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【連載第134回】ゲームライフに役立つグッズをレポート
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24枚のDSカードを収納できる大容量コンパクトホルダー
PSP-2000専用シリコンラバーやクリーニンググッズも試す |
当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。
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今回は、DS、PSP用グッズをいくつかピックアップしてみた。DS用グッズでは、ゲームテックの24枚ものDSカードと4冊の取扱説明書を収納できるコンパクトホルダー。同社のDS Lite本体用カバー「ブック型カバー D Lite」と同系統のグッズで、ナイロン製のシンプルなデザイン。
PSP用のグッズからは、PSP-2000専用のシリコンジャケットがサイバーガジェットより発売。部分ごとに厚みが調節されていて、PSP-2000の薄さをそのまま活かそうという造りがウリだ。おなじくサイバーガジェットからPSP向けのクリーニンググッズとしてピックアップレンズクリーナー、UMDクリーナーも試してみた。
● DSカード24枚を一挙収納! パッケージサイズの大容量コンパクトホルダー
・「カード&マニュアルホルダー24」
メーカー:ゲームテック
価格:1,680円
カラーバリエーション:ブラック、ライトブルー、アイボリー、ブラウン
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CDを持ち歩くためのホルダーに近い。表面はロゴなど一切なく、シンプルなデザイン |
DSカードを24枚、さらにゲームの説明書も4冊を収納できるカードホルダーが登場した。これだけ収納力のあるホルダーながら、縦131mm、横136mmと一般的なCDケースやDSソフトのパッケージとほぼ同サイズ。中にはビニールページが6枚あるアルバムタイプのコンパクトホルダーだ。製品としては、CDを複数枚入れられるホルダー製品に近い。
全体の素材はナイロン。カラーバリエーションは4色となっており、今回はアイボリーをチョイスしてみた。連載107回で紹介したDS Lite本体用のカバー「ブック型カバー D Lite」と同じ素材、同じ路線のデザインでできたグッズで、本体、DSカードと揃えれば、統一感が取れていいだろう。
ホックはマグネット式。外観にはロゴやタブの類は一切なく、一見するとゲームグッズには見えない汎用的なシンプルデザインになっている。
内部は半透明のページが6ページ。1ページ目と6ページ目は取扱説明書用で、表裏に1冊ずつ、計4冊を収納できる。2~5ページには6つずつDSカードポケットがあり、合計24枚のDSカードを収納できる。ポケットを含めページ全体が全て半透明なので、タイトルが見えるうえ、アルバムタイプで一度に12枚のカードが閲覧できるのも便利。
DSカードのポケットは、取り出し口が左右にあるうえ、ページ全体に被せるカバーも各ページにあり、カードの脱落を防止。カードポケットには半円の切り込みがあり、角も押せるよう露出されており、取り出しやすい。ちょっと気になったのは、ビニールカバーの付け根近くに取り出し口がある外側の2枚に関してのみ、取り出ししづらく感じたところ。ページ全体が柔らかいビニールのため、取り出し口を少し折り曲げるようにすれば出し入れしやすかった。
実際に24枚のDSカードと説明書4枚を入れてみた。厚みは3.4cmほど、重さは未収納時の152gから330gへと大幅にアップしたが、これだけの量を詰め込んでも、パッケージサイズのコンパクトさが保たれるのは嬉しい。取扱説明書を入れておけるところは、いざというときに操作を確認する実用性もさることながら、CDのように、ジャケットを入れて見た目も楽しめるということか。
材質ゆえの懸念としては、ビニールポケットしかないため、いっぱいにカードとマニュアルを詰め込んでしまうと、例えばカバンの中にこのホルダーを入れ、満員電車に乗っているときにカバンが押されてしまうような状況下では、マニュアルにDSカードの跡がついてしまうのではないか、といったことが挙げられる。
不満な点も少なく、シンプルなデザイン、ライトなカラーバリエーションなど好印象。価格とのバランスも納得できる。DSカードをたくさん持ち運びたい、もしくは部屋で使い勝手よく収納しておきたい方にオススメのホルダーだ。
