CEROレーティング：A (全年齢対象)

　株式会社ディースリー・パブリッシャーは、ニンテンドーDS用ソフト「SIMPLE DSシリーズ Vol.19 やればできる! THEマイクロステップ技術で覚える英単語」を7月26日に発売する。価格は2,800円。CEROレーティングはA (全年齢対象)。

　DS「SIMPLE DSシリーズ Vol.19 やればできる! THEマイクロステップ技術で覚える英単語」は、潜在記憶に重点を置いた英単語学習ソフト。TOEICで600点以上を目指している人、英単語の勉強が長続きしない人、自覚できない記憶の定着速度=実力の向上度を正確に知りたい人などを想定して作られているという。

　タイトルの“マイクロステップ”とは、自覚できない実力の向上度のこと。人間の記憶には“顕在記憶”と“潜在記憶”の2種類があるとされている。顕在記憶とは“一夜漬け”効果による記憶のことで、これは一週間もすれば思い出せなくなるという。一方の潜在記憶は、わずかずつながら長期間残る記憶で、反復学習の積み重ねで一定レベルに到達すれば、いつでもその知識が使えるようになるという。潜在記憶の定着速度には大きな個人差があるものの、本作を使って英単語を学習すれば、ユーザー自身の潜在記憶定着速度を正しく知ることができるとしている。

　本作では、ユーザーの学習レベルをSS・S（TOEIC730点以上）、A・B（同730～600点以上）、C・D（同600点前後）、E（600点未満）に大別。レベルごとに310単語、計2,170単語を収録。単語は、複数ある大学受験用の英単語本から抽出し、難易度ごとに編集されている。

　ソフトは、タッチペンによる細かい操作やイヤホンを使用しない。毎日10分～20分ただ液晶画面を眺めるだけでよく、通勤時間やちょっとした待ち時間などを学習にあてられる。毎日ではなく、1日で2日ぶんまとめて学習してもペースが乱れることはないが、あまり間隔があいたり、1日にまとめて何日分もこなすと、実力の向上度が正しく算定できなくなるという。

　使い方は「単語」と「和訳」を見て「自己評価」を繰り返すだけ。単語ごとの自己評価は「良い」、「もう少し」、「だめ」、「全くだめ」の4段階。自己評価を単語ごとに記録し分析することで向上度が正確に測れる仕組みになっているが、10日ごとに行なわれる定期テスト「単語テスト」でも客観的な成績の向上が確認できる。マスター済みの単語は学習リストからはずれ、すべての単語をマスターした難易度は修了となる。本当に身についたか不安になったときは「確認テストモード」を使えばマスター済み単語のスペルと和訳を再確認することができる。

　ユーザーの学習モチベーションを保つため“ペットキャラクタ”機能を搭載。いぬ、うし、ライオンなど可愛らしいキャラクタがマイクロステップ理論を解説。きちんと勉強すればペットの部屋をさまざまなアイテムで飾ることができるようになる。この他にも、一日あたりの学習単語の量が増やせるペースアップ機能、ボリュームアップ機能など、個々に応じたカスタマイズ機能を用意。効率よく英単語を勉強したい人には注目の1本だ。

【スクリーンショット】

(C)2007 マイクロステップ
(C)2007 Vingt-et-un Systems Corporation
(C)2007 D3 PUBLISHER

□ディースリー・パブリッシャーのホームページ
http://www.d3p.co.jp/
□関連情報
【4月13日】D3パブリッシャー、「SIMPLEシリーズ Awards 2007」発表
「THE 地球防衛軍」シリーズ強し!!
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070413/simple.htm

(2007年5月31日)

[Reported by 豊臣和孝]