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マイクロソフト、「Shadowrun」クロスプラットフォーム対戦イベントを開催
PC、Xbox360双方の利点を活かした8対8の戦いを体験!!
【豪華プレゼント付き】

6月15日開催

会場:マイクロソフト本社

 マイクロソフト株式会社は6月15日、代田橋オフィスにおいてXbox 360とWindows向けに6月21日同時発売予定の新作FPS「Shadowrun」のクロスプラットフォーム対戦イベントを開催した。なお、同イベントで獲得したお笑い芸人5番6番さんのサイン入りXbox 360やGeForce 8800 GTX(ビデオメモリ786MB)といった賞品を読者プレゼントとして放出する。プレゼントコーナーにて募集を行なうのでどしどしご応募いただきたい。


■ PCとXbox 360で相互接続可能な史上初のFPS「Shadowrun」

司会を務めたマイクロソフトXbox事業本部PRグループの巽重夫氏(左)とお笑い芸人5番6番さんの2人
ストイックなガンシューティングとファンタジーの要素がミックスされた不思議な世界観だ
 「Shadowrun」は、マイクロソフトが推進するPCゲームプラットフォーム「Games for Windows - LIVE」の目玉機能のひとつであるWindows Vista搭載PCとXbox 360での相互対戦に対応した初めてのタイトルだ。同日発売の「Halo 2 for Windows Vista」も「Games for Windows - LIVE」に対応しているが、こちらは相互接続によるマルチプレイには非対応。「Shadowrun」は、両プラットフォームのプレーヤーが混在する形で最大8対8の16人対戦を実現している。

 本作の開発元は「メックウォリアー」を手がけたFASA。舞台背景は2031年、ブラジル・サントル近郊の古代遺跡より発掘された「アーティファクト」を巡り、遺跡の守護一族「リニージ」と世界企業「RNA」の戦いを描いたゲームだ。

 FPSタイトルの定番ウェポンであるミニガンやライフルといった近代的な武器が登場する一方で、仲間を蘇生させる「リザレクト」や召喚魔法「サモン」などの神秘的な「マジック」を駆使することができるなど、古代と近未来が融合した独特の世界観が特徴だ。

 本作はe-Sportsタイトルとしても作りこまれており、開発段階から各プラットフォームのプロゲーマーがバランステストに参加している。主にマウスとキーボードを利用するPCユーザーと、ゲームパッドを用いるXbox 360ユーザーのプラットフォーム間の対戦が非常に楽しみな1本だ。

 この日のイベントでは、GAME WatchはPCチームとして参加し、他のPCゲーム誌とチームを組んで、コンシューマゲーム誌を主力としたXbox 360チームとのチーム対抗戦イベントに挑戦した。

Xbox 360チームの動きの特徴として、ゲームパッドの特性のためか、撃たれた方向に瞬時に振り向いたり、開けた場所で隅々を確認するクリアリングがうまくできていない印象を受けた。グループで動くことで死角を補う場面もあり、集団での行動を突き詰めていくことに戦略の発展性が見えそうだ

倒された仲間を蘇生させてもお金を得ることができる。様々なプレイスタイルが評価される仕組みは歓迎したい


■ クロスプラットフォーム対戦の結果はPCチームに軍配。エイミングやショートカット操作はPCが有利か

会場では8対8での対戦形式で試遊台が用意された。発売後のユーザー間のコミュニティ動向にも注目していきたい
5番6番さんが参加するエキシビジョンマッチの前に、円陣を組んで作戦を練るXbox 360チーム。5番6番の樋口さんが中心に戦略を練っている
マイクロソフト巽氏を中心に、お笑い芸人の5番6番さんと弊誌ライター陣とで記念撮影。プレゼントはたくさんの応募お待ちしています。応募はプレゼントページで!!
 会場にはWindows Vista搭載のパソコン8台と、Xbox 360を8台の計16台の試遊台が用意された。本作には攻守に分かれてアーティファクトを奪い合う「レイド」、1つのアーティファクトを両チームが奪い合う「エクストラクション」、相手チームの全滅を目的とした「アトリション」の3つのマルチプレイモードが設定されている。イベントでプレイしたのはアトリションモード。アーティファクトを獲得すると敵の位置がミニマップ上に表示される。

 アトリションモードでの基本的な動きとして、数人単位でグループとなり敵を掃討していく。たとえ倒されても味方の蘇生魔法「リザレクト」で復活可能だ。このため、敵を倒した後、死体にさらにダメージを与えて確実に復活不能にしていくことがポイントとなる。

 基本的なゲーム展開は、一般的なFPS同様にラウンド制を採用している。「Counter-Strike」のように、所持金の中からラウンド開始時に武器やマジック、テクノロジーを購入できる。お金は、ラウンド勝利や敵キャラクタの撃破、味方キャラクタの蘇生などで得ることができる。最初から強力な武器は買えないので、まずはピストルで我慢してお金を貯めるという「エコラウンド」的な戦術も有効だ。

 さて、クロスプラットフォーム対戦は、PCチームが6対2で勝利した。プラットフォームごとのバランスについては、今回の体験会での印象はまずはPCユーザー有利と結論付けておきたい。

