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【佐伯チズ式 夢美肌 ~Dream Skincare~】
価格:4,500円
「夢美肌」は、ニンテンドーDSを使い、楽しみながら美肌に取り組むことができるスキンケアナビゲートソフト。エステティックや美容関係で非常に有名な佐伯チズ先生が監修を行なっており、同作に収められている動画などにも登場し、肌のチェック方法などをわかりやすく解説している。 14日に同社で行なわれた発表会には佐伯チズ先生のほか、同作のディレクターの野沢仁美さん、デザイナーの西村有紀子さん、プロモーション担当の山宮友美さんらが出席し、同作の魅力をアピールした。実は「夢美肌」の制作チームは、ソフトの性質上、女性で構成されているという。制作のきっかけとなったのは、野沢さんが「ニンテンドーDS」を手にしたところからはじまった。野沢さんは「ニンテンドーDSを手にしたときコンパクトのようだと思った。さらに、魔法のコンパクトのようにならないかなぁとも思った」ということで、コンパクトの形状をしたニンテンドーDSからスキンケアといった発想に繋がったのだという。 そこから野沢さんは同僚にこの企画を話してまわったところ、「良いんじゃないの」といった反応が返ってきたことから自信を深め、仲間を募っていき企画を進めていくことになったのだという。 「夢美肌」ではただ美肌を追求するだけではなく、KONAMIが得意としている“エンターテインメント”なアプローチを追求し、様々なアイディアが投入されている。ホルモンバランスと美容との関係は深く、悩んでいる女性は多いという。しかし一方で基礎体温のチェックなどは面倒でもあり、おっくうになっているという。そういった人でもなるべく「簡単に」、「楽しく」、「飽きない」ように入力でき、基礎体温と体重データを1年間分記録することができる。 日々の体調などのチェックは重要だが、こういったところからスケジュール機能も収録されている。タッチペンを使用し、なるべく簡単に入力でき、シールなどを貼ってデコレートできるようになっている。シールやアイコンのデザインにも気を遣い、女性が使って楽しいものとなっている。ここでもちょっとしたアイディアが披露された。たとえば結婚式やデートなど女性にとって“勝負日”が存在する。この“勝負日”を指定でき、その日のためのスキンケアなどの情報を提供できたらという。 アイディアの一環としては、各種ナビゲートしてくれるキャラクタの存在も明らかにされた。女性で機械が苦手な人は多い。制作者側もこのハードルを下げるためには色々と頭を悩ましたようだ。そこで「夢美肌」では、インターフェイスとしてはタッチパネルのみで操作が完結させている。つまりボタンを一切使用しないのだという。そして画面のあちこちには可愛らしいキャラクタが登場する。ネコ、ヒヨコといった定番からハリネズミというちょっと珍しいキャラも登場。なぜキャラクタが登場するのかと言えば、「(プレーヤーと) 一緒に活躍してくれる仲間がいればがんばれるよね」と言うことだという。
このほかにも、それぞれのユーザーの個性を反映させるためにデザインを変更できる機能や、食事のレシピが収録されるなど様々なコンテンツが収められている。また、佐伯チズ先生の「女性は内面から美しくならなければならない」と言うところから、コラムやクイズによって知識や知恵などを得ることができる「大和撫子豆知識」といったコンテンツも収録されている。 佐伯チズ先生を起用した理由は、「母や祖母から友人まで、幅広い世代にファンがいる。そこでお願いしてみたら引き受けていただいた」と言うことだとか。佐伯先生はゲームは新しいジャンルだと言い「私は機械音痴でまったくできない。字離れしてしまっている若い人達から、機械音痴の高齢の方まで誰もが使えるように作って貰えるのであれば」と引き受けることにしたという。 ちなみに、佐伯先生は「私は自分でしてきたことしか言わない」ということで、「夢美肌」の制作にあたっても、「作っている人の肌が綺麗でなければならない」という観点から「あなた (野沢さん) の肌が綺麗になったらやりましょう」というところからスタートしたとか。一方、野沢さんは「佐伯先生のお話は非常に参考になって、毎日お会いするのが楽しみだった」という。 佐伯先生は常々「(化粧を始める年齢が低下しているが) 10歳代の人には『化粧するのではなく素肌を大切に』と言っていて、逆に高齢の人には『諦めちゃだめよ』と言っている」と語り、「綺麗になるのはお化粧をするということではない。お金をかけるのではなく、自分の手先だけで美しくなれるし、女性には内面から美しくなって欲しい」とアピールした。 制作にあたっては佐伯先生のハードルは高く「これじゃないのよ!」といったやり取りが常にあったという。しかし佐伯先生によれば「でもKONAMIはそれを実現してくれた。だから、家でこんなに綺麗になれるのかというくらい内容が入っている。人からは『入れ過ぎよ』と言われた」と苦労の果てに充実の内容となっているようだ。
佐伯先生は前述の通りターゲットについて、「若い人から高齢の方まで」としており、さらには「男性にもやって欲しい」とアピールしている。ちなみに弊誌の読者層は圧倒的に男性が多いが、佐伯先生によれば「男性の“綺麗”は清潔であること。頭皮のマッサージだけでずいぶんと綺麗になれる」とアドバイスしてくれた。パートナーの女性にプレゼントするも良し、自分で使ってみるのも良さそうだ。
(C) Chizu Corporation (C) 2007 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.
□KONAMIのホームページ (2007年6月14日) [Reported by 船津稔]
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