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スクエニ、AC「ロード オブ ヴァーミリオン」
「池袋ギーゴ」ロケテスト初日の模様をレポート

池袋ギーゴ店舗前
12月7日~16日 ロケテスト実施

【ロード オブ ヴァーミリオン】
稼動時期 未定

料金:1プレイ300円(カード1枚排出)

 株式会社スクウェア・エニックスは、アーケード用オンライントレーディングカードゲーム「ロード オブ ヴァーミリオン」のロケテストを、東京・秋葉原「HEY」、東京・池袋「池袋ギーゴ」、神奈川・川崎「ナムコランド川崎店」、東京・八王子「AM PIA八王子」の4店舗で12月7日から16日にかけて実施する。

タイトル画面
 「ロード オブ ヴァーミリオン」は、スクウェア・エニックスが手がけるAC用としては初めてとなるオリジナルタイトル。“ファンタジー”を題材とした世界観やストーリー、そして“RPG”のようなゲームシステムが融合された作品となっている。稼動時期は未定。料金は1プレイ300円で、コンティニューが200円。1プレイごとにカードを1枚排出。

 今回取材する機会を得られたのは、上記4店舗のうちの「池袋ギーゴ」でのロケテストの模様。AC用として初めてとはいえ、FFシリーズやDQシリーズといった数々の名作RPGを生み出しているスクウェア・エニックスのゲームというだけあり、開店時間30分前の9時30分の段階ですでに30~40人のユーザーが開店待ちの列を作っていた。


スターターパックなどを購入するターミナル1台と、ゲームをプレイする筐体4台が設置されていた
 ロケテストバージョンでは、チュートリアルモード、対戦モード、ストーリーモードをプレイすることができる。このうちチュートリアルモードに限り、前半と後半の2部構成になっているため、前半が終了した後、無条件でコンティニューして続けることもできる。対戦モードとストーリーモードは、1戦目で勝利したときのみコンティニュー可能で、負けてしまった場合はプレイ終了となる。

 筐体には、ゲーム画面を映し出すモニターとカードを展開するパネルのほか、パネルの左側にレバー、決定・技ボタン、キャンセル・サクリファイスボタンが、パネルの右側にスタートボタン、決定・技ボタン、キャンセル・サクリファイスボタンが配置されている。

筐体単体 コンティニュープレイに関するルールも掲示されていた
【筐体各部】
モニターとパネル パネル左側のレバーや各種ボタン パネル右側の各種ボタン

複数のカードを一気に動かすこともできる
 ゲーム自体は、筐体のパネル上にプレーヤーカードと使い魔カードを展開し、カードそのものを動かしたり、パネル左側に設置されているレバーを操作してパーティ全体を移動させたりしながら敵と戦い、制限時間内に「アルカナストーン」と呼ばれるエリアを3カ所制圧すると勝利となる。制限時間内にすべてのアルカナストーンを制圧できなかった場合は、タイムアップの段階でより多く制圧していたほうの勝ちとなる。

 アルカナストーンは、アルカナストーンを中心としたエリアにパーティを侵入させ、アルカナストーンゲージを0にすると制圧完了となる。

 パネル上に展開できるのは、使い魔に設定されているコストが合計で90になるまで。その中で、パーティに組み込むことのできる使い魔は最大で3体となっている。

 チュートリアルモードでは、キャラクタの操作法やアルカナストーンの制圧の仕方、さらには武具・種族の特徴、プレーヤーキャラクタが使い魔に憑依する「サクリファイス」の使い方、使い魔が使用可能な特殊技の発動方法など、ゲームの遊び方がこと細かく解説される。

 ロケテスト自体がもともと一般ユーザー向けの企画であり、開店直後から多くのユーザーが詰め掛けたため、残念ながらプレイすることはできなかった。だが、プレイする人の後ろから見ていただけでもおおよその内容を理解できるほど親切・丁寧なチュートリアルだった。

 敵との戦闘は、主にカードを操作して行なう。カードの上部を向けている方向に攻撃範囲が表示され、その中に敵を捉えると自動的に攻撃を始める。攻撃範囲は、通常攻撃が青色、特殊技やオーバーキルが黄色で表示される。

 もし使い魔が敵に倒されてしまったら、ストックエリアと呼ばれる場所に避難させることで復活させられる。ストックエリアに置いた時点からカウントが表示され、それが0になると出撃可能となる。

 サクリファイスは、画面に「サクリファイスOK」と表示されているときに、サクリファイスしたい使い魔カードをこすってからサクリファイスボタンを押すと発動する。サクリファイスを行なうと、使い魔は巨大化し、攻撃力などがパワーアップする。

 特殊技は、時間の経過によって増加する特殊技ゲージ(使い魔のコストによって増加するスピードが異なる)が満タンになると使用可能となる。特殊技を使いたい使い魔のカードをこすってから、特殊技ボタンを押すと発動する。使い魔ごとに発動する技が異なる。

【サクリファイス】
サクリファイスを使うと使い魔は巨大化。写真下段の2点を見てもらえば、その大きさの違いがわかるはずだ


 ゲームシステムに関しては、カードを操作して敵と戦い、ゲージが溜まったら特殊技などを発動するというように、従来のトレーディングカードと似たオーソドックスな仕組みが採用されている。このおかげで、後ろから見ているだけでもゲームの遊び方をなんとなく理解できるため、この手のゲームに慣れ親しんできたプレーヤーにとっては、ハードルの低いゲームと言える。

 かといって、初心者にとってのハードルが高いのかと言うとそうではない。キャラクタの操作は直感的に行なえるし、ゲームを楽しく遊ぶために必要な知識を学べる「チュートリアルモード」が充実している。解説文をよく読みながらチュートリアルモードをクリアすれば、基本的なゲームシステムは一通り把握できるだろう。

 1プレイのプレイ時間は、前半・後半の2部構成(2プレイ)となっているチュートリアルを、解説文をじっくり読みながらプレイしておよそ20分から25分。池袋ギーゴには筐体が4台設置されていたので、1時間でおよそ12人がプレイできる。閉店時間が24時と仮定すると、10時から24時までの14時間で約150人が体験できることになる。

 プレイ待ちの予約者は、11時頃の段階でおよそ80名。ロケテストのうちに、1回はプレイしておきたいという人は、お昼前には店舗を訪れたほうがいいかもしれない。



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□スクウェア・エニックスのホームページ
http://www.square-enix.co.jp/
□「ロード オブ ヴァーミリオン」のページ
http://www.square-enix.co.jp/lov/
□関連情報
【11月22日】スクエニ、AC「ロード オブ ヴァーミリオン」
AC用初となるオリジナルタイトルを投下
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20071122/lov.htm

(2007年12月7日)

[Reported by 中野信二]



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