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マイクロソフト「Xbox 360メディアブリーフィング」
サードパーティ編~スクウェア・エニックス、テクモなど超大作が目白押し!~

9月12日 開催

 マイクロソフト株式会社は、プレスおよび業界関係者を対象にした発表会「Xbox 360メディアブリーフィング」を9月12日に開催した。ここでは、サードパーティ作品に関する発表内容をピックアップしてお届けする。


■ スクウェア・エニックス ~「インフィニット・アンディスカバリー」、「ラストレムナント」~

 Xbox事業本部長の泉水敬氏は、昨年春に発表した同社の新作RPG「インフィニット・アンディスカバリー」について、株式会社スクウェア・エニックスと共同プロジェクトを推進すると発表。これにより、本作の発売元はスクウェア・エニックスが、開発元は株式会社トライエースがそれぞれ担当することとなる。

 泉水氏は「国内市場において最もユーザー人口が多いジャンルがRPG。そのRPGを得意とされるスクウェア・エニックスの経験、数々の名作RPGを生み出してきたトライエースの開発力、そしてマイクロソフトの技術力を融合させることで、より素晴らしいゲームをユーザーに提供させていただきたい」と、その意気込みを表現して見せた。

 スクウェア・エニックスのプロデューサー小島氏は「現在、開発元のトライエースと協議のうえで“より次世代機らしいRPG”にすべく、よりアクション性を高め、ダイナミックな画面演出を施すなど、さまざまなブラッシュアップを行なっている」という。ディレクションを担当するトライエースの小川氏は「本作は“ディスカバリー&インパクト”をキーワードに開発を進めている」といい、「ゲームフィールドのなかでさまざまな発見を軸とした“ゲームプレイを体感してもらう”というイメージ。視覚、聴覚、嗅覚といったセンサーがAIによって形成された世界で、何かを発見し、それにアクションすることでインパクトのある結果が起こる」と特徴を説明する。

 その最たるものが「シチュエーションバトル」と呼ばれる特殊な戦闘。“監獄からの脱出”例では、追いかけてくる巨大なオーガ(鬼)が敵味方かまわず跳ね飛ばしてきたり、ドラゴンが吐く業火をくぐりぬけていくなど、リアルタイムで変化するシチュエーションのなかで、プレーヤーが最適なアクションを行なうことで、インパクトに満ちた結果が導き出される。

 戦闘はすべてシームレスで行なわれ、メニューを表示しているときも刻々と時間が流れていく。戦闘はアクション性が高く爽快感に満ち、ゲームの特徴にフィットしたものに仕上がるという。これ以外にもさまざまな新要素が用意されるが、これらについては今後順次発表していくという。発売次期は未定だが、小島氏によれば「そう遠くない時期に、みなさんのお手元にお届けできるよう開発スタッフ一同がんばっている最中」だという。ファンは期待して待つとしよう。

スクウェア・エニックス小島氏 トライエース小川氏

【スクリーンショット】


(C)SQUARE ENIX CO.,LTD./Microsoft Corporation. All rights reserved.
Developed by tri-Ace Inc.

河津氏
 「もうひとつのビッグタイトル(泉水氏)」として紹介されたのは、「SQUARE ENIX PARTY 2007」でも公開された「ラスト レムナント」。Epic GamesのUnreal Engine 3を採用し、日本と北米の同時発売を目指し現在鋭意開発が進められている。

 壇上に登場したエグゼクティブプロデューサーの河津秋敏氏は「自分がマイクロソフトさんのカンファレンス、こういう場所に立つことになるとは想像してなかったんですけど……20年業界におりまして、ゲーム業界も刻々と変わっている、今この瞬間も大きく変わりつつあるんだなぁと感じています。まぁ、それはどうでもいいですね(笑)」と、聴衆の機先を制するようなコメントで会場の笑いを誘う。

