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会場:Zepp Tokyo(東京・江東区)
「ギタドライブ」は、「BEMANI」シリーズ生誕10周年を記念して開催されたライブイベント。2005年8月の「ギタドライブ」から数えて2年ぶりの開催となった。 出演アーティストは、「GuitarFreaks」シリーズと「DrumMania」シリーズに楽曲を提供する面々。「GuitarFreaks」と「DrumMania」の両シリーズで活躍するギタリスト泉陸奥彦をはじめ、Kozo Nakamura、Ninezero、Trick Trap、千本松仁、TAG、Ray-ZY、ピンクカプセル、亜熱帯マジ-SKA 爆弾(サックス Jimmy Weckl、トランペット 小野秀幸・DokiDokiDokky、トロンボーン もこ)、Handsome JET、TOMOSUKE、Frances Maya、肥塚良彦、あーたん、Brad Holmesなど総勢27名が登場するファンにとっては夢のような豪華布陣となった。
本ライブイベントへ訪れた観客は、事前抽選によって参加権を得た1,000組2,000名の招待者。10月4日発売のプレイステーション 2用ソフト「GuitarFreaks & DrumMania V3」の初回生産版を購入した人や、アーケード用「GuitarFreaksV4 RockxRock」もしくは「DrumManiaV4 RockxRock」をプレイした人の中から当選した人が招待されただけあって、会場内は、曲のイントロが流れ始めた瞬間からうねるような歓声に包まれていた。
「こたつとみかん」の演奏中には、“夢の玉”と名付けられた、中に通常サイズの風船が詰め込まれた巨大な風船が観客席に投入されるという演出もあり、観客たちは夢の玉を頭上で移動させたり、夢の玉を割って中から小さい風船を取り出し、それを手に持って振るなどして盛り上がっていた。 結局ライブでは、3時間に渡り、合計で33曲もの楽曲が演奏された。「GuitarFreaks」シリーズ、「DrumMania」シリーズともに、楽器を演奏する快感を味わうゲームだけに、ギターやベース、そしてドラムのソロパートのときに観客たちのボルテージは一気に上昇。いずれも人間業とは思えないほどの指・スティックさばきに魅了され、ソロパート終了時にはひときわ大きな歓声が上がっていた。 そして、最後の曲の演奏が終わり、アーティストが一旦ステージを降りると、観客席からは当然のようにアンコールが。アンコールでは、「Infinite」(ギター 千本松仁・96ちゃん、ベース 肥塚良彦、キーボード ショッチョー・TOMOSUKE、ドラム 大菊勉、ヴォーカル 入尾信充)が披露された。これでライブも終わりかと思いきや、観客席から再びアンコールの声が上がった。
これにもアーティストたちは応え、「三毛猫ロック」(ギター 泉陸奥彦・Kozo Nakamura・千本松仁・96ちゃん、ベース 肥塚良彦・白船睦洋、キーボード ショッチョー・TOMOSUKE・佐藤和豊、ドラム 大菊勉・菅沼孝三、パーカッション 猫又Master、亜熱帯マジーSKA爆弾)と「JET WORLD」(アーティスト全員)を立て続けに演奏した。
1曲目から最後の「JET WORLD」まで、喫煙したりトイレに行ったりするのも忘れて、出演者・観客は一体となって演奏を楽しんでいた。 このようなライブに足を運ぶたびに痛感させられるのだが、やはりアーティストが楽しんで演奏をしていると、それが観客たちにも伝わり、会場のボルテージは一気に上がる。演奏を行なったアーティストたちが口をそろえて「最高の観客だ」と述べていたほど、出演者と観客の一体感の高いライブだった。 なお、ライブのフィナーレで今回のライブの模様を収めたDVDが発売されるという発表もあった。2008年2月22日発売予定で、現在コナミスタイルにて予約受付中。今回、惜しくも抽選に漏れて会場を訪れることのできなかったファンのかたは、公式サイトなどをチェックするといいだろう。
(2007年12月4日) [Reported by 中野信二]
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