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Microsoft、「E3 2007 Media Briefing」を開催
年末に向け豊富なXbox 360/Windowsタイトルをアピール

7月10日(現地時間) 開催

会場:Santa Monica High School Amphitheater

サンタモニカ高校に設営された屋外ステージでMedia Briefingを開催
 米Microsoftは7月10日(現地時間)、「E3 2007 Media Briefing」をSanta Monica High School Amphitheaterにて開催した。

 E3では例年、月曜から各社のカンファレンスが行なわれ、その後、水曜からE3本番が開始されるという流れで進んでいた。しかし今回はE3の規模が縮小したことを受け、カンファレンスのスケジュールも後ろにずれる形になった。10日火曜日の夜に行なわれたこのMicrosoftのMedia Briefingが、実質的には今回のE3で最初のイベントとなる。

 Media Briefingでは、北米で年内に発売予定のXbox 360の新作タイトルを次々と紹介。またXbox Liveでの新たなコンテンツの紹介や、Games for Windows対応タイトルに関する情報などが発表された。全体的には、サプライズ的な発表は少なく、Xbox 360のタイトルの層の厚さをアピールするという色の強い内容だった。



■ 北米で年内に登場するXbox 360の豊富なラインナップを紹介

Peter Moore氏
 ステージにはまず、Microsoft Corporate Vice President, Interactive Entertainment Business Entertainment and Device DivisionのPeter Moore氏が登壇。Xbox 360用音楽ゲーム「Rock Band」のでもプレイを行なった。「Rock Band」はその名のとおり、ギターやベース、ドラムで演奏する音楽ゲームで、ステージ上では実際に3つの楽器とボーカルの4人でプレイして見せた。システム的には一般的な音楽同様、楽器を使ったリズムゲームとなるようだが、Moore氏のベースさばきはさほど忙しい風ではなく、比較的シンプルな内容に見えた。北米での発売はホリデーシーズン前としている。

 続いてはいくつかのXbox 360用ソフトがムービーで紹介され、楽器を置いたMoore氏が紹介していった。まずは「Viva Pinata: Party Animals」。日本では、「あつまれ! ピニャータ」として発売された箱庭ゲームだが、今作はこの登場キャラクタであるピニャータたちが登場するパーティゲームとなる。約20種類のミニゲームが収録されており、Xbox Liveでの対戦も可能。発売はこちらもホリデーシーズンにあわせたものとなる。

 次はBioWareが制作するタイトルとして以前から注目を集めている「Mass Effect」。美しい3Dグラフィックスとアクションシーンを見ていると、北米地域で人気の高いアクションシューティングかと思ってしまうが、中身は謎解きやストーリー性も重視したアクションRPGとなっている。これもホリデーシーズンにあわせ、11月発売予定としている。

Jeff Bell氏
 ここでステージにはMoore氏にかわり、Microsoft Corporate Vice President of Global MarketingのJeff Bell氏が登場し、「Scene It? Lights, Camera, Action」を紹介した。大きなボタンがついたオリジナルコントローラを4個同梱するのが特徴。ゲーム画面は公開されていないが、ムービークリップを使ったパズルに挑戦するというもので、年齢を問わず楽しめるという。インターフェイスから考えるに、パーティゲームとして誰でも楽しめる作品になるのだろうか。発売はホリデーシーズンごろ。

 続いて紹介されたのは、「Naruto: Rise of a Ninja」。日本だけでなく北米でも人気の高いコミック「NARUTO -ナルト-」のアクションゲームで、開発も日本のスタジオではなく、Ubisoftが行なっている。漫画やアニメのデザインを生かしたセルシェーディングを取り入れ、3Dグラフィックスでキャラクタをうまく再現している。アクションシーンでの動きも滑らかで、攻撃がヒットした際に「バン」などと日本語の書き文字が入る演出も特徴的。北米では10月に発売予定となっている。

 次はフットボールの「NCAA 08」。「MADDEN」シリーズを手がけるElectronic Artsのタイトルで、グラフィックスは相変わらずのハイクオリティを保っている。会場には、NFLチームのNew Orleans SaintsからReggie Bush氏が招かれ、Bell氏と対戦プレイ。Bush氏が見事なロングランを決めて見せた。

Shane Kim氏
 この後、Microsoft Corporate Vice President and Head of Microsoft Game StudiosのShane Kim氏も登場。Bizarre CreationsのBrian Woodhouse氏とCraig Howard氏をステージに招き、「Project Gotham Racing 4」で雨が降る街中をバイクで走るデモを行なった。こちらは北米で9月に発売予定。

Moore氏が「Rock Band」をデモプレイ。途中でうっかりポーズがかかってしまうというハプニングもあったが、歌も歌いながら最後まで演奏した 「Viva Pinata: Party Animals」。独特な色使いは本作でも健在
「Mass Effect」。SF風世界観のアクションシューティングに見えるが、RPGとしてデザインされている 「Scene It? Lights, Camera, Action」。独特な形状のコントローラが4個同梱されるという 「Naruto: Rise of a Ninja」。海外で作られた作品ながら、日本語の書き文字で演出するなど、原作テイストの再現にも力を入れている
「NCAA 08」でBell氏とReggie Bush氏が対戦。Bush氏が華麗なランニングを見せた 「Project Gotham Racing 4」。雨の日の街中をバイクで走って見せた



