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【連載第127回】ゲームライフに役立つグッズをレポート

サードパーティ製「ガンアダプター」が早くも登場
おしゃれなエナメル製など、DSカードケース2種もレポート

当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。


 今回紹介するのは、Wiiリモコンとヌンチャクを縦にセットし、銃のように装着してゲームプレイの雰囲気を高めるアタッチメント製品、センチュリーの「ガンアダプター(Wiiリモコン&ヌンチャク専用)」だ。直感的な操作が楽しいWiiで銃型アタッチメントを併用するとどのような体験になるのか、試してみた。

 また、DS用のグッズからは、エナメルの質感が高級感を感じさせる祥豊の「エナメルカードケース」、DSカード以外にもカード類を収納できるデイテル・ジャパン「カードウォレットPAR」と、2種類のDSカードケースを使ってみた。

【今週のおしながき】
Wii センチュリー 「ガンアダプター(Wiiリモコン&ヌンチャク専用)」
DS 祥豊 「エナメルカードケース」
DS デイテル・ジャパン 「カードウォレットPAR」



● Wiiリモコンとヌンチャクを装着して、ガンスタイルプレイを実現!

「ガンアダプター(Wiiリモコン&ヌンチャク専用)」

    メーカー:センチュリー
    価格:1,780円


真っ白な銃型アタッチメント。銃身とグリップのくぼみにWiiリモコンとヌンチャクを装着する
 センチュリーが手がけるWii用グッズシリーズ「Wii Choice」から、「ガンアダプター(Wiiリモコン&ヌンチャク専用)」(以下ガンアダプター)が登場した。「ガンアダプター」はWiiリモコンとヌンチャクを装着する銃型アタッチメントで、外見上は任天堂が発表しているガンコントローラ型アダプタ「Wiiザッパー(仮称)」に近いグッズだ。

 全体は白いカラーのプラスチック製で、作りとしてはシンプルなグッズだ。銃身とグリップにそれぞれ大きなくぼみがあり、ヌンチャクと接続した状態のWiiリモコンを銃身に、ヌンチャクはグリップ側にはめこむ。Wiiリモコンとヌンチャクを装着した状態では重量は274gとなる。

 具体的にWiiリモコンとヌンチャクをセットする方法だが、まず、Wiiリモコンとヌンチャクはあらかじめケーブルを接続した状態でセットする。Wiiリモコンをセットする際は、「ガンアダプター」の銃口部分にWiiリモコンを少し差し込むようにセットする。「ガンアダプター」のリアサイト部分にあたるWiiリモコンの拡張端子部分を収納するところには、可動式のストッパーがついている。先端を収納したあと、Wiiリモコンを銃身部分に沿ってはめ込み、このストッパーを降ろすと、Wiiリモコンの両端が固定される機構になっている。「ガンアダプター」ごと振っても、Wiiリモコンは簡単に外れないようになっているわけだ。ヌンチャクへとつながるケーブルは、ストッパー部の左横に開いた溝から外へ逃がす。

 WiiリモコンのBボタンは銃身部の底面に開いた穴から外に出ている。銃身部のパーツは3mmほどの厚みがあるので、Bボタンの操作性が若干だが落ちる。とはいえ、Bボタンはもともと人差し指の先で押すボタンゆえ、あまり気になる点ではなかった。Wiiリモコンの前面は両端の数mm以外はすべて露出しているので、Aボタンをはじめとするボタンはしっかりと操作できる。

 続いてグリップ部にヌンチャクをセットする。こちらはグリップ底部からケーブルを取り回すようにして、ヌンチャク本体をはめ込むような格好になる。「ガンアダプター」のトリガーの部分に穴が開いていて、Cボタン、Zボタンが飛び出る形になっている。

 Wiiリモコン部、ヌンチャク部ともにうまく成形できていて、それぞれセットすると多少締めつける程度のテンションで、両者ともぴったりと固定された。一体感は高く、がたつきなどもまったくない。片手で銃を持つようにグリップを握って、人差し指をトリガーにまわす。もう片方の手では銃身を持つように親指がWiiリモコンの前面、人差し指はBボタンにかかる。映画などで見られるショットガンを持つスタイルがもっとも近いだろう。