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DSカード用のポケットを24個、説明書も4冊入れられる大容量のホルダー。場所によってはちょっと取り出しづらいが、写真右上のように折り曲げたりすると楽だ。詰め込むと収納分の厚みは出るものの、一覧性がよく、それでいてコンパクトなのが嬉しい |
● PSP-2000の薄型の良さを残した質の高い専用シリコンラバーグッズ
・「CYBER・シリコンジャケット(PSP2000専用)」
メーカー:サイバーガジェット
価格:オープンプライス(購入価格:880円)
カラーバリエーション:クリアブラック、クリアホワイト
11月中旬発売予定:クリアブルー、クリアピンク、クリアパープル
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シンプルなシリコンラバーに見えるが、PSP-2000専用の工夫が光る |
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装着後。前面全体に加え、方向キーや4ボタン周りが薄くなっているなど、PSP-2000の薄さを残すよう工夫されている |
薄型、軽量化された新型PSP-2000専用のシリコンジャケットがサイバーガジェットより登場した。カラーバリエーションは10月末現在のところクリアブラックとクリアホワイトの2色だが、11月中旬にはクリアブルー、クリアピンク、クリアパープルを追加予定。今回はクリアホワイトを使ってみた。
重量は24gと軽量で、シリコン素材の感触はサラサラとして肌触りがいい。特徴的なのは、前面、側面、背面など、場所によってシリコンの厚みが調整されているところ。最も厚みのある側面部は3mmほど、背面のグリップ部は2mmほどあるが、前面は1mmほどで、方向キーや□、○、△、×ボタン周りは0.5mmほどとさらに薄くされている。プレイ感覚に悪影響がないよう、薄くするべき部分と保護すべき部分にメリハリがついている。
液晶画面とUMDスロット部分は大きく開けられており、ここからPSP本体を入れていく。シリコンカバーの内部にはPSP本体のねじ穴に差し込まれる突起があり、これによってズレを防止している。
装着してみると、一体感の高さにまず驚いた。前述の厚みが工夫されているところから、PSP-2000の薄さが損なわれておらず、それでいて背面グリップや側面など、ホールド感を高める場所の厚みはバランスがいい。スピーカー穴をはじめ、イヤフォン端子、電源スイッチ、電源端子、メモリースティックDuoスロットなど、各所がすべてアクセスできるよう開けられている。
液晶画面下に並ぶスタート、セレクトボタン類はシリコンの内側に型どりされていて、上から押し込む形式。クリア色なのでボタンの位置や名前が見え、操作しやすい。
実際にゲームをプレイしてみたが、感触は悪くない。L/Rボタンの内側2割ほどがシリコンカバーが被っているので、ここは少し違和感があるが、操作のしづらさを覚えるほどではなかった。前面のボタン周りを薄くしている効果も出ており、□、○、△、×ボタンには、少しストロークが足りない感は感じたものの、操作性は良好だ。
少し気になったのは、アナログパッド周りの処理。周囲に2mmほどの余裕が取られているのだが、操作しているときに指がシリコンのフチにひっかかる感触があった。ここも方向キーや4ボタン周りのように1段薄くしたり、開口部を気持ち大きくとったほうがよかったかもしれない。
この製品で懸念されるのは、場所によって変わっている厚みによって、シリコンジャケットが伸びてしまったり、開口部の多さからホコリに対する防御はあまり期待できないかもしれない、ということぐらいだろうか。
一体感が非常に高く、シリコンのたわみや操作中のズレもほとんど無いと言えるほど少ない。手触りがよく、PSP-2000の良さである薄さも損なっていない。1,000円を切る購入価格だったことを考えてると、質の高さに非常に驚いた。まだPSP-2000専用シリコンラバーグッズが少ないところはあるが、定番になりそうな一品だ。
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一体感の高さ、たわみやずれの少なさ、各端子やスロットのアクセス性の良さなど、非常によくできた一品。写真のようにワンセグチューナーをはじめとしたオプションも問題なく使える |
● PSPのピックアップレンズを全自動クリーニング!
