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【連載第119回】ゲームライフに役立つグッズをレポート

もうすぐ夏休み! 旅行のお供にDS Liteを持ち運ぶグッズ
プレイ環境を丸ごと収納するポーチからハードカバー、カードケースを多数試す

当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。


 いよいよ7月に入り、今年も夏がやってきた。すでに旅行の予定がある人もいるだろう。そうした旅のお供にうれしいのが携帯ゲーム機。今回は、その中でもDS Lite向けのものを集中的に取り上げる。本体はもちろん、ACアダプタ、ヘッドフォン、多数のDSカード、タッチペンなどなど、丸ごと収納して持ち運べるゲームテックの「コンプリートバッグD Lite」を使ってみた。

 ほかにもDS Lite用グッズからお出かけ、持ち運びに向いた製品をピックアップ。UGAMEのDS Lite用カバー「ハイブリッドカバーライト」を試した。また、カードケースの持ち運びに便利なカードケースホルダーでは、ゲームテック「カードケース12D」、サイバーガジェット「CYBER・カードケース(DS/DS Lite用)」、エイム「ダブルカードケースDS PLUS」、モリガング「カードポケット6+」を使い比べてみた。

【今週のおしながき】
DS ゲームテック「コンプリートバッグD Lite」
DS UGAME「ハイブリッドカバーライト」
DS ゲームテック「カードケース12D」
DS サイバーガジェット「CYBER・カードケース(DS/DS Lite用)」
DS 栄夢「ダブルカードケースDS PLUS」
DS モリガング「カードポケット6+」



● DS ゲームテック「コンプリートバッグD Lite」

「コンプリートバッグD Lite」

    メーカー:ゲームテック
    価格:1,780円


付属のショルダーストラップをつけている状態。子供向けにみえる
ストラップを外すとちょっとしたカバン内にいれておく小物入れやポーチに
 DS Lite本体はもちろん、DSカード12枚、AC電源アダプタ、別売りの太めなタッチペン、ヘッドフォンと、そろえたゲームグッズごと丸ごと収納できるポーチだ。カラーはブラックとブルーがあるが、今回はブルーを使用してみた

 外観の印象はどちらかというと子供向けの製品か? と感じられる。素材はエステル生地、ポリエチレンに近い感触だ。ショルダーストラップがついているので、子供には肩掛けスタイルが似合いそうだ。大人が使用する場合は、ショルダーストラップを外せば、あとはカバンなどに入れるようにするといいだろう。

 収納口は2カ所ある。DSカードとタッチペンの収納部が1つ。本体、ACアダプタ、ヘッドフォンの収納が1つとなる。どちらの収納口もダブルファスナーになっていて、開けやすい。内部は起毛素材になっていて傷への配慮も感じられる。

 さっそく中にDSカードや本体を詰め込んでみた。DSカードが12枚入る収納は、完全に開ききる形になっていて、一覧性がよい。ポケットも丁寧な作りで、強固なホールド力こそはないが、取り出し安い。本体用の収納は、がま口のように収納口が斜めに開く。本体をさっと手早く取り出せるようにしているのだろう。これもなかなかよい感触だ。

 本体もやはり、がっちりと内部で固定するわけではない。あまり激しい持ち運びは控えたい。ACアダプタやヘッドホンの収納はポケットになっているが、ケーブルを納めるスペースもしっかりあり、収まりがよかった。中でACアダプタやヘッドホンがDS Lite本体とぶつかってしまうかもと少し感じたが、前述のように激しい持ち運びを控えれば大きな問題にはならないだろう。本体の収納には余裕があるため、カバーなどの保護グッズを併用してもよさそうだ。

 当初ショルダーストラップをつけて使ってみていたのだが、ストラップが収納口にかかって邪魔になってしまうのは気になるところだろう。

 一見子供向けのグッズと思いきや、プレイ環境を丸ごと持ち運べる収納力、そしてそれをコンパクトに収められる。これだけいろいろと詰め込むと重くなるのでは? と思われたが、持ってみるとズッシリギッシリといった感は少なく、むしろ軽いと思えた。コンパクトに収まっていることがなによりの理由だろう。旅行や帰省などに非常にいい製品ではないだろうか。