Wiiリモコン、ヌンチャクの装着模様。基本的にはくぼみにはめこんでいくだけと簡単だ。拡張端子などが収まるストッパー部分が少々狭いのが難点だろうか

銃身の底面からはBボタン、ガンのトリガー部分にはCボタン、Zボタンが露出する。操作性は良好だ

レオンと構えがシンクロすることで、臨場感は一段アップ! 照準もつけやすい
 現時点で「ガンアダプター」での操作に適しているタイトルは少ないと思われる。今回はカプコンの「バイオハザード4 Wii edition」で試してみた。

 「バイオハザード4 Wii edition」では、ヌンチャクのスティックで移動、」ガンアダプター」のトリガー部分に出るヌンチャクのCボタンはナイフ構え、Zボタンは走る操作になる。WiiリモコンのBボタンで武器を構えて、Aボタンでショットなどの攻撃をする。つまりショットの操作はガンアダプターの銃身側で行なうことになるので、ちょっと違和感がある。少し残念だ。

 だが、「ガンアダプター」を画面に向けて照準を構える仕草は主人公レオンの構えている姿にとても近く、想像していた以上に雰囲気がある。特にゲーム中でショットガンを装備しているときは、構える姿がシンクロして一体感が高い。実際のところは両手に持つヌンチャクスタイルが縦に並んでいる状態なので、移動などの操作性も慣れるとまったく支障は感じない。両手で「ガンアダプター」を支えているため、狙いもつけやすい。

基本の構えは写真のようになる。Wiiリモコンを振る動作は少々つらいところ
 研究所員が一番気に入ったのは、「ガンアダプター」の銃身を下げて、「ガンアダプター」のグリップにあるスティックを親指で操作し移動するという、銃を腰のあたりに下げた持ち方。この持ち方を自然にできるのが「ガンアダプター」の一番の魅力だろう。敵が襲いかかってくるや、スチャッと銃身を持ち上げて構え、そして撃つ。この一連の動きは「ガンアダプター」なしでは雰囲気が出ない。

 逆に、ナイフを扱うときや、敵に組み付かれたとき「もがく」ために、Wiiリモコンを振るときは、このアダプタでの操作に難を感じる。ヌンチャクを振りたいだけなのだが、274gあるガンアダプターを両手でブンブン振ることになるので、従来のスタイルより苦労する。銃身部をてこにして、グリップ部を振るだけでもいいのだが、いずれにしても、狙いを付け直さねばならなくなってしまう。操作に関しては慣れてしまえば問題なくできるので根本的な支障はないのだが、「もがく」のはまだしも、ナイフ操作は「ガンアダプター」であるがゆえに違和感を感じた。

 全体としては、シンプルな製品ながら思った以上に楽しめた。「ちょっとした作りでゲームプレイをより楽しくする」という、ゲームグッズらしい一品だ。成形精度も高く、バリなどもないため、扱っている感触はいい。少し気になったのは、Wiiリモコン、ヌンチャクのどちらのくぼみ部分にも、特に傷を防止するようなクッションがないところだろうか。着脱を繰り返していると、Wiiリモコンやヌンチャクの側面に擦り傷が付く可能性を感じる。

 また、拡張端子部分が収納されるストッパー内部が少し窮屈だ。ヌンチャクのケーブルを横にまわすスペースが少ないため、少しケーブルを曲げて入れるようになる。最も気を遣ったのは、Wiiリモコンを取り外す仕組みが特になく、Bボタンの少しのスペースから押し出すなど、少し強引な方法になるところ。取り出し用に穴などがあったらよかったかもしれない。

 10月25日に発売される株式会社セガの「ゴースト・スカッド」、11月15日に発売される「バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ」あたりから、「ガンアダプター」の本格的活躍の機会が増えるのかもしれない。



● ファッショナブルなエナメル素材が高級感のあるDSカードケース

「エナメルカードケース」

    メーカー:祥豊
    価格:879円
    カラーバリエーション:ピンク、ブルー、ブラック
    任天堂ライセンス商品


エナメルの質感が価格以上の高級感をだしている
3つ折りの内部は大きなフリーポケットやDSカードポケットなど収納が豊富
 ツヤやかなエナメル素材でできたDSカード用の収納ケースだ。女性用のお財布にあるようなエナメルの外観がおしゃれな一品。ケースの正面にはDSの四角いロゴマーク、横にはタグがついている。カラーバリエーションはピンク、ブルー、ブラックの3種類。今回はブラックを使用した。