 東京ゲームショウ2007では、新たな映像や情報が公開される予定。ただし、現在の開発度は「絵のほうはだいぶできているんですが、ゲームプレイのほうが詰めている段階。もうしばらくお待ちください(河津氏)」ということで、残念ながらプレイアブル出展はないという。

 会場では、TGSで公開予定の最新ムービーが一足早く披露された。これはプリレンダではなく、すべてが「Xbox 360の実機によるリアルタイム映像」。さらわれた妹を救うべく、戦場を駆ける主人公の少年ラッシュ。その周囲では、異形の生物と兵士たちの激しい戦いが多数繰り広げられている。巨大な光線兵器と連動するように怪しく光る眼帯、瓦礫を押しのけて建物内に踏み入る鋼の肉体を持った謎の人物……もし河津氏が「すべてリアルタイム映像です」と強調しなければ、大半の人が「どうせコレ、プリレンダでしょう?」と勘違いしたかもしれない。気になる人は、TGS会場でその凄さを目の当たりにしていただきたい。

【スクリーンショット】


(C) SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved.
Unreal(R) Engine, Copyright 1998-2008, Epic Games, Inc. All rights reserved.


■ テクモ ~「NINJA GAIDEN 2」を世界初公開~

板垣氏
 ステージには、テクモ株式会社の板垣伴信氏が登場。「この『NINJA GAIDEN 2』は、Xbox 360のロンチタイトル『DEAD OR ALIVE 4』がいまだナンバーワンの格闘ゲームであるのと同様に“アクションゲームのナンバーワン”を目指して開発している私たちの勝負作です」と気迫に満ちたコメントを披露。

 「前作を傑作といってくださる方が多いのは知っていますが、私たちTeam NINJAは、そういうふうには考えていません。初代『NINJA GAIDEN』は、Xboxの性能を隅々まで舐めるようにしてなんとかパワーを引き出して、やっと作り出したもの。その過程であきらめたフィーチャーや企画は、10や20ではきかない。『NINJA GAIDEN2』は、そうした“あきらめたもの”を、ようやく実現できる。開発者にとって、これ以上の喜びと興奮はない」という。

 板垣氏は、最新ビルド版を会場に持参。「地上最強のゲームマシンXbox 360で動く最強のアクションゲームが動く様を、ぜひ感じてください」と前置きして披露されたデモプレイの様子は、あまりにもゲーム展開が早いため、実際のプレイはディレクター氏が担当し、それを見ながら板垣氏が解説をつけていくスタイルで進行。その様子は「圧巻」の一言。主人公のリュウ・ハヤブサが、死神の鎌のような武器を軽々と操り、敵キャラクタの首を事もなげに刎ね飛ばし、胴を分断し血と肉の塊に変えていく。

 近年、ゲーム内の残虐表現はレーティング以前の段階、すなわち“自主規制”で徹底的に角が削り落とされることが多いため、これがこのまま世に出るかどうかは不明だが、筆者個人としては「これはきっと、この“絵”がないとダメなんだろうな」と思わされる“圧力”というか“凄み”のようなものを画面からヒシヒシと感じた。巨大な鎌、二刀流、ふたつの鉤爪と3種類の武器や必殺技が披露されたが、そのいずれも“動”によるインパクトが強烈で、ゆえに凄惨ではあるものの、横たわる屍骸、飛び散った首や四肢で表現される“わずかな静”が、欠くことのできないコントラストを描き出している。

 2008年発売予定ということで、もしシリーズ未体験の人がいたなら、今のうちに前作(もしくはBLACK)をプレイすることをオススメする。体験せずに「2」をプレイしても刺激は得られるだろうが、体内に“下地”を作っておけば、それが触媒となってさらに強烈な“アクションゲームをプレイする悦び”が感じられることだろう。

【スクリーンショット】


(C)TECMO,LTD. Team NINJA 2007


■ その他の映像出展タイトル

【ACE COMBAT 6 解放への戦火】
(C)2007 NBGI
All trademarks and copyrights associated with the manufacturers, aircraft, models, trade names, brands and visual images depicted in this game are the property of their respective owners, and used with such permissions.
(C)日本スペースイメージング株式会社
(C)GeoEye
(C)INTA Spaceturk
(C)DigitalGlobe/日立ソフト
※画面はすべて開発中のものです。

【デビル メイ クライ 4】
(C)CAPCOM CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
※画面はすべて開発中のものです。

【真・三國無双5】
(C)2007 KOEI Co., Ltd. All rights reserved.

