|
価格:900円(オンライン専売)
PS3「PixelJunk Monsters」は、画面を見ながら操作しているだけで楽しめるカジュアルな作品を低価格でオンライン提供する「PixelJunk」シリーズ第2弾。静寂に包まれた平穏な森と、そこに暮らす精霊(プレーヤー)と仲間の「チビ」たち。だが、ある日突然、不思議な仮面をつけたモンスターたちが、群れをなして森に侵入し、精霊とチビたちの生活圏を荒らしはじめた。森の精霊たるプレーヤーは、森を守るべく古(いにしえ)のタワーを蘇らせ、その力でモンスターたちに対抗していく。 本作はステージクリアタイプで、用意されたステージは全部で20種類以上。各ステージごとに設定された「一定数のモンスターの群れ(WAVE)」から、仲間のチビたちを守ることができればステージクリアとなる。1ステージあたりのWAV数Eは難易度ごとに異なり、Easyコースが10回、MediumコースとHardコースが20回に設定されている。 各ステージには、プレーヤーキャラクタと仲間のチビ20人がいる。モンスターが家に到達するとチビがひとり失われ、全滅するとゲームオーバー。チビを守るためには、モンスターを攻撃する「タワー」を建てる必要がある。タワーは、プレーヤーキャラクタが重なることが可能な「木」に配置。タワーには「経験値」の概念があり、たまり具合はタワーの横にあるバーで確認可能。バーがMAXになるとタワーが1段階グレードアップ。その内容は「攻撃範囲」、「スピード」などタワーごとに異なる。なお、タワーの色はレベルごとに緑(初期段階)、黄(レベル2)、赤(レベル3)、紫(レベル4)、黒(最終段階)と順次変化していく。 タワーの経験値をためるには、いくつかの方法がある。ひとつは、タワーがモンスターを倒すこと。もうひとつは、プレーヤーキャラクタがタワーに重なり続ける。重なった時間に比例して経験値が少しずつ加算されていく。最後は、プレーヤーがリングメニューから「アップグレードコマンド」を選ぶ方法。これには、次に説明するアイテム「GEM」が必要になる。 タワー建設に必要なアイテムには「コイン」、「GEM」の2種類がある。「コイン」は、モンスターを倒すと出現し、プレーヤーキャラクタが触れると獲得できるもの。タワーを建てる際に消費され、強いタワーほど多くのコインが必要となる。タワーは売却することでコインに戻すことができるため、臨機応変に対応することも可能。ちなみに、プレーヤーキャラクタがモンスターに触れると、持っていたコインが一部四散し、さらに一定時間行動不能になるというペナルティを受ける。 「GEM」は、新タワーの開発に必要なアイテム。すでに開発されているタワーを建てるときはコインだけでいいが、新タイプのタワーを開発するにはGEMが必要。GEMはコイン同様にモンスターを倒すと出現。ただし、すべてのモンスターから得られるわけではないため、ある意味コインよりも重要なアイテムといえる。 タワーには、矢で攻撃する「ARROW-TOWER」、大砲を撃つ「CANNON-TOWER」、空中の敵だけを素早く狙い撃つ「A.AGUN-TOWER」、敵を凍らせスピードダウンさせる「ICE-TOWER」、火炎放射で長時間攻撃する「FIRE-TOWER」、広範囲の敵に電撃を浴びせる「TESLA-TOWER」、空中の敵を貫通攻撃する「LASER-TOWER」、攻撃間隔は長いが広範囲をカバーできる「MORTAR-TOWER」、なかの蜂が近くのモンスターに襲い掛かる「HIVE-TOWER」などがある。このうち、HIVEとLIGHTNINGは1ステージにつきひとつしか建てられない制限がある。 前述のとおり、モンスターたちは群れ(WAVE)をなして攻めてくる。このとき、ひとつのWAVEを全滅させるか、もしくはWAVEを構成するモンスターが家に到着した時点でまだ仲間が残っているとき「Wave Clear Bonus(ウェーブクリアーボーナス)」が与えられる。これは、プレーヤーの所持金に5パーセントの利子がつくというもの。ちなみに、GEMを使う開発のなかには、このボーナス利率を増やしてくれるものがある。 各ルートに存在する「スペシャルステージ」をクリアしたプレーヤーには、それぞれ「スペシャルアイテム」が与えられる。スペシャルアイテムには、×ボタンを押しているあいだ移動速度がアップする「スピードポーション」などがある。ステージクリアを手助けしてくれる、とても役に立つアイテムだ。
本作はステージクリアタイプだが、ワールドマップのなかには一定条件を満たさないと進めない「ゲート」が設置されている場所がある。これらは、いくつかのステージを「パーフェクトクリア」しなければならない。誰でも簡単に遊べるシンプルな操作性と、ソフトなタッチのグラフィックが好印象。オンラインランキング、ふたりで協力プレイモードも用意されており、ひとりはもちろん友だちとワイワイ遊ぶにも最適。アクションパズルが好きな人には、ぜひともチェックしていただきたい作品だ。
(C)2007 Q-Game,Ltd. All Right Resereved.
□プレイステーションのホームページ (2007年11月30日) [Reported by 豊臣和孝]
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp Copyright (c) 2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|