 マグネットホックで閉じる3つ折りのケースで、DSカードを収納するポケットが4カ所、タッチペンホルダーがひとつ、大きなフリーポケットが1つある。内部はサラサラとした合皮のような素材になっている。

 折りたたみ時のサイズは、横10.3cm、縦が8cm、厚みは2.5cm。広げると、縦は25cmになる。

 DSカードの収納は平らに縫いつけられているポケットになっている。ポケットの素材が少しだけ伸縮するため、隙間に差し込んでいくように収納する。この収納だが、ポケットの隙間がほとんどない。力を入れて押し込むような扱いになり、少々扱いづらい。取り出し時も指を入れる隙間がなく辛いところだ。使い込んでDSカードの型がついてくると、扱いやすくなりそうだ。固定力はそのぶん高い。3つ折りにするとポケットの口は中に向くため、紛失などの危険はほぼないだろう。

 タッチペンホルダーにはDS本体に付属するペンと同サイズのものを収納できる。予備のペンを入れておく用途だろう。本体付属のタッチペンを収納すると、ペンの頭が2cmほど出るので出し入れしやすい。

 3つ折りの中央全体にあるフリーポケットは、小銭入れのようなスペースだ。GBAカートリッジなら2本、少しふくらむが詰め込むと4本ほどが入れられる。DSカードならば6~8本ほどを入れられる。DS Lite用の振動カートリッジのような細いGBAカートリッジや、「フェイスニングで表情豊かに印象アップ 大人のDS顔トレーニング」に付属する「ファイスニングスキャン」などでは3本を収納できた。ただし収納口を閉じる仕組みはないため、開くときに収納口が下にならないように気をつけたい。

 DSカードの収納部分は前述のように気になるところだが、収納量も多く、外見も良い丁寧な印象のケースだ。低価格なわりにエナメルの外観や内部の作りがよく、実際の価格よりも高価に感じられる。今回はブラックカラーを扱っているが、ピンク、ブルーもぜひチェックいただきたい。男性はもちろん、女性におすすめできる一品だ。

写真のようになかなかの量が収納できるのだが、いかんせんDSカードポケットは、使い始めは堅くきつい。使い込むことで伸縮が緩くなり、扱いやすくなりそうだ



● DSカードをはじめ多目的なポケットのついたウォレットタイプカードケース

「カードウォレットPAR」

    メーカー:デイテル・ジャパン
    価格:924円


ナイロン素材でできたウォレット型の細長いカードケース
 ナイロン製3つ折りタイプのカードケースだ。細長い形状で折りたたみ時は横13.3cm、縦5.5cm、厚みは2.4cm。広げると縦は16.9cmとなる。内部にはメッシュのポケットが6カ所あり、DSカードをはじめ、メモリーカードなどを収納できる。ケースの開閉口は横長のマジックテープになっている。

 メッシュポケットはDSカード以外にも多目的に使えるように少し深めになっている。両横にポケットが2カ所ずつ、合計4個あるのだが、片側はポケットが2段になっているため、6カ所になっている。収納口はケースの内側を向いており、さらに3つ折りになるため落下や紛失の恐れはないだろう。

 メッシュポケットはあまり締め付けることもなく出し入れはしやすい。DSカードがポケットに完全に隠れた状態でも下から押せばすっと出てくる。だが、2段になっているポケットの上側は隙間が狭く、少々きつくなった。

 多目的に作られているポケットではあるが、ケースの厚みは限られているため、余裕はあまりない。試しにGBAカートリッジを入れてみたが、マジックテープで止められるギリギリの厚みになった。ポケット同士の距離、そして厚みの限界を考えると、GBAカートリッジは1本収納するのが限度だろう。

 全体がナイロンでできており、止め口もマジックテープのため、多少詰め込むこともできそうに思えたのだが、あまり厚みがなく、大きなものは収納できなかったのが残念なところ。ポケットを含め、全体の使い勝手としては無難に感じた。価格とのバランスもよく、メモリーカードなどの、DSカードとは少し形状が異なるカード類も収納したい、という人に向いた製品だ。

DSカードを入れると少々深めで、中央に余裕ができるつくり。GBAカートリッジは入るものの、閉じるときに少し厚みが厳しくなった



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□センチュリーのホームページ
http://www.century.co.jp/
□祥豊のホームページ
http://www.shouhou.co.jp/
□デイテル・ジャパンのホームページ
http://www.datel-japan.co.jp/

(2007年9月10日)

[Reported by ゲーム環境向上委員会]



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