【Apocalypse ~Desire Next~】
(C)2007 IDEA FACTORY

【アサシン クリード】
Assassin's CreedTM c 2006 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Assassin's Creed, Ubisoft,Ubi.com, and the Ubisoft logo are trademarks of Ubisoft Entertainment in the U.S. and/or other countries.“2” and “PLAYSTATION” are registered trademarks of Sony Computer Entertainment Inc. Microsoft,Xbox, Xbox 360, Xbox Live, and the Xbox, Xbox 360, and Xbox Live logos are either registered trademarks or trademarks of Microsoft Corporation in the U.S. and/or other countries.

【ビューティフル塊魂】
(C) 2007 NBGI
※画面は開発中のものです。

【BLADESTORM 百年戦争】
(C)2007 KOEI Co., Ltd. All rights reserved.

【ダークセクター】
Dark Sector (c) 2007 Digital Extremes, London, Canada. Dark Sector and the Dark Sector logo are trademarks of Digital Extremes. Digital Extremes and the Digital Extremes logo are trademarks of 1085522 Ontario Ltd. ALL RIGHTS RESERVED. Published by D3 Inc. under license from Digital Extremes. All other trademarks are property of their respective owners.

【ギルティギア2 オーヴァチュア】
(C) ARC SYSTEM WORKS

【ガンダム無双INTERNATIONAL】
(C)創通・サンライズ

【ガンダム オペレーショントロイ】
(C)創通エージェンシー・サンライズ

【メダル オブ オナー エアボーン】
(C)2007 Electronic Arts Inc. EA, the EA logo, and Medal of Honor Airborne are trademarks or registered trademarks of Electronic Arts Inc. in the U.S. and/or other countries. Medal of Honor is a trademark or registered trademark of Electronic Arts Inc. in the U.S. and/or other countries for computer and video game products. All rights reserved. All other trademarks are the property of their respective owners.

【NBA LIVE 08】
(C)2007 Electronic Arts Inc. Trademarks belong to their respective owners All rights reserved.

【オペレーション・ダークネス】
(C)SUCCESS Corporation/Illustrated by Yoshio Sugiura

【PHANTASY STAR UNIVERSE イルミナスの野望】
(C)SEGA

【Sega Rally(仮称)】
(C) SEGA. SEGA, the SEGA logo and SEGA Rally are either registered trademarks or trademarks of SEGA Corporation.All rights reserved.
All trademarks used herein are under license from their respective owners.

【式神の城III】
(C)ARC SYSTEM WORKS / AlfaSystem Co.,Ltd.All rights reserved.

【スマッシュコートテニス3】
(C)2001-2007 NBGI

【ゾイドオルタナティブ】
(C)1983 2007 TOMY
ZOIDS is a trademark of TOMY Company, Ltd.and used under license.


□Xbox 360のホームページ
http://www.xbox.com/ja-JP/
□ニュースリリース
http://www.xbox.com/ja-jp/press/release/20070912-1.htm(スクウェア・エニックス、テクモ)
http://www.xbox.com/ja-JP/press/release/20070912-2.htm(ロストオデッセイ)
□関連情報
【5月10日】スクウェア・エニックス、「SQUARE ENIX PARTY 2007」
プレカンファレンスミーティング開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070510/sep.htm
【2006年9月20日】マイクロソフト「Xbox 360メディアブリーフィング」開催
日本向けタイトルを拡充、年内に110タイトルをリリース
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060920/ms.htm

(2007年9月12日)

[Reported by 豊臣和孝]



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