・「CYBER・レンズクリーナー(PSP用)」
メーカー:サイバーガジェット
価格:オープンプライス(購入価格:980円)
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UMDと同サイズのクリーニングキット。小型モーターによりクリーニングヘッドが動く |
UMDを読み取るPSP本体のピックアップレンズをクリーニングするという、ちょっと変わったグッズだ。UMD型のクリーニングキットで、PSP-1000、2000どちらでも使用できる。
コイン型リチウム電池(CR2016)が最初から内蔵されていて、小型モーターが全自動でクリーニングを行なう。キットのピックアップレンズにあたる部分にはカバーがついているので、クリーニングするときにはこのカバーを外し、クリーニングヘッドを出して使う。クリーニングの所要時間は5秒ほど、PSPの電源が入っていないことを確認してUMDスロットにキットを入れる。
さっそく試してみた。クリーニングキットを入れUMDスロットを閉じると、途端に「ヴィィィィ!」っと大きな音が鳴った。思わず驚いて、「おおっ」と声が出てしまったほどだ。5秒ほどが経過したところでUMDスロットを開き取り出す。使い込んだPSP-1000、まだ新しい2000ともに使ってみたが目立つ汚れが取れるほどでなかった。
よく構造を見てみると、どうやらUMDを固定する突起部分にスイッチレバーが仕込まれていて、レバーが動くと電源が入る仕組みになっていた。爪楊枝でレバーを引いてみると先ほど同様に音を立てて作動する。クリーニングヘッドが上下に高速で動くのが見れた。クリーニングヘッドはフワフワと柔らかく、ピックアップレンズをこすり上げても傷を付けたりする心配は感じられなかった。だが、使用前にヘッドにホコリなどが付いていないかは細心の注意を払いたい。
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写真右のようにくぼみにあるスイッチが入ると、クリーニングヘッドが激しく動く。UMDスロットにセットしてスロットを閉じると自動的に作動するので、本体の電源が切れていることやヘッドのカバーを外していることを確認してからセットしよう |
● UMDディスクの表面についた汚れを除去! 回転させてクリーニング
・「CYBER・UMDクリーナー(PSP用)」
メーカー:サイバーガジェット
価格:オープンプライス(購入価格:934円)
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クリーニングキット本体ほか、代えのヘッドが5個付属する |
UMDのディスク面をクリーニングするクリーニングキットだ。ディスクを保護するシェルがある反面、シャッターがないので、ディスク面についた細かなホコリなどの除去に手を焼くが、これを使えば手軽に全面を清掃できる。電源は単四型電池を2本使用する(別売)。
クリーニングキット本体はUMDをセットする台座のような作りだ。UMDのディスクと固定される中央の軸はマグネットになっている。シェルに開けられた読み取り部にあたる部分には、クリーニングヘッドが付いていて、このヘッドは代えが5つ同梱されている。キットの手前に押ボタンがあり、これを押すとクリーニングするわけだ。
ネジで留められた電池カバーを外して電池をセット、UMDを置き、クリーニングを試してみた。UMDは株式会社バンダイナムコゲームスの「リッジレーサーズ」。2005年11月17日のPSP-1000と同時発売のタイトルだ。保管はしてきたもののディスクの表面には細かなホコリが付いていることと思う。
フタを閉じて、手前のスイッチをオン。すると「ギュルギュルギュル」と音を立ててUMDのディスクだけが回転し始めた。これで全面がヘッドでクリーニングされるわけだ。何回転かしたところで取り出し、ディスク面を見てみる。すると、UMDのシェルが開いているところ、つまり回転の止まったヘッドの場所にホコリが溜まっていた。ディスク全体に付着していたホコリがヘッドで集められたというわけだ。
集められたホコリを拭き取り、クリーニング完了。見栄えとしてはシェルについた傷が無数にあってこれはどうしようもないが、ディスクはキレイになった。読み込みに失敗するUMDが出たら、先に紹介したピックアップレンズのクリーナーと共に活用してみてはいかがだろうか。
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電源は単4型乾電池を2本使用。別売りなので用意しよう。UMDをセットしてボタンを押すと、ディスクが回転し汚れがヘッドに拭き取られる。写真右下は試したあとだが、ヘッドによって集められたホコリが残った。これを拭き取ればクリーニング完了というわけだ |
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□ ゲームテックのホームページ
http://www.gametech.co.jp/
□ サイバーガジェットのホームページ
http://www.cybergadget.co.jp/
(2007年10月31日)
[Reported by ゲーム環境向上委員会]
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