サイズはコンパクトながら収納はたっぷり。DSカード、本体、そしてヘッドホンやACアダプタまでプレイ環境をそっくり持ち運べる。旅行のお供などによいだろうか



● DS UGAME「ハイブリッドカバーライト」

「ハイブリッドカバーライト」

    メーカー:UGAME
    価格:980円


一見、普通のハードカバーに見えるが中が2層になっている
DS Lite本体を装着。一体感が高くまとまりもいいのだが、カバーの厚みが気になる
 DS Lite本体に装着するカバーグッズ。大きな特徴として、カバーの外側はポリカーポネート素材、内部は柔らかなシリコンゴムという硬軟取り混ぜた2層構造になっていることだ。2つの層の間には写真やシールなどを挟み込むこともできる。ブラック、ブルー、ホワイト、オレンジのカラーがある。

 取り付けは簡単だが少しクセがある。DS Lite本体をそのままはめ込むとカバーのツメで固定されるのだが、内部のシリコンラバーが指で押すだけでぐにーっと伸びるほど柔らかく、伸ばしながら本体を装着しないとめくれてしまう。L/Rボタン側から倒すように装着するとうまくできた。

 カバーをつけた状態でも、電源ボタン、ボリューム調整ダイヤル、DSカードスロット、GBAカートリッジスロット、ヘッドホン端子など、必要な箇所にはすべてアクセスできる。だが、カバーの厚みが4mmほどあり、各パーツがかなり埋没してしまう。特に苦しいのはサウンドのボリュームで、成人男性である研究所員の指先では操作ができなかった。ツメの先にギリギリひっかかるかどうかというところ。いっそタッチペンを使ってしまうのも手だと感じた。

 装着時のフィット感のある製品だ。ヒンジ部分の動作もスムーズで、上下カバーの合いもよく、がたつきもなかった。装着状態で操作して気になったのは、カバー外側ふちのケバ立ち。手のひらが当たるわけだが、ザラザラとした感触が心地よくない。だが、よく捉えるとホールド感が増している面もあって、カバー全体のさわり心地を含め、ホールド感は高まっている。前述のようにカバーに厚みがあるため、L/Rボタンも若干押しづらい。

 2層構造の作りと、継ぎ目の一体感、質感などは満足度の高い製品なのだが、厚みによるアクセス性の悪化や内側のフチがケバだっていて手に刺激があるところなど、惜しいところがある。重量が増すのも気になるところだろうか。厚みと重量のぶん、傷からの保護には相当よさそうだが、もう少し製品としてのバランスをプレイの心地よさに向けてくれるとよかったのではないだろうか。

中のラバーが柔らかく、2層カバーとしてもよいでき。だが、厚みがあり操作やアクセス性に支障を感じ、かつ重量もあるのが気になる



● DS ゲームテック「カードケース12D」

「カードケース12D」

    メーカー:ゲームテック
    価格:800円


「カードポケット6+」

    メーカー:モリガング
    価格:420円


「CYBER・カードケース(DS/DS Lite用)」

    メーカー:サイバーガジェット
    価格:オープンプライス(購入価格:640円)


・「ダブルカードケースDS PLUS」

    メーカー:栄夢(エイム)
    購入価格:630円



 DSカード用のケースを4品そろえてみた。順に試した結果を書いていこう。

 まずはゲームテック「カードケース12D」。今回紹介するケースの中では最多となる12枚が収納可能だ。ケースの裏表を無駄なく使う作りで、収納量に対してスリムなのがうれしい。

 カード収納部はツメがあり、先端をひっかけてはめ込むように収納する。カチっとはまる感触があり、使い心地もなかなかによい。写真で見てもらうとわかるように、無駄な隙間がまったくないため、ケース内部で外れてしまうことがあっても、中でガチャガチャと暴れてしまうようなことにはならないだろう。

 フタは両面ともに曇りの薄い透明な窓があって、中のタイトルをひとめで確認できる。こうした細かな点をはじめ、スリムかつコンパクトで収納数が多い、と、非常に優秀なグッズだ。若干気になったのは、フタの開閉が少し固いこと。そのために、開ける際は「ガパッ」と音が鳴る。不意にフタが開いてしまわぬようにという配慮からだと思うが、堅めで、そして開閉音が少々耳障りなところがあった。

