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価格:2,800円
DS「SIMPLE DSシリーズ Vol.20 THE 戦艦」は、プレイステーション 2で発売された「SIMPLE 2000シリーズ Vol.51 THE 戦艦」をDS向けにアレンジ移植したアクションシューティングゲーム。プレーヤーは、 駆逐艦「涼月」、「秋月」、「冬月」、戦艦「大和」、「武蔵」のいずれかに搭乗し出撃。ミッションクリアタイプで、'41~'43年の歴史的海戦をモチーフにした30種類以上が用意される。 プレーヤーは操作できないが、上記以外にも各種戦闘機や空母などがゲームには登場し、友軍としては戦闘機「零式艦上戦闘機二一型」、「零式艦上戦闘機五二型」、「紫電改」が、敵軍ではアイオワ級敵艦(アイオワ、ミズーリ、ニュー・ジャージー)、ガトー級潜水艦(バーブ)、エセックス級空母(エセックス、ヨークタウン、ホーネット)、戦闘機(ワイルドキャット、ヘルキャット、ベアキャット)がそれぞれ登場する。 本作は、プレーヤーが戦艦や駆逐艦の“舵”をとることはない。船はあらかじめ選択した“航路”に沿って自動的に航行。プレーヤーの役割は「砲手」として艦の攻撃をすべてコントロールすることにある。上画面には、戦闘画面や照準カーソルなどのインフォメーションが表示される。タッチパネルには敵影を捉える「レーダー」、回すとカメラが回転する「ハンドル」、さらにはタッチすることで武器が切り替わる「主砲」、「副武器」、「機銃」といた武器パネル、そして「武器発射」ボタンが存在する。
一風変わってるのは、武器の発射方法。主砲は2本あるレバーを同時に下げてから、魚雷はレバー4つとスイッチを下げてから、機銃はレバーを下げてから、それぞれ発射ボタンを押すといった具合。危機的状況に陥ったときは、タッチパネル中央左上にある「一斉射撃ボタン」を押せば、凄まじい攻撃が射界の敵めがけて炸裂する。
インターミッションでは、前述の航路選択のほか、船体の破損カ所を修理したり、新兵器を開発するといった新要素が登場。ちなみに航路選択は、選び方次第で艦の運命に大きな影響を与えるかもしれないという。 ゲームモードは、シングルプレイ用の「宣戦布告」と、プレーヤーふたりで違う戦艦に搭乗し、協力してゲームを進めていく「共同作戦」の2種類が用意されている。協力プレイは、2枚のゲームソフトと本体を使った通信プレイ、1枚のDSカードによるダウンロードプレイに対応。攻撃は友軍にもヒットするため、適当に砲撃していると敵よりも先に味方が沈むといったことにもなりかねない。
単純なシューティングゲームとして考えるなら、「武器を切り替えるたびにパネルを呼び出しレバーを下げる」といった操作は、煩雑以外の何者でもない。だが“砲撃手ごっこ”を楽しむためのツールと捉えるなら、本作のインターフェイスには相応の価値があるかもしれない。このパッケージに着目する人は「相当なマニア」かと推測されるが、このあたり、実際にタッチペンを握り、ジックリと肌で感じ取っていただきたい。
(C)2007 TAMSOFT (C)2007 D3 PUBLISHER
□ディースリー・パブリッシャーのホームページ (2007年7月6日) [Reported by 豊臣和孝]
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