この発表会は、10月20日より公開される映画「EX MACHINA -エクスマキナ-」の先行試写会に合わせて行なわれたもの。試写会の事前応募に当選した招待客に向けて、「APPLESEED ONLINE CARD TACTICS」の紹介を行なった。

代表取締役社長の植田氏(上)と、運営プロデューサーの中村氏(下)

　発表会では、ゲームポット代表取締役社長の植田修平氏が挨拶。「戦略オンラインカードゲームという、新しいジャンルに挑戦する。ゲームはFlashで動くので、今までとは違うゲームユーザーにも、映画とともに楽しんでもらいたい」と語った。

　続いて、本作の運営プロデューサーを務める中村氏が、簡単にゲーム紹介を行なった。本作は、士郎正宗氏のコミック「APPLESEED」を題材にしたゲーム。「オリュンポス」を始めとした5つの組織のいずれかに所属するエージェントとなり、ライバルの勢力に属するプレーヤーと戦う「ASO:C」と、荒廃した地球を復興させていく開拓者となるシングルプレイモード「ASO:F」の2つのゲームモードが中心となる。

　「ASO:C」は、トレーディングカードゲーム、戦略シミュレーション、MMOという3つの要素を融合させたゲームモード。まず、それぞれ個別の能力を持ったカード(ユニット)を組み合わせてチームを編成する。カードは初期に70種類、最終的には400種類以上になるとしている。また各カードには最大36種類アレンジが用意されており、さらにバリエーションは増すことになる。

　チーム編成の後、チームの行動(ミッション)を決める。170カ所の拠点とそれらを結ぶ交通路でできたマップで、「戦闘」、「謀略」、「警備」、「内政」、「労働」、「交渉」のいずれかの行動を選び、どこに移動するかを指示する。設定が済むと、サーバーで5分に1回の自動処理が行なわれ、結果を確認できる。選んだ行動に適したチームを組むのが、本作のポイントとなるようだ。

　ミッションに参加すると、キャラクタを成長させる「経験点」と、カードやアイテムの購入に使用できる「プレイポイント」が得られる。戦闘に勝利した場合は獲得できる「経験点」と「プレイポイント」が加算された上、「功績点」も得られる。「功績点」をためると階級が上がっていき、新たなカードが使用できるようになるなどの特典が得られる。

　もう1つの「ASO:F」は、「ASO:C」の数年前の世界という設定で展開される。シングルプレイモードとなるものの、基本的なゲームモードは「ASO:C」を踏襲。パーティメンバーのような「パートナー」を獲得できるという独自要素も盛り込まれている。獲得したアイテムやポイントは「ASO:C」に転用できる。

　本作のサービス開始時期については、「2007年秋をめどに開発を進めている。βテスト等の情報も公式サイトで順次発表する」としている。プレイ料金については「永久無料」と発表しており、アイテム課金制での運営になるものと思われる。

【スクリーンショット】
開発中のゲーム画面。複数のカードでチームを編成し、行動を設定しておくと、自動的にゲームが進行する

【イメージイラスト】
オリュンポス	アメリカ帝国

ユナイテッド・リパブリック	ナグルファル	自由アフリカ

(C)士郎正宗/青心社/M2 Published by Gamepot Inc.

□ゲームポットのホームページ
http://www.gamepot.co.jp/
□「APPLESEED ONLINE CARD TACTICS」のページ
http://www.appleseedonline.jp/
□関連情報
【年月日】ゲームポット、WIN「APPLESEED ONLINE CARD TACTICS」
士郎正宗氏の漫画「アップルシード」を題材としたOCGの運営を開始
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070824/as.htm

(2007年10月3日)

[Reported by 石田賀津男]