナウジーニョやクローゼといった有名プレーヤーがモーションキャプチャーを担当。マルセイユルーレットなどの高度なフェイントを、本物そっくりの動きで再現する
モード選択画面
左から、解説担当の岡田氏、実況担当の西岡氏
 エレクトロニック・アーツ株式会社は、プレイステーション 3/Xbox 360/Wii用「FIFA 08 ワールドクラス サッカー」を、12月20日に発売する。価格はPS3版が7,329円、Xbox 360版が7,140円、Wii版が6,090円。CEROレーティングはA(全年齢対象)。

 「FIFA 08 ワールドクラス サッカー」は、FIFA公認のサッカーゲーム「FIFA サッカー」シリーズの最新作。欧州を中心とする30のリーグに所属するクラブチームに、43カ国の代表チームを加えた約600チームから、合計で約13,000人以上の選手が登場する。試合をするスタジアムは、PS3版とXbox 360版が28種類、Wii版が43種類収録されている。

 PS3版とXbox 360版には、1対1の攻防をクローズアップした「BE A PRO」モードが新たに追加された。これは、プレーヤーの選択した選手のみを操作するモードで、自分以外の選手はすべてAIによる自動操作となる。そのため試合展開によっては、攻守に渡って献身的なプレーが求められることもある。

 また「BE A PRO」モードには、独自のカメラ機能が搭載されており、操作中の選手のポジショニングに合わせて視点がアクティブに切り替わる。例えば、ドリブルで切り込むと選手にズームインし、ボールとの距離が離れているときはズームアウトするという具合。

 「BE A PRO」以外には、使用チームを選択するなどの簡単な設定を行なうだけで試合を楽しめるモードや世界の各地域に実在するリーグ戦に挑戦するモード、独自のリーグを作成してプレイできるモードやオンラインに接続して世界中のプレーヤーと対戦するモードを搭載。さらに、オンライン上でサッカーに関するニュースを閲覧できるモードや、ルールの設定やプロフィールの確認が行なえるモードなども収録されている。

 Wii版は、前述した簡単な設定を行なうだけで試合を楽しめるモードやリーグ戦に参加するモードのほか、Wiiリモコンを使って遊ぶ「テーブルサッカー」、「リフティング」、「PKゲーム」の3種類のミニゲームで遊べるモード「FOOTii PARTY」が収録されている。高得点を記録すると、ロナウジーニョ選手の「Mii」を獲得することができる。

 またWii版には、より手軽にサッカーを楽しめる操作法として、選手が自動的にピッチ上を走る簡易操作モード「ファミリープレイ」を搭載。パスやシュートの指示を出すだけで、誰でも簡単に上級者並みのプレイを楽しめる。

 なおPS3版とXbox 360版は、本作の発売と同時に無料のアップデートが行なわれる。これにより1vs1で行なう従来のオンライン対戦以外にも、1チームにつき最大で5人、両チーム合わせて10人のプレーヤーと5vs5のオンライン対戦を楽しむことが可能となる。ボイスチャットにも対応。

 同じチームに複数のプレーヤーが参加する協力プレイは、これまでの「FIFA サッカー」シリーズにも搭載されていた。しかし、各プレーヤーが特定の選手のみを操作する対戦は今作が初めて。このアップデートは、すでに製品版が発売されている北米・欧州でも実施されている。

【パッケージ】
PS3版 Xbox 360版 Wii版

チームAIを強化。ボールを持っていない選手たちも試合展開に合わせて動く 1vs1の状況で重宝するフェイントは、右スティックをフェイントのモーションと同じように操作することで繰り出せる。ディフェンス側には、腰を落としてフェイントに対応しやすくなるスライド移動が追加 試合中には、TV中継さながらの実況解説が展開する。解説は日本代表監督の岡田武史氏が、実況は西岡明彦氏が担当

