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価格:9,240円(限定版)
7,140円(通常版)
「スーチーパイ」は、'93年にリリースされたスーパーファミコン用「美少女雀士スーチーパイ」から始まる麻雀ゲームシリーズ。同年にアーケード用「アイドル雀士スーチーパイSpecial」が登場すると、園田健一氏の描くかわいいキャラクタや、勝利したときのご褒美ムービーなどで人気を集め、そのほかの家庭用ゲーム機向けにも移植されたり、さらに続編も登場するなど、多数のタイトルがラインナップされている。 今回の発表会の目玉は、ナンバリングタイトルとしては「アイドル雀士スーチーパイIII」から約8年ぶりのシリーズ最新作となるプレイステーション 2用「スーチーパイIV」。今年に入ってから、PSP/DS「アイドル雀士スーチーパイIII Remix」や、同じく園田健一氏がキャラクタデザインをし、同じ開発スタッフが制作しているPSP/DS「ちゅ~かな雀士てんほー牌娘Remix」の発売が決定するなど、シリーズ自体の盛り上がりを見せていたが、その中心となるのが今回発表された「IV」となる。
一方、キャラクタ設定は一新されている。スタートの舞台はシリーズおなじみの「You&Me」。しかし、今回はゲーセンではなくメイドカフェで、場所も秋葉原という設定になっている。主人公はそのお店でメイドとして働いている御崎翔子で、彼女が「スーチーパイ S」に変身する。ここでファンなら気が付くかと思うが、彼女の姓「御崎」は、前作までの主人公「御崎恭子」と同じ。当然なんらかの関係はありそうだが、発表会では明らかにされなかった。 また、本作の見どころの1つである寸劇も、家庭用ゲーム機ということでボリュームアップ。対局中のアニメーションも従来作品の1.5倍以上が収録されている。ご褒美モードは「現在、ソニー・コンピュータエンタテインメントさんと対決中(笑)で、まだ見せられません」として公開はされなかったが、アーケード版のようにはいかないものの、ムービーを流しておしまいではなく、「てんほー牌娘」の「お探しモード」に匹敵する、プレーヤーが楽しめる「ごほうび」を制作しているという。 キャラクタデザインはもちろん園田健一氏が担当。さらに今回はメイドコスチュームのデザインを、萌え系イラストレーターとして知られるぽよよん・ろっく氏が手がけている。堤氏は「今までは園田さんにすべてをお任せしていたのですが、今回はまず社内で企画を立てて園田さんに渡してキャラクタの表情を作っていただき、ぽよよん・ろっくさんがそれにあわせて衣装をデザインして、それをさらに園田さんがリファインするという手順で作っています。2人とも社外の人間なので、それぞれとのやり取りで時間がかかり、以前よりもだいぶ苦労しました」と制作の舞台裏を披露した。
そして各キャラクタの紹介の後には、主人公・御崎翔子の声を担当する声優の清水愛さんが、翔子のコスプレで登場。コスチュームについて聞かれると「着心地いいです。もうそっくりそのまま作っていただいたので、着甲斐があります」と感想を語った。声を担当することになった経緯については「私は事務所からこういう話があるよと言われてビックリしました。麻雀が好きということもなくて、私が逆に聞きたいです(笑)」と堤氏にたずね、堤氏は「現場の中から幾人かの声優さんの名前が挙がってきて、私の中では“元気な女の子”という設定を変えたくなかったので、一番向いてるのは清水さんかなということで決めました」と答えた。 収録で注意した点については「他の皆さんはかなり個性が強くて、どっちかといったら“ボケ役”になるキャラクタが多くて、翔子ちゃんは1人で総ツッコミみたいな。全員のぶっとんだ行動に対してツッコミをいれたり、やさしく諭したり、ぼそっとあきれたりとか、かなりのツッコミ役だったので、きつくならないように、“愛情はたっぷり持った上でのツッコミ”を意識していました」という。
