|
会場:東京ビッグサイト
【アルキメDS】
価格:2,100円
そんなイベントの中で“ゲーム”として出展されていたのが「アルキメDS」。ブースが会場入り口に近い位置であったこともあり、多くの人が足を止めていた。しかし、ハッキリ言って「アルキメDS」はプレイしてみなければ、どんなソフトなのかがまったくわからないのもまた事実。取材中の1時間少々のあいだでも、「遊んでいってください!」というスタッフの積極的な呼び込みに、ブースに立ち寄りプレイしていくひとも多かった。 改めて説明すると「アルキメDS」は、2人~4人で遊ぶソフト。ダウンロードプレイに対応しており、1枚のソフトで遊ぶことができる。内容は、親となる人が“お題”を出題。みんなでそのお題に沿った答えを記入。みんなの答えは最初は親しか見れないが、その答えを見て親は発表していく。最後にみんなで答えを見てどれが良いのか投票。集計は座布団の枚数で現わされる。つまり、このソフトは1人で遊ぶことができないソフトなのだ。 「アルキメDS」はあくまでもシステムだけで、その面白さの発見はユーザーの手にゆだねられている。初めに親を決めるのも立候補かもしくはみんなでワイワイと話し合って決める。そしてプレイしてみるとわかるのだが、ただ単にお題に答えるだけであればそれほどおもしろくはない (つまり自分がおもしろくないと言うことだ!)。この課程にみんなでワイワイ話しながらやるところに面白さがある。たとえば答えに窮して適当に書いて、みんなから一斉に突っ込まれ一生懸命自分の答えを言い訳している姿がまたおもしろい。「アルキメDS」だけでなく、プレイする課程の会話までゲームシステムとして考えられた上で設計されている。個人的にはWi-Fiコネクションに対応していればと思ったが、会話が発生しないことを考えると、実は殺伐とするばかりでおもしろくない可能性が高い。 ちなみに、最後の答えの発表は順番に発表していって最後の答えをオチに使うこともできれば、一斉に発表するという手段もある。また、お題を出してそれに答えるだけでなく、たとえば「夏に食べる果物とは?」というお題を出して、違う答えを出した人がバツゲームといった逆転の発想もアリ。さらに裏をかいて、あえて「愛とは?」といったまじめな質問を出し、どう答えるのか見るのもまたおもしろい。そういった意味でも楽しもうという姿勢さえあればいくらでも楽しむことができる。 出展されたイベント会には、いつもの我々が取材させてもらうゲーム系のイベントとは違う客層であった。そんな中で、女性客も非常に多く見受けられ、「アルキメDS」を楽しんでいく姿も見られた。こういったタイプのソフトは実は若い女性などに大いにウケるようだ。会場でプレイしているのを見ていると非常に楽しく、「ケイタイに欲しい機能は?」というお題に対して、「呼ぶと返事してくれる (たぶんこの人の部屋は散らかっているのであろう)」といった比較的まじめ (?) な答えを書く人もいるなかで、ある人は「彼氏」と書いていて、笑わせてもらった。その人の素が出るソフトで、コミュニケーションツールとして不特定多数の場でも活躍しそうだ。
実際に遊んでみることが重要なソフトだけに、イベントへの出展が気になるところだが、現状では予定はないが、機会があれば積極的に出展していきたいという。もし手にする機会があればぜひとも積極的に参加していただきたい。
Copyright (C) 2007 SKIP All rights reserved.
□スキップのホームページ (2007年5月28日) [Reported by 船津稔]
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp Copyright (c) 2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|