【Wii版スクリーンショット】
プレイ画面。Wiiリモコンを振ってボールを蹴る ロナウジーニョのMiiがもらえる「FOOTii PARTY」


■ 5vs5オンライン対戦 ファーストインプレッション

ポジション選択時に「特になし」を選ぶと、1人プレイ時と同様に、LBボタンなどで操作する選手を切り替えながらプレイできる
 本作の発売を間近に控えた12月12日、「BE A PRO」モードで5vs5のオンライン対戦を体験する機会が設けられた。今回は、EAのスタッフを含む10名の参加者が各チーム5人ずつにわかれて、5分ハーフの試合をチームを変えながら合計で4試合行なった。

 まずはホストの作成したルームに入り、そこでチームを選択。各チームともに最初にチームを選択した人がキャプテンとなる。チーム選びが終わったら、操作する選手をポジション別(RCMやLBなど)に決定。誰かが選んだポジションは、選択不可となる。ポジションを選択後、キャプテンがCPU選手の入れ替えなどを行ない、それが終わると試合が始まる。

 5vs5のオンライン対戦を体験した率直な感想は「アイコンタクトならぬモニターコンタクトで、お互いに、互いの意思を感じ取り合いながらプレイするのはかなり面白い」。

 筆者はボイスチャットを使わなかったため、プレーヤーの操作している選手の動きやピッチ上でどこのスペースが空いているのかなどを見ることで、ほかのプレーヤーと意思の疎通を図ろうと心がけてプレイした。

 特にセットプレイのときには、左スティックで蹴る方向を決めるときに「ニアにあげるぞ!」という思いを全力で込めて、「頼む~」という思いでセンタリングを上げる。これで味方のプレーヤーがニアに走りこんでシュートをしてくれたときには、たとえそのシュートが決まらなかったとしてもかなりの満足感を得られる。

 もちろんボイスチャットを活用すれば、「ニアに上げます」と言うなどしてより簡単に意思の疎通を図ることはできる。しかし、実際のサッカーでもサポーターの声援などによって選手の声が聞こえないこともあるわけで、味方の次の行動を予測してそれに合わせてパスを出したり、走りこむスペースを変えるなど、同じチームのプレーヤーと隣同士でプレイする際には決して味わうことのできないリアルさを感じることができた。

 だからといって、ボイスチャットを使うと面白くないというわけではなく、声を出し合って意識を統一して相手DFを完璧に崩したり、味方のシュートが決まったときに声を出して喜び合えるのは、ボイスチャットならではの楽しみかたと言える。

 今回は急造チームでのプレイだったため、小学校の体育の授業で行なうサッカーのようにプレーヤーがボールに群がることもまれにあったが、それでも、受け取る側の動きを予測して出したパスが通ったときや、味方がボールを奪ってくれることを信じて空きスペースで待ち、そこにパスが出てきたときの達成感は、1人プレイでは決して味わうことのできない感覚だと言える。

 ボイスチャットを利用して完璧な連係をとって世界一のチームを目指すもよし、ボイスチャットなしで世界中のプレーヤーと実際のサッカーのように気持ちの連係を図るプレイを楽しむもよし。どちらにせよ味方が得点を決めたときには、お互いの気持ちは1つになっているはずだ。

ピッチ全体を見渡しやすい、やや引き気味のカメラ位置。試合展開を把握しやすいので、MFの選手でプレイする際には、パスの出しどころなどを見つけやすい 「ニアに上げるぞ!」という思いを込めてセンタリングを上げた場面。得点はできなかったが、味方がニアに走りこんでシュートしてくれたのは正直かなり嬉しかった


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□エレクトロニック・アーツのホームページ
http://www.japan.ea.com/
□「FIFA 08 ワールドクラス サッカー」のページ
http://www.japan.ea.com/fifa08/
□関連情報
【10月17日】EA、PS3/Xbox 360「FIFA 08 ワールドクラス サッカー」
マーケットプレースとPLAYSTATION Storeで体験版を配信
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20071017/fifa.htm
【9月20日】EA、クローズドイベントに新作を多数出展
古典的名作「ポピュラス」がDSで復活!
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070920/ea.htm

(2007年12月19日)

[Reported by 中野信二]



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