麻雀の経験については「ずっと前に女流雀士さんと真似事みたいなことはさせていただいたことがあるくらいで、全然自分ではやったことないんですけど、このゲームは初心者でも遊べるらしく、勝手にイカサマしてくれるみたいなことを伺ったのでちょっと安心しています(笑)」(清水さん)と語った。それを受けて堤氏は「代打ちモードがついていて、自分がやらなくてもお任せであがれるという、ルールを知らなくても手軽に遊んでいただけるようになっています」とキャラクタ好きでも遊べることをアピールしていた。
最後はパッケージやキャンペーンなど、今後のプロモーション展開について発表された。パッケージは、通常版のほかに特典の同梱された限定版が発売される。特典の内容は、「スーチーパイフィギュア・御崎翔子“メイド服バージョン”」(高さ約11cm)と「スーチーパイIV」原画集、PS2用の特典ディスクとなっている。また、通常版にはドラマCDが同梱される。 「スーチーパイ」シリーズ購入キャンペーンも実施される。6月28日発売予定のPSP/DS用「ちゅ~かな雀士 てんほー牌娘」と7月26日発売予定のPSP/DS「アイドル雀士スーチーパイIII Remix」、そしてPS2「アイドル雀士スーチーパイIV」の3タイトルをすべて購入した人にスペシャルドラマCDがもれなくプレゼントされる。さらに「てんほー牌娘」と「スーチーパイIII Remix」のPSP版とDS版両方と、「スーチーパイIV」の通常版と限定版の両方を合わせた計6本を購入した人にはポスターがプレゼントされる。
プロモーション展開では、株式会社キルタイムコミュニケーションから9月に発売されるコミック誌「コミック ヴァルキリー」にスペシャルコミックを掲載。インターネットラジオステーション「音泉。」では、8月から清水さんをメインパーソナリティとしてラジオ番組が放送される。本作に出演している声優だけではなく、シリーズおなじみの声優さんも登場するという。さらに8月17日から19日に東京ビッグサイトで開催されるイベント「コミックマーケット」にも出展するほか、「東京ゲームショウ2007」にもジャレコ史上最大級の規模での出展が予定されている。
■ 愛と勇気と友情のイカサマメイド雀士
本編の主人公。メイドカフェ「You&Me」のオープニングスタッフを勤める。麻雀好きでかなりの自信家。何故かスーチースティックを持っていてスーチーパイに変身できる。
名前:御崎 翔子 (みさき しょうこ)
■ (自称)アキバ1の萌え萌えメイド☆
コスプレ喫茶「もえすぴりっつ」(通称もえすぴ)の名物ウェイトレス。目立つことが大好きでオリジナルキャラ「まりんタン」のコスプレをしているオタク娘。ただし、人目がないところでは地味で根暗。
名前:木之下 真理 (きのした まり)
■ 肉体が武器(?)の巨乳メイド剣士
大学進学のため、東北から上京してきた。周囲に流されやすく、憧れのアキバに来てカルチャーショックを受けているうちに、いつの間にか「ハイジーン・ギルドCafe」のメイドに仕立て上げられていたという天然の田舎娘。
名前:春夏秋冬 薫 (ひととせ かおる)
■ ギャグに命をかけるお笑い天使メイド
関西からやってきたお笑い好きの天使メイド。昼は天使喫茶、夜は悪魔バーな店「Hell&Heaven」の昼の部に勤務。いつも持っている「サリちん」と年中ボケツッコミ漫才をやっている。もちろんレミがボケ役なのは言うまでもない。
名前:天使 れみ (てんし れみ)
■ アキバメイド界のカリスマ
クラシックメイド喫茶「Cafe Gentry」に所属するお姉サマで、アキバのメイドさんたちの憧れの存在。本人も可愛い女の子が大好きの危ない人。
名前:神子守 桜子 (みこがみ さくらこ)
(C)2007 JALECO LTD.
□ジャレコのホームページ (2007年6月25日) [Reported by 滝沢修]
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