 具体的には、上下方向から飛び掛ったり左右方向へ回りこんだりと敵に対する素早いエイミングにはマウス操作のPCのほうが明らかに有利だ。また、ショートカットキーは、Xbox 360のほうが押しやすい位置に位置し、お互い不慣れな状態ではXbox 360のほうが有利だが、ゲームに慣れてくるとキーボード上にいくらでもショートカットキーを割り当てられるPCのほうがやはり有利となりそうだ。

 一方、PCは操作が複雑なことが弱点で、FPSビギナーの視点から見ると、シンプルで直感的な操作が可能なXbox 360のほうが遊びやすい。本作に限らずアクションゲームでの初心者ユーザーに言えることだが、複雑な操作を排除してやるほうがかえってプレイに迷いの無い動きが可能となる。往年のFPSファンは、迷わずPC版をオススメしておきたいが、「Shadowrun」の原作の世界観に惹かれて購入を検討しているFPS初心者のゲームファンは、Xbox 360でプレイした方がすんなり入れると思う。

 各プラットフォームのハイエンドユーザー同士の戦いでは、少ないボタンのゲームパッド側でのショートカット設定や、デバイスに対するユーザーの要望に応えていくかが肝となるだろう。マップが攻略され、各シチュエーションの動きのセオリーが出来上がった後は、いかにユーザーの反応能力にデバイスがついていくかにも発展の可能性がかかっている。

 その後に行なわれたエキシビジョンマッチでは、MCとしてゲスト出演したお笑いコンビ「5番6番」の樋口和之さんがXbox 360サイドに参戦した。「クロムハウンズ」で世界ランキング1位のチームに在籍する実力を見せ、マイクを使ってリーダーシップをとっていたが、まとまった動きのPCチームは手ごわかったようだ。

 対戦イベントではFPS経験の豊富な参加者を集めたPCチームが勝利した。筆者は将来にわたり本作がコンシューマユーザーとPCユーザーを繋ぐ代表作に成長して欲しいと願っているが、反面でデバイスやハードウェア環境の異なるクロスプラットフォーム環境下でいかにユーザーに公平性を見せていくかに期待したい。

 この日のイベントで気になったのは、各プラットフォームの環境が不公平だったことだ。いずれもボイスチャット機能を有しているのだが、PC側にはインカムつきのヘッドセットが用意された一方で、Xbox 360側に用意されたのは通常のヘッドフォンだけだった。単純に数量が足りなかったのか、意図的なものなのかは不明だが、このためにXbox 360チームは互いの連携がとれず、各個撃破されるシーンが目に付いた。

 公式な試合だったら、必ず物言いが付いて再試合になるレベルのミスだが、今回は同作のキーフィーチャーであるクロスプラットフォーム対戦の完成度を一足先にメディアに見せることに重きを置いたイベントだったため、再試合は行なわれなかった。声による情報交換はチーム戦では非常に重要であることを再確認したと共に、「Shadowrun」をプレイする際は、ぜひヘッドセットを付けてプレイすることを強くオススメしておきたい。

マジック「サモン」を使用すると召喚獣「ミニオン」が現れる。近くにいるキャラクタに構わず襲いかかる。膠着した戦線に血路を開く強力なモンスターだ 登場する武器は正確なエイミングを重視するものより弾幕を張るものが多い

倒した敵の体は完全に破壊して復活不能にさせる。非常に硬いためサブマシンガンなどの軽火器ではなかなかトドメをさしきれない ラウンド最初にはマジックや武器などを購入する。倒されると武器は落としてしまうが、テクノロジーやマジックは次のラウンドでも使用することができる。展開を考えつつ取得していきたい

(C)2007 Microsoft Corporation. All rights reserved.

□マイクロソフトのホームページ
http://www.microsoft.com/japan/games/
□「Microsoft Shadowrun 日本語版」のページ
http://www.microsoft.com/japan/games/shadowrun/
□「マイクロソフト 2大 FPS 同時発売 プレゼント キャンペーン」のページ
http://www.microsoft.com/japan/games/fps_present/
□関連情報
【6月18日】ゼネラルオートサービス、「Pro Gamer Command Unit」
WIN「Halo2」の推奨デバイスに認定
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070618/ms2.htm
【6月14日】ゼネラルオートサービス、「Pro Gamer Command Unit」
WIN「Halo2」の推奨デバイスに認定
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070614/pgcu.htm
【5月28日】マイクロソフト、WIN「Microsoft Shadowrun 日本語版」
Xbox 360「Shadowrun」と同時発売
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070528/sr.htm
【5月22日】マイクロソフト、Windows版「Halo 2」の発売を延期
発売は約1カ月先の6月21日
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070522/halo2.htm
【4月24日】マイクロソフト、WIN「Halo 2」5月25日発売決定
Vista専用で高解像度化。予約キャンペーンも実施
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070424/halo.htm
【4月24日】マイクロソフト、「Games for Windows - LIVE」記者発表会を開催
5月25日正式サービス開始、PC/Xbox双方のLIVE IDを一元化
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070424/gfwlive.htm
【3月15日】米Microsoft、Game for Windows LIVEを5月8日よりスタート
「Halo 2 for Windows Vista」を同日発売、6月には「Shadowrun」をリリース
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070315/mslive.htm

(2007年6月18日)

[Reported by 三浦尋一]



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