■ Xbox Liveにも新コンテンツを次々投入

 Xbox 360のパッケージソフトに続いて、Xbox Liveの話題が取り上げられた。現在、Xbox Live利用者は700万人に達しているという。2008年7月(次回のE3?)までには、1,000万ユーザーを目指したいとしている。

 ゲームをダウンロード配信しているXbox Live Arcadeでは、現在までに計4,500万ダウンロードが行なわれたとしている。配信タイトルについても、ムービーで次々に紹介された。このうち、セガの「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」と「ゴールデンアックス」が、本日から配信されると発表された。これは日本でも同様で、「SEGA Vintage Collection」として、各400マイクロソフトポイントで販売される。

 Xbox Live Marketplaceでは、Disney作品を始めとした映像作品のオンデマンド配信を開始することが明らかになった。配信される映像はいずれもHD映像となっており、Xbox 360の新たなサービスメニューとして今後強化していきたいという姿勢を見せた。価格は明らかにされていないが、北米では7月から、欧州とカナダでは年内に開始するとしている。

Xbox Liveのユーザー数は当初の見込みを超える勢いで伸びているという HD映像配信サービスも開始され、Xbox Liveの機能がさらに拡張される



■ WindowsにはXbox 360からの移植作も登場

 Windows用のタイトルでは、Xbox 360で発売された「Viva Pinata」と、「Gears of War」の移植版が発表された。「Gears of War」では、Epic GamesのCliffy B氏がデモプレイを実施。Games for Windowsの対応で、フレンドを招いて巨大なボスモンスターと戦うシーンを見せた。製品版では、5つのキャンペーンと新たなマルチプレーヤーモードを追加するとしている。DirectX 10にも対応し、美しいグラフィックスを実現するとしているが、Windows VistaだけでなくWindows XPでも動作するとしている。

 この後も、Games for Windows対応タイトルをムービーで次々と紹介。「Flight Simulator X: Acceleration」、「Hellgate: London」(EA)、「Age of Empires III: The Asian Dynasities」、「Stranglehold」(Midway)、「Crysis」(EA)、「Universe at War: Earth Assault」(セガ)、「World in Conflict」(Vivendi Universal Games)など、注目タイトルが数多く対応することを強調した。

Cliffy B氏によるWindows版「Gears of War」のデモプレイ。画面を見る限り、Xbox 360版と何ら遜色ないグラフィックスを実現している



■ 「Halo 3」を始めとした注目タイトルをアピール

 一通りのプラットフォームとサービスが紹介された後、ステージには再びMoore氏が現われ、「Halo 3」をはじめとした注目タイトルのプレゼンテーションが行なわれた。

 仕切りなおしての1本目は「Call of Duty 4: Modern Warfare」。リアル系のミリタリーアクションでは定番のタイトルだが、今作は現代を舞台にしており、これまでの第二次世界大戦をモチーフにしたものとは趣が異なる。こちらはXbox 360とWindowsでの発売が予定されているが、会場ではXbox 360版でのβテストを行なうことが明らかにされた。日本から参加できるかどうかは不明だが、詳細は公式サイトで発表するとしている。発売は今秋の予定。

 続いては「Grand Theft Auto IV」。ムービーのみで詳しいゲーム内容については今回は語られていないが、発売は10月16日と明確な日付が発表されている。また2008年春には、2つの新たなエピソードの配信をXbox 360限定で行なうとしている。

 次は日本のタイトルについて触れられ、中でも「Resident Evil 5」(バイオハザード5)はトレーラームービーが7月26日から配信されることが明らかになった。会場ではトレーラーの一部と思われるムービーが上映され、シリーズの雰囲気を残しつつも、かなりクオリティを引き上げたグラフィックスが見られた。

 Ubisoftの新作「Assassin's Creed」では、UbisoftのJade Raymond氏とPatrice Desilets氏が壇上でデモプレイを実施。暗殺者となって隠密行動する際の異様なまでに華麗な動きとともに、あえて衛兵を殺して人々の注意をそちらに向けさせ奥に侵入するといった、ギミック的な要素も紹介された。これもXbox 360だけで発売される作品というわけではないが、Microsoftもかなりの注目作として期待しているようだ。発売は2007年秋の予定。

 そして最後は「Halo 3」。こちらはゲーム内容について別段語られることはなかったが、「Halo 3」の発売に合わせて、オリジナルカラーのXbox 360が全世界で発売されることが明らかになった。これは日本でも9月27日に発売される予定で、価格はオープンプライス。HDDは20GBで現行機種と同等だが、HDMI端子を搭載するという(HDMIケーブルは別売り)。日本では「Xbox 360 エリート」よりも早い発売となるため、初のHDMI搭載機としても注目を集めそうだ。

「Call of Duty 4: Modern Warfare」。現代になっても戦闘における緊張感は十分。グラフィックスはさらに向上している 「Grand Theft Auto IV」。Xbox 360限定の追加要素が後日用意される 「Resident Evil 5」。ゲームの映像を収録したトレーラームービーがXbox Liveで配信される
「Assassin's Creed」。身軽な暗殺者による自在な動きと、実に美しいグラフィックスが目を引く 最後の「Halo 3」を紹介するかと思われたMoore氏だが、そこでオリジナルデザインのXbox 360を掲げて見せた Xbox 360とWindowsの2つのプラットフォームにおいて、数多くの注目作が用意されていることをアピールして締めくくられた


□マイクロソフトのホームページ
http://www.microsoft.com/ja/jp/
□Xbox 360のページ
http://www.xbox.com/ja-JP/

(2007年7月11日)

[Reported by 石田賀津男]



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