両面で12枚ものDSカードを収納できる。それでいてケースはスリムだ。保護性能としては傷からの保護は問題ないと思うが、落下や衝撃には弱いかもしれない

 続いては、モリガングの「カードポケット6+」。このケースはDSカード6枚とタッチペンを収納できる。特徴として、ケースのサイズがDSソフトのパッケージと同サイズになっている。持ち運びももちろん可能だが、家で保管しておくのにも向いているグッズだろう。

 DSカードは縦に3枚ずつを2列収納する。取り出すときに指をひっかける場所が非常に大きくとられていて、取り出しやすい。だが、その贅沢な収納スペースの使い方に少しもったいなさを感じられなくはない。タッチペンは予備の1本をしまっておくのに最適。DS Liteの細いタッチペンだけでなく、DSに付属するペンも収納できる。フタの開閉も軽やかで、やはり保存目的によい製品と感じた。

DSカード6枚とタッチペンをしまえる。写真右のようにDSソフトのパッケージと同サイズなので棚などに並べやすい

 サイバーガジェット「CYBER・カードケース(DS/DS Lite用)」。ケース内部の収納にシリコンラバーを使っていることが特徴的な、DSカード9枚、およびタッチペンを収納できるケースだ。タッチペンはオリジナルサイズのものが2本付属している。

 まず手に持って質感とズッシリ感に驚く。中にギッシリとシリコンラバーを使った結果と思うが、コンパクトな中にかなりの密度を感じる。開け口が少々特殊で、ケースに沿ったカーブを描いている。感触も堅めで、慣れるまで少し苦労する。中の密度といい、口の強さといい、衝撃などにかなり強そうなタフなケースだ。

 中を見ると、収納スペースがあいたシリコンラバーがおさまっている。ラバーは少し固めで、ソフトを押し込むとピッチリと固定してくれる。最初はラバーにはじかれてしまいソフトをうまく収納できなかったのだが、ラバーを少し広げながら入れるとすんなりとおさまる。このケースはカードを合計9枚まで収納可能ではあるが、その場合、片面の3カ所に2枚を重ねて入れるようになる。下になったDSカードを出すには上も出さなければいけないので、基本6枚、+3枚まで収納することもできる、と考えてもいいだろう。

 全体に密度、ズッシリ感から、保護力の高いケースだと感じた。それだけに少々のクセも感じたが、実用性の高いケースと思えた。ケース外側の感触もよく、スッキリとしたデザインが大人にもうれしいところだ。

内部にみっちりとシリコンラバーがあり密度、質量の高いケース。衝撃などに強そうだが、若干扱いに力がいるところがある。内部には9枚のDSカードをしまえるが、3枚は重ねて収納する形式

 最後は、栄夢「ダブルカードケースDS PLUS」。DSカードを3枚、GBAカートリッジを3枚、さらにタッチペンを収納できるケースだ。

 内部はクッション素材になっていて、ここにDSカードやGBAカートリッジを押し込むようにはめこんで固定する。感触としては堅すぎず柔らかすぎず扱いやすい。ただし固定力はかなり高いようで、取り出し時には少し力を入れる必要がある。タッチペンは、DS、DS Liteどちらの付属のものでも収納可能。

 試しにGBAカートリッジの収納部に、DS用の振動カートリッジなどを入れてみた。もちろんスペースは合わないのだが、横幅は出っ張り部分をのぞいて同じなため、出っ張り部分を取り出し用のスペースにまわすとうまく収納できた。

 ケースの開閉の堅さもバランスがよく、特筆すべき点こそないものの、悪い点も見あたらないバランスのよい製品に感じる。GBAカートリッジも持ち歩きたい人をはじめ、クセの少ないグッズが欲しい人にオススメできる。

DSカードとGBAカートリッジ、そしてタッチペンを収納できるケース。特徴がないことが個性というか、クセがなく扱いやすい。

 以上、各種カードケースを取り上げてみたが、いかがだっただろうか? DS発売当初からもう星の数ほど発売されてきたジャンルの製品だけに、今やユーザーは自分のニーズに合わせて製品を選択することができるほどのラインナップになっている。今後とも実用的でアイデアに優れた製品の登場に期待したい。



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□ゲームテックのホームページ
http://www.gametech.co.jp/
□UGAMEのホームページ
http://www.ugame.jp/
□モリガングのホームページ
http://www.moritoys.co.jp/
□サイバーガジェットのホームページ
http://www.cybergadget.co.jp/

(2007年7月10日)

[Reported by ゲーム環境向上委員会]



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