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【トライアルデッキ】
価格:1,300円
「ヴァイスシュヴァルツ」のコンセプトのひとつには、これまでトレーディングカードゲームを遊んでいなかった人たちにも楽しんで欲しいという想いがある。よりユーザー層を押し広げたいと言うことから、多数のキャラクタが参加した規模の大きなタイトルとなっている。 まずは「ヴァイスサイド」と「シュヴァルツサイド」の2つに分けられており、「ヴァイスサイド」には男性ユーザーやこれまでトレーディングカードゲームに「親しんできた層をターゲットとしたキャラクタが中心となる。一方、「シュヴァルツサイド」は男性だけでなく女性ユーザー層にもアピールしていきたいキャラクタを揃えていく。 ヴァイスサイド、シュヴァルツサイド共に独立していてはそれぞれ広がりはないが、タイトルごとにエクスパンションを形成しながらも、それぞれ交流できるようになっている。発表会で説明を行なったプロデューサーの島村匡俊氏、原田まり氏共に「コミュニケーションツールとして活用して欲しい」と語っていた。 ゲームシステムとしては最後まで逆転することができるようにということで「ドキドキが満載」がコンセプトだという。同ゲームにはクロックというシステムが用意されており、時計の針が進むようにメモリが進んでいきある瞬間にゲームが終了するようになっている。そのクロックの針が作戦を表示するようになっており、ゲームの流れを示す作戦となっている。自動的に作戦が変わっていくが、これをプレーヤー側が手札を使うことで能動的に変更することもできる。ゲームの流れを支配するような作戦に乗って勝利を目指す流れとなるという。 また、攻撃の都度にダメージを判定し、クリティカルヒットが出れば大ダメージとなる。また、受けたダメージにも判定があり、ガンガン攻撃する中でクリティカルヒットが出ることがあるという。これはダメージが大きくなるだけでなく様々な効果が発生するという。逆にそれをキャンセルすることのできるシステムも用意されているという。攻撃の度にどうなるかわからないというドキドキ感を演出したかったという。 もう一つのキーワードがクライマックス。前述のクロックアップシステムも絡んでくるが、徐々にゲームが盛り上がる仕組みになっているということで、ゲーム前半にコストを生み出しておき (クロックが少ないときにしか使えないカードでコツコツと仕込んでおくことが可能だという)、終盤でヒーローやヒロインや悪役の大物を投入し一気にクライマックスを演出するといった戦い方が可能だという。その最後の最後にしか使えないクライマックスカードが用意されており、このカードはその作品世界を現わす特別なカードとして存在するという。カードのほぼ全てにグラフィックスが描かれており、非常に美麗な仕上がりとなる。その作品の世界を現わすような代表的なカードとして語りぐさとなるようなカードにしたいとしている。 現在、2009年3月まで予定されているのは、ヴァイスサイド4タイトル、シュヴァルツサイド4タイトルの計8タイトル。基本仕様としては、トライアルデッキが1個50枚入りで1,300円。ルールブックとプレイマットデッキ解説書が付いている。2008年の3月29日にトライアルデッキ3種が発売予定。エキスパンションパックは1パック8枚入りで330円。15パック入り1ボックスで、16ボックス入り1カートンとなっている。カード種類数100種類+パラレルカードを予定。イラストはオフィシャルと描き下ろし併用で、描き下ろしは1%から100%で入っているという。 参加タイトルは現在8タイトルあるとしているが、発表会ではその中から5タイトルが明らかとなった。ヴァイスサイドでは「D.C.~ダ・カーポ~/D.C.II~ダ・カーポII~ (2008年5月29日発売予定)」、「リトルバスターズ! (2008年6月27日発売予定)」、「ゼロの使い魔」の3タイトル。シュヴァルツサイドは「ペルソナ3 & ペルソナ3FFS (2008年5月29日発売予定)」、「魔界戦記ディスガイア」の2タイトル。 また、12月8日から24日までに全国8箇所でカンファレンスが行なわれるほか、体験会が2008年2月から全国21箇所で開催される。その後トライアル大会が行なわれ、順次大会が開催される予定となっている。
木谷氏は新会社での第一弾タイトルと言うこともありかなり気合いが入っている様子。ゲームタイトルからも人気キャラクタが登場していることもあり、今後もその動向が注目されるところだ。 (C)bushiroad All Rights Reserved.
□ブシロードのホームページ (2007年12月7日) [Reported